第1話

 高杉久留里の朝は早い。毎朝5時に起床しパジャマからTシャツへ着替え、ブルマをはく。しかしブラジャーはつけずノーブラだ。胸のふくらみが乏しいとはいえ、スポーツブラすらもつけない。
 長い黒髪をポニーテールに結い、身だしなみを整えると一旦台所へ向かう。冷蔵庫の五目おにぎりを持ち、玄関のドアを音を立てないようにそっと出て行く。
 久留里がいとこである高杉温巳(はるみ)に引き取られてから1ヶ月が過ぎようとしていた。東京から名古屋へ引越てきた久留里は、まだ名古屋の食文化や風習に慣れたとは言い難い。しかし彼女が体力づくりとして始めたランニングコースの先に、彼女が求めていたものがあった。
 久留里が住むマンションから走って10分程経った先に小さな公園がある。地元の人間でなければ見落としそうなその小さな公園は、久留里が通う中学校とは別の学区であり、久留里の顔を知る同年代の子供はいない。その公園の公衆便所脇に青のビニールシートで包まれたダンボールハウスが建てられていた。久留里はそのダンボールハウスへ真っ直ぐ向かい、辺りを見渡し人が居ないのを確認してからダンボールハウスを叩いた。
「おじ、さん」
 久留里の半拍おいた声に気づいたのだろうか、ダンボールハウスの中から物音が聞こえてくる。そして、ダンボールハウスの中から50代くらいの男が顔を出した。頭頂部は禿げ、顔はうっすらと黒い汚れが付いている。人間なら生理的に拒否反応が出るだろう。だが、久留里の顔には天使のような笑顔が浮かんでいた。
「おお。いつも済まないね、久留里ちゃん」
「だい、じょぶ」
「さ、入って」
 久留里はこくりと頷き、躊躇うことなくダンボールハウスの中へと入った。

 ダンボールハウスの家主、童野貞男はかつてサラリーマンだった。勤めていた会社は大企業で彼はその中で出世グループでは無かったが、地味な書類仕事を着実にこなしていた。出世には縁遠かったが、黙々と且つ失敗らしい失敗をしない仕事の姿勢は上司からも一定の評価を得ていた。また、彼の仕事ぶりは職場の後輩達にも知れ渡っており、信頼も高かった。
 しかし、長引く不況が彼の職場に直撃する。将来が有望な若手は別の部署へ異動となり、上司もまた出世し格上の職場へと移った。そして余った者は問答無用でリストラされていった。貞男は余った側の人間だった。
 貞男はその後、失業保険の給付を受けながら新しい職を探したが50を過ぎた男に世間は冷たかった。1年の失業保険は切れ、職は見つからない。たとえ見つかったとしても力仕事ばかり。就職してからオフィスワークだけ、しかも50を過ぎた貞男にはつらいものがあった。たとえ見つけたとしても履歴書を一瞥されただけで不合格にされてしまう。
この繰り返しで正社員はおろかパートすら受からなかった。
 ここまで仕事が受からないとは貞男自身、まったく思ってもいなかった。不幸中の幸いとも言うべきか、彼は未婚者で養う者は一切居なかった。両親もすでに他界しており親戚らしい親戚も居ない。そのため貯金ギリギリまで転職活動が出来たが、世間に嫌気が差し、住んでたアパートを引き払ってダンボールハウス生活へと落ちていったのだ。
 だが、久留里と出会ってからは生活が一変した。

「美味しいねぇ、今日の五目おにぎり」
「よかっ、た」
 ダンボールハウスの中、久留里が持ってきた五目おにぎりを食べながら、貞男は素直な感想を述べた。久留里の手料理は始めたばかりで味が上手い時とまずい時、味はいいものの硬かったりと粗が多い。しかし日を増すごとに料理の腕は確実に上がっており、今日持ってきた五目おにぎりも味は上等だった。だが、久留里の腕が上がったのは料理だけではない。
「チンポ・・・。気持ち、いい?」
 貞男が五目おにぎりに舌鼓をうっている頃、久留里は跪きながら貞男のペニスを握り上下に扱いていた。美少女の温かい手と細い指が織り成す扱きは貞男に性的な快感を与える。
「ああ、こっちも上手になったね久留里ちゃん」
「おじさんがいっぱい教えてくれた、から」
 顔を赤らめさせながら、久留里は貞男のペニスを扱き続ける。時折握る力に強弱をつけ刺激を一定させないようにする。思わぬ刺激に貞男はうなり声をあげたが、久留里は思わず手を離してしまう。
「痛、かった?」
「いやぁ、上手かったから声が出ちゃったよ。ごめんごめん」
「よかっ、た・・・」
 久留里はほぅ、と溜息をついた。そして再びペニスに手を伸ばした時、貞男が口を開いた。
「久留里ちゃん」
「何?」
「今度は、その・・・」
「?」
 貞男が口ごもる様子を見て、久留里は首を傾げる。
「どう、したの?」
「あ、いや頼みっていうか・・・」
「言って、みて?」
 ずい、と久留里が貞男の顔に近づいた。ダンボールハウスの狭さが手伝ってかキス寸前までに距離が縮まっている。
「その・・・。チンポを」
「チンポ、を?」
「しゃぶって・・・。欲しいなぁ・・・って。あ、いや!!」
 貞男は自分の発言を否定するように手を大きく振った。
「いいんだ!無理だよね、こんな汚いおっさんのチンポをしゃぶるなんて!」
「いい、よ」
「え?」
 貞男が目を見開いた。貞男はホームレスになってから体をしっかり洗った記憶が無い。水道水を絞ったタオルで軽く体を拭いてる程度だ。もちろん汚れが落ちているはずも無く、ペニスには恥垢がびっしりと張り付いている。その汚れきった肉棒をしゃぶれ、と言ってしまったら久留里との関係も消えてしまうのは目に見えている。最悪、警察沙汰だ。そのため久留里の即答には意外としか言いようが無かった。
「じゃあ、いく、ね」
 久留里が股間のイチモツに顔を近づかせ、口を大きく開く。そして咥えたのだが。
「うっ・・・。ケホッ!」
 ペニスに付いた恥垢の匂いと味にむせてしまう。ホームレスになってから殆ど洗っていないのだから久留里の反応は当然であった。
「ああ、ごめんね!もう無理しなくていいから!!」



