1.聖奈さんのヘンタイ宣言

「お早う」
「オハヨッ!」

 ドキドキしながら早朝の教室に入ると、待っていた小柄な聖奈さんが元気良く小走りでボクを迎えてくれた。そして天使のような満面のスマイルで、小首を傾げるようなポーズ。花飾りなんか頭に付けて下手すれば小学生くらいに見えてしまう聖奈さんは高校三年生としては幼な過ぎる外見だけど、マジでめちゃくちゃカワイイ。ホントにこんなカワイコちゃんがボクの彼女なんだろうか。これまで彼女いない歴イコール年齢、を更新中だったボクは、夢を見ているような気分だった。

 そして彼女の口から次に出た言葉で早くもボクはノックアウト寸前。

「あんな、ナオくん。チューせえへんか」

ーーせ、聖奈さん、いきなりですか!? ここ、学校の中ですよ

 情けない事に思わず後ずさりしてしまったボクに、聖奈さんは肉食の小動物のように飛び付いて来て、ぶちゅう~っ、とほっぺにキスされてしまった。いや、もちろんホントは嬉しかったんだけど、ダイタン過ぎる彼女の行動に、ボクはもうタジタジだった。

「こんなんで真っ赤になってもうて。ホンマにカワイイな、ナオくんは」

 外見とのギャップが激しい関西なまりも、明朗活発な彼女が口にすると不思議なくらいハマっており、ボクは大いに萌えてそそられてしまう。このナマイキなロリっ娘みたいな女の子は真崎聖奈さん。3年になって関西から転校して来た彼女はすぐにクラスの人気者となった。何しろ本当にアイドルグループにいてもおかしくない、色白で黒髪ロングの典型的な美少女の上、関西人らしく全く物怖じしない明るく社交的な子なのだ。おまけに女子の少ない3年理系進学クラスなので、彼女のおかげでクラスのムードがいっぺんに明るくなったような気さえした。他のクラスにもすぐさま評判となり、この激カワ転校生を一目見ようと、放課後は大勢の見物客が訪れたくらいだった。 

 ボク吉田直之ももちろん聖奈さんを一目見てムネをときめかせた一人だったんだけど、内気で女子が苦手なボクは彼女に話し掛ける事も出来ず、他の連中と楽しそうに談笑している様子をじっと見てるだけだった。ボクと来たら女の子と付き合った経験も皆無なんだから。でもボクは、ただ本物のアイドルみたいな聖奈さんと同じクラスで、同じ空気を吸っていると思うだけで幸せだった。

「こない早うに呼び出してもうて、ゴメンな、ナオくん」
「い、いや、もちろん全然大丈夫」

 みんなが登校する一時間以上も前だ。部活で朝練してる生徒はいたけど、この教室にはもちろん誰もいない。ところが聖奈さんが内側から入り口のドアに鍵を掛けるので、ボクはひどく緊張した。まさか、こんな小柄なカワイコちゃんに襲われる? そんな突拍子もない事態が頭に浮かんだのも、彼女との衝撃的な馴れ初めを知っていたら納得して貰える事だろう。ボクは何と高嶺の花だとばかり思っていた聖奈さんの方から誘われて、ほとんど逆レイプみたいに関係を持ってしまったのだ。

 ボクは無論童貞だったから、話があるのと言われて呼び出された誰もいない放課後の学校の隅で、聖奈さんにエッチしない? と誘われた時、頭がパニックになった。そして草むらの上に押し倒され、積極的に上になった彼女と行為を持たされてしまったのも非現実的な感じで、今でもあれは夢だったのではないか? と疑ってしまいたくなる。でも童貞を奪われた直後に彼女から交際の申し出を受け、驚くべき事に今ではクラスで公認のカップルになったのは事実だ。聖奈さん自身がボクと交際してる事を隠さないんだから、内気なボクは逃げも隠れも出来ないのである。

 が、それは一月ほど前の事で、それ以来ボク達は高校生としてごく普通に付き合ってるだけだ。もちろんエッチするだなんてとんでもないし、さっきほっぺにチュッとされたのもボクを狼狽させるに十分だったのだ。だが教室を密室状態にした聖奈さんの口から、逆レイプ以来の衝撃的な言葉がボクを襲う。

