SM小説『女秘密捜査官、堕ちる』

二次元世界の調教師 作




 

1-3.背徳の自瀆行為

 授業を始めて早々に私の体は悲鳴を上げていた。日本国内で考え得る最高レベルの訓練を受けて、生きた兵器と言えるくらいに鍛えられ人間同士の戦闘なら無敵である筈の私だが、女の性に関わる急所だけは鍛えようがなかったのである。そう、それは忌まわしい貞操帯によって完璧にガードされた股間である。一週間禁欲を余儀なくされて強烈な欲情が火を噴いている前後ホールには、十分な太さで刺激玉の埋められた人造男根をくわえさせられているのだが、教室内で一寸脚を踏み出した途端に、それまでわだかまっていた甘美な戦慄が猛烈な勢いで背筋を突き上げて来たのだ。

ーーおおう! いい~っっ!! ああ、こ、こんな……もっと刺激が欲しい、もっと……

「先生っ!」
「な、何?」
「顔が真っ赤ですよ。それに……トイレに行きたいんじゃないですか?」
「え!? そ、そうなの、実は体調が悪くて。ごめんなさい、みんなしばらく自習して待っててくれるかしら」

 突然声を掛けて来たのは木村君と言う男子だ。学力が低くお調子者で、実は私の事を特別に好いていてくれるらしく、周囲にもそう公言してはばからないような生徒である。勉強がわからないせいでもあるが、このクラスで唯一注意する必要のある言動を取る事があって、恐らく私に構って貰いたいのだろう。でもそんな彼が、他の生徒なら失礼でとても言い出せないであろう言葉を掛けてくれて助かった。彼に気付かれてしまったと言う事は、私の無意識な体の動きは相当目立っていたわけで、いつの間にか火照っていた顔がますますカーッと紅潮してしまう。木村君を幻滅させていなければ良いのだが。

 ああ、何と言う恥ずかしい事だろう。ついに恐れていた、私を見境のない淫乱女に変えてしまう禁断症状が現れ始め、わずかでも快感を得ようと腰が勝手にグラインドして、女性器と尻穴に打ち込まれたボコボコの筒具が内部で擦れ合う心地良い刺激を貪ってしまっていたのである。そのため私がトイレを我慢しているように見えたのだろう。授業中トイレに立つ生徒がいれば必ずや厳しく叱責する私であるから、こんな不始末を生徒達はどう見ている事だろうか。私は、とりわけ何も知らない美菜子の視線を痛い程感じながらも、木村君の指摘に従いトイレへ向かった。

ーーああ、美菜子ごめんなさい。ママのこんな無様な姿を見せてしまって。だ、駄目だ、どうしても腰がくねってしまう、こんなバカな……くそう、望月め! こんな凸凹は反則だわ……

 身内に猛然と込み上げて来る淫情に負けて腰を使ってしまった事を木村君の言葉で自覚させられた私は、恥を忍んでトイレに立つため授業を中断すると言う教師にあるまじき決断を下したのだが、だからと言って股間を中心に恐ろしい勢いで燃え広がり始めた苛烈な欲情は一刻も治まってくれるわけではない。私はまるで小学生の女児がおもらしを我慢しているかのようにスーツの股間を両手で押さえ、モジモジと腰をよじりながら教室を出ようとする。すると気の触れそうな欲求不満は少し治まってくれるものの、代わりに前後の淫穴を占拠した嫌らしい人造ペニスが薄い粘膜越しにゴシゴシと擦れ合って快感の火花が散り、生徒達の目の前で絶頂の恥を晒してしまわぬよう必死だった。私を監視調教するためにやって来た望月の手で定期的に貞操帯を外され陵辱を受けた後内部に含まされるペニス型は、少しずつ太くなったり刺激を加えるための突起が加わったりして徐々に責めを強化されているのだが、今私の前後を貫く筒具はこれまでになく卑猥なデザインのパール玉内臓で見るからにゴツゴツしており、刺激も強烈なのだ。特にアナルをズンズンと突き上げて来るおぞましい快感が凄まじく、私はヘラヘラ笑いながらこれを仕込んで来た望月を恨みながら、歯を食い縛って下半身が溶けてなくなりそうな悪魔の愉悦に耐える。当然が脚がフラついてとても早くは歩けず、教室中の生徒達の前で廊下へ出るまでのわずかな距離が恐ろしく長く感じられた。

ーーあ、イク! イクううっっ!!