「実は今まで隠しとったんやけど、ウチな、マジもんのヘンタイやねん」
「え!?」
「ごめんな、いきなりやとナオくん引いてまうと思うて、ウチ猫かぶってたんや。けど、もうナオくんとは十分仲良うなったし、ウチもう我慢できへんから、アンタに打ち明けるんやで」

 ボクはその場で凍り付いてしまい、何も口には出来なかった。確かに童貞を奪われて交際を始めたと言う「前科」はあるのだが、それ以来何もなかった彼女からいきなり「ヘンタイ宣言」されても、どう対処して良いのかわかるわけがない。それにしても「我慢できない」程とは、一体どれだけ彼女はヘンタイなんだろう? まあそんな心配をする必要は全くないくらい、すぐに彼女の「ヘンタイ」ぶりはわかってしまう事になったんだけど。

「ナオくん、ウチがヘンタイでも構へんやろか? これまで通り付きおうてくれる?」
「う、うん……」
「ヤッター!」

ーーえ? ボクまだオッケーしたわけじゃないんだけど。困ってるだけで……

 だから口ごもってしまったんだけど、物凄いオーバーアクションで喜んでる聖奈さんを見ていると、とても拒絶なんかする事は出来ない気分になった。そしてなし崩し的に事態は進行してしまう事になる。

「さっそくやけど、ナオくんのチンチンしゃぶらせてくれへんか? 人が来んうちに手ばようすませるさかい……はい、その場にじっと立っといてえな」

 もうすっかり彼女のペースに嵌まってしまったボクは、なすがままに任せるよりなかった。そして仁王立ちみたいになったボクの前にしゃがみ込んだ聖奈さんがズボンとパンツを一気にずり下ろすと、朝勃ちしたまま戻る機会のなかった「チンチン」がプルンッと大きく露出する、他に誰もいないとは言え教室の中だけに恥ずかしかったが、聖奈さんは両手で宝物みたいに大切そうにソレを握り締め、包茎の皮をクリンとめくり中の臭いをクンクンかいで言う。

「ああ、くっちゃ~い! オシッコとチコウのニオイが一緒になって、ええニオイや。ああ……」

 ううむ。ボクの鼻まで臭って来そうな強烈な悪臭なのに、聖奈さんはウットリと目を細めて賞賛する。この娘は間違いなくヘンタイだ! だが「ヘンタイ宣言」に動揺しためらっていたボクも、こんなヘンタイだが激カワな彼女に握られたペニスをどんどん石のように固く勃起させ、次第にヘンタイな聖奈さんを受け入れる気持ちに傾倒しつつあったようだ。

「ウチも一緒にオナるから一緒にイッテえな。ほんで、ウチの口の中にいっぱい出してな、頼むで、ナオくん」

 こうしてカプッと勢い良く聖奈さんの唇にチンポを含まれたボクが視線を下ろすと、スカートをどけて妙に小さく喰い込んでるようなパンツの中に手を入れた彼女はオナニーも開始していた。白いエッチパンツはもちろんこよなくオカズになるし、聖奈さんのオクチはとっても上手で、ボクはたちまちお尻の方からムラムラと射精欲求が込み上げて来るのを感じていた。そして高速でパンツの中の手とボクを含んでいた口を動かしていた聖奈さんが一瞬ペニスを吐き出すと、叫ぶように言う。

「ああっ! ウチ、もうじきイッテまいそうや。ナオくんもイッテ! ほんでな、ウチの頭を乱暴に掴んで無理矢理チンチンしゃぶらせて! ウチそれメチャコーフンするんや」

 もちろん聖奈さんの要求通りにしてあげると、ボクの方も嫌がる美少女に無理矢理しゃぶらせてるような錯覚を覚えてますます興奮し、まもなく彼女と同時にイク事が出来たようである。ビックリするくらい出てしまった筈なんだけど、聖奈さんはチンポを離してくれず精液をゴクリと飲み下すと、さらに残っていたカスまで丁寧に舐めと取ってくれた。

 朝の教室でこんなエッチなプレイに付き合わされるなんて、聖奈さんの「ヘンタイ」ぶりには困ったものだと思ったけれど、これはまだホンの序の口に過ぎなかったのである。 


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作者:二次元世界の調教師さんのHP 『新・SM小説書庫2』


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