 ぶしゃっ! ようやくほとんど転げるようにして廊下に出た瞬間、ほっと安堵のため息を付いたのも束の間、私の腰は最早何の慎みもためらいもなく大きく振りたくられて、目も眩むような猛烈な絶頂が弾ける。何とか声が出てしまうのだけは手で抑え、閉じたばかりのドアにもたれ掛かって激しく乱れる吐息を落ち着かせながら、私はあまりの情けなさで酷く暗鬱な気分に陥った。日に日に強まる性感地獄の中救いと言えたのは、どんなに激しく気をやろうと淫声を堪え平静を取り繕う演技が身に付いた事だが、全身性感帯に改造された体の恥ずかし過ぎる生理反応を抑える事は不可能だった。それは絶頂を迎えると同時に、必ず大量の潮を吹いてしまう、言い換えれば失禁してしまう事である。監禁されている間毎日の日課として、望月の指でGスポットを責められて強烈に昇り詰めながら少なくとも10回は潮を吹く訓練を施された私の体は、条件反射のように体液を吹き上げてしまう反応が刷り込まれてしまったのだ。辛うじて小用だけは可能な貞操帯のため廊下を汚す失態だけは避けられたが、わずかに穴から洩れて内股を伝うのと、内部に溜まった液体の冷たい感触が、オルガスムスの狂乱から冷めつつある私を惨めな気分に誘ってやまない。やはりトイレに立つ必要があるようだ。

ーー教室の中でなくて、良かった……ああ、でも……もう浅ましいマネはやめるのよ! 私のカラダ

 身も心も蕩けさせる甘美な絶頂の瞬間だけは、この地獄の日々の辛さを忘れる事が出来るのだが、すぐ又理性の蘇った私は、なおもはしたなく二穴で人造男根を喰い締める快感を貪ろうとして止まない淫らな体の反応を堪えようとするが、歩くため脚を踏み出す度に人並み外れて鋭敏に改造された膣と肛門の内壁をズリズリと効果抜群の刺激突起で擦り上げられる感触は、禁断症状が発症する一歩手前の私にはあまりにも甘美であった。こうして見る者がいればモンローウォークのように見えるであろう、大きく尻を揺さぶりながらの歩行と言う痴態を晒しながら廊下を行き、何とか最寄りのトイレにたどり着くまで次のアクメを我慢したのは不思議に思われる程だった。

 個室に入り便座に腰を下ろした私は、酷く惨めな気持ちに苛まれながら、恐ろしく丈夫な軽合金製貞操帯の前ポケットをずらし、内部に溜まった尿を排泄した。そしてその時二穴アクメの壮絶な快感が打ち消していた最も辛い部分がズキンズキンと脈動して限界近くまで膨れ上がり、刺激を渇望してしまっている事を私はハッキリと自覚する。

ーークリトリスに触りたい! このままでは本当に気が触れてしまいそうだ……

 やつらのおぞましい施術によって尋常ではあり得ない巨大な肉塊に変化させられた私の肉真珠は、本来男性用だと望月に嘲笑された「ペニスサック」と呼ばれる、貞操帯内の収納ボックスの中に二重に格納されており、どうやっても外部から刺激を与える事は不可能なのだ。小用が可能な穴の中に尖った物を入れてみても、自慰防止板と言うメッシュのような軽合金の網が妨害して、絶対サックの中には届かない。すなわち男性が性欲を発散する事を完璧に封じる仕組みなのである。恐らく性欲盛んな普通の男性がこんな物で禁欲を強制されたなら、小用時にさえペニスに触れる事が出来ずあまりの焦れったさに音を上げて、鍵を持つ「ご主人様」にひれ伏すよりないのではないか。ちょうど今の私がそうであるように。本格的な性交や自慰行為のみならず性器自体への刺激を一切封じられるのは、それ程残酷な仕打ちなのだ。肌に痛い程喰い込んで装着されたこの貞操帯にはワイヤーが入って指一本入れる事も出来ないし、刃物で切り裂く等の破壊工作も無理だ。それこそ警察や自衛隊の特殊技術で壊すよりなさそうなのだが、組織の監視下に置かれている私がそんな助けを求めるなど自殺行為だ。やつらは約束違反を犯した私を口実に、嬉々として娘の美菜子に毒芽を伸ばす事だろう。

 さて「尿」と言ったが正確にはさまざまな恥ずかしい私の体液が入り交じった液体である。汗、そして愛液……ひょっとしたら小水自体より多く溜まっていたかも知れない。そしてそんな事を意識してしまうと、淫らに肉体を改造された私はどうしても心まで淫魔に乗っ取られそうになってしまう。

ーーああ、気持ちいい……だ、駄目だ、何とか気をそらさなくては

 「排泄」している時も、膣口を抉るようにめり込んだ刺激突起付き人造ペニスに、私のはしたない粘膜は切なく絡み着いてギュッと締め上げてしまうのだ。するとたちまち下半身が溶けてなくなりそうな素晴らしい快感が迸り、アナルまで締まって泣きじゃくりたくなるくらい気持ち良い。今私を悩ませている二本のバイブは「特注品なのよ」と、私の調教に執念を燃やす望月が言った代物で、その言葉通り私の体の性感帯を知り尽くしたやつが加えた特大イボ状のパール玉の刺激にはもう降参したい気分だ。挿入されているだけで性感増幅術を施された性器の中でも特に弱い部分にピトリと玉が密着する夢見心地の感触が私を打ちのめし、常時ジクジクと淫液の分泌が止まらず貞操帯の中を汚しているのである。
 
 Gスポットと言うらしいがその一番弱い部分を、望月に初めて探り当てられた時の恥ずかしさを、私は一生忘れないだろう。クリトリスを肥大させる刺激と合わせて、やつの憎らしい程巧みな指がそんなに感じるわけがない膣内のある箇所を刺激した瞬間、信じられないくらい強烈な異次元の快感が弾けた私はビューッと勢い良く噴水のような体液を吹き上げてしまったのだから。初日の3P調教で、主人とのセックスでは味わった事のなかった激しく極める感覚に恐れをなしていた私にとっても、さらに衝撃的な快感であった。

 私は性の歓びとは心理的に占める部分が大きく、愛する男性との行為でなければ絶対に快感を覚える事はないのだ、と固く信じていた。熱愛の末結ばれた主人には抱擁され唇を合わせただけで目くるめくようなエクスタシーを覚えたし、その後の性交も本当に満ち足りた幸福なものだった。反対に、とりわけ制服の学生時代によく遭遇した痴漢に体を触られた時は嫌悪感を覚えるだけで、好きでもない男性に体を触られて快感を感じてしまうなんてあり得ないとしか思えなかった。だが、組織の連中に捕らえられ乱暴に輪姦された時、私は自分の中に眠っていたマゾの性癖を目覚めさせられ、性に関する自分の考えを百八十度転換させられたのだ。何しろ愛するどころか夫の仇敵である憎い男共に犯され、汚らしいペニスをしゃぶらされながら、信じ難い程体が燃え上がって何度も失神するまで絶頂を覚えてしまったのだから。

 もちろんただ体を拘束され無理矢理犯されたのであれば、やはり私が恥ずかしい反応を示してしまう事はなかったであろう。憎んでも憎み切れないのは、女を籠絡する専門家の調教師望月の手管である。初めに薬物を注射されてから、やつの指示でじっくり体中の性感帯を探られてしまってから、私の転落は始まったのである。悔しいが望月はやはり卓越した女責めのエキスパートであり、あんな責められ方をして狂わない女はいないと思う。

ーーああ、アソコもアナルも気持ち良くてたまらない……なのに、イケない! クリペニスに触れる事が出来たら、すぐに弾けてしまうだろうに

 嫌になる程タップリと時間を掛け、強力な媚薬やおぞましい器具まで用いて来る望月の手で、私の体は全く自分の意思では制御不能な、淫らな人形に変えられてしまった。貞操帯の小窓から体を汚しながら尿を排泄すると言う屈辱にも情けなくM性が働いてしまう私の肉体は無意識に嫌らしく反応して、二穴バイブをきつく喰い締めてその快感に陶然となってしまう。そして最も激しく疼いている巨大クリトリスに刺激が与えられないため頂点に達する事も困難な私は、これまで忘れていた他の急所の猛烈な火照りを自覚して慄然とした。

ーーいつの間にかお乳まで凄い事に……教師である私が授業を抜け出して、こんな事をしていいのか……で、でも、ウヒイッッ!!

 外界との刺激を遮断されたクリトリスの代わりと言うわけか、その時私はノーブラを余儀なくされている両乳房の異常な欲情を自覚し先端で火のように疼く乳首を弄りたいと言う悪魔の誘惑を頭の中で聞いたのだ。授業を中断してトイレを使う事自体私の倫理観では教師として許し難い行為なのに、隠れて体を慰めるなど言語道断もいい所だ。しかし淫改造された私の体は排泄しながら二穴バイブ喰い締めを楽しんでしまった時点でたがが外れてしまっていた。そして一度外れたたがが二度と戻らないのも世の習いで、私の手指が勝手にブラウスをはだけノーブラの乳頭を摘まんでしまうのもまるで制止出来なかった。その瞬間目も眩むような快楽の火花が散って、内心で叫んだつもりだった私の浅ましい悲鳴は実際に唇から洩れてしまったようだ。

 もともとうとましいくらいに豊満だった私の乳房はやはり望月の指揮する男達の調教の洗礼を受けて爆乳と言っても良いくらいの大きさに膨れ上がってしまったが、十分に媚薬成分をすり込まれて常時発情したような猛烈な腫れが治まらない。中でも先端の両乳首は本物のグミみたいなプリプリの勃起がデフォとなり、それが以前のクリトリスに匹敵するような性感の集中する塊なのだから、ブラジャーを着ける事すら出来ないのだ。出来る限りゆったりと服を着て刺激を避けるよりないのだが、何かの折に布地に触れるだけで声が出てしまいそうな快感が走って、寝ても覚めても二穴バイブを味わわされている股間の快楽と共に私を悩乱させてしまう。そんな大きな二粒のクリトリスみたいな勃起乳首を摘まんでしまったのだから、淫声が洩れてしまうのも志方がなかったろう。そして乳頭に触れただけで気もそぞろになってしまう私が、自然と雄大な胸の膨らみを揉み解す完璧な自慰行動で自分を貶めてしまうのも時間の問題に過ぎなかった。股間と違って全く刺激せず放置していただけに、柔らかく乳房を揉み、乳首をクリクリと転がして発生する目眩く快感はあまりにも素晴らしく、私はもうはしたなくアア、アア……と尾を引く嬌声を洩らしながら、乳揉みオナニーに没頭してしまっていた。

「ア、イクウッッ!!」

 ぶしゃーっっ!! もちろん二穴バイブもしっかり喰い締め腰を回していたのだが、主として乳房への刺激で程なく達して声も防げなかった私は、その昇天の瞬間肉体改造のもう一つの恥ずかしい反応として、シャーッと勢い良く白いミルクを乳首から噴出してしまう。女性器が潮を吹いてしまうのと同様、私が絶頂に達した時の恥ずかし過ぎる体反応なのだ。

ーートイレの中を汚してしまった、恥ずかしい……早く教室に戻らなくては

 母乳を出してしまうまで完璧なアクメを味わってしまったから、結構時間が経過してるだろう。激しい絶頂の余韻で息を荒げながら、小康を得て理性を取り戻した私は教室に帰るためフラフラと腰を上げて個室を出た。だが四六時中腰に食い付いて離れない貞操帯の中に仕込まれた立派過ぎるペニス型は、廊下をヨロヨロと進む度に私の感じ過ぎる粘膜を刺激して止まない。せっかく授業を抜け出しトイレの中での自慰行為で治まった筈の欲情はたちまちぶり返して、私は廊下の途中で何度立ち止まってお尻を振りたくり、乳房を揉みしだいて気をやってしまおうか、と誘惑に駆られた事かわからない。何しろ恐ろしい禁断症状が完全に現れるのも時間の問題なのだ。気を抜けば歩きながら絶頂に達してしまってもおかしくなかった。

ーー生徒達が待ってるわ、急いで教室に入らなくては……ああ、もう、駄目え、我慢出来ないっ!

 そんな歩きだから時間も掛かり、目指す2年B組の教室を目前にした頃、腕時計に目をやった私はハッとする。もう授業が半ばを過ぎようとしているではないか! だが、ドアに手を掛けて開くより前に、私の淫改造された体は限界を迎えていた。凄まじい欲情の嵐が股間を中心に渦巻いており、とてもこのまま授業を再開出来る状態ではなかったのである。私は情けなさの余りわずかに涙をこぼしながら、ドアにすがりつくようにして体を預けると、我慢していた破廉恥な行為に耽る。すなわち二穴バイブを力の限り喰い締めながら激しく腰を振り、乳首を摘まんで乳房を揉み回したのである。ドアを隔てた教室の中では、わが娘美菜子を初めよく躾けられた生徒達が私の帰りを大人しく待っているだろう。その背徳のスリルも加わってトイレの中以上に猛スピードで天国へ飛翔した私は、又も母乳を噴出して服を汚し潮を吹いて貞操帯の中に体液を溜めてしまったのであった。



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作者二次元世界の調教師さんのブログ

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