第2話

「うう、ん」
 貞男の必死の制止にもかかわらず、久留里は首を横に振った。その瞳は決意に満ちている。
「ちゃんとチンポ、しゃぶる、ね」
「久留里ちゃん・・・」
「いただき、ます」
 久留里は再び貞男のたぎる肉棒の先端を咥えた。久留里の口に嘔吐感を沸きあがらせるえぐみが広がったが、久留里は離そうとしない。
「じゅ・・・。じゅ・・・る・・・。ん・・・」
「お、久留里ちゃん・・・」
 稚拙な久留里のフェラチオはペニスに刺激を与えるのには不十分な吸い付きだった。しかし、美少女が不潔な浮浪者に懸命にフェラチオをするという、貞男には夢とも言える光景に興奮していた。
「じゅぷ・・・。ぷは。じゅるるる・・・。はあ・・・」
 ペニスの味に慣れてきたのか、久留里の愛撫がスムーズになっている。貞男もまた、久留里の口腔が織り成す快感に息を切らしてきた。
「んは・・・。今度は・・・。皮の、中・・・」
 久留里の両手が、再び貞男のイチモツを掴んだ。細い指で亀頭にかぶった皮をゆっくりと下ろしていく。
「あ、ああ・・・」
「チンカス・・・。いっぱ、い」
 皮を下ろしきった亀頭には黄ばんだ恥垢が溜まっていた。陰毛も数本混ざっている。その黄ばみから如何に貞男が洗っていないのか久留里には容易に想像がついた。
「綺麗にする、ね。いただき、ます。・・・チュ」
 久留里は亀頭にキスをすると、舌を伸ばし恥垢を舐め取っていく。時折キスをしながらカリにしつこくこびり付いた恥垢を舐め取っては飲み干す。
「く、久留里ちゃん!そこまでしなくても・・・」
「だい、じょぶ」
 貞男の目を見つめながら、久留里は恥垢を舐め取り続ける。その味に慣れたのか、わざと剥がれにくいそぶりを見せながら舌を左右に動かし、味を堪能する。そして最後の恥垢の塊を舌の先に乗せると、貞男に見せつけた。
「んあ・・・。ん・・・。ごく・・・。チンカス、ご馳走、さま」
「ああ・・・。久留里ちゃん・・・」
 貞男の亀頭は久留里の唾液で輝いていた。恥垢は一切付いていない。この美少女が全て舐め取ったとは、貞男にはまだ受け入れることが出来ないでいた。
 一方の久留里は満足感が満ち溢れていた。愛する男のペニスを綺麗に出来たことが何より嬉しかった。しかし、恥垢が前菜ならば、主菜がまだだ。
「今度はザー、メン。いただき、ます」
 久留里の口が貞男のイチモツを3度咥えた。黒髪を掻きあげながら肉棒を咥える美少女の姿は、風俗嬢のそれと比べると興奮が収まらない。
「おおぅ・・・」
「ずじゅ・・・。レロ、レロ・・・。プハァ・・・。あむ・・・」
 時折息継ぎで離す以外は、久留里はペニスを咥え続ける。舌で尿道口をつつき、頬をすぼませてペニス全体を吸い上げていく。そのテクニックは貞男がかつて風俗で体験したフェラチオより上手かった。
「久留里ちゃん・・・!おお・・・。どこでこんなテクを・・・?」
「じゅうるるる・・・。バナナで、練習、したの」
 久留里は答えると間髪入れずにフェラチオを再開する。ペニスの味を隅々まで堪能するようにねっとりと、いやらしく、淫靡に舌を肉棒に絡ませた。
「じゅぽ、じゅぽじゅぷぷぷ・・・・。じゅううう・・・」
「久留里ちゃん・・・!もう・・・!!」
 貞男の情けない言葉に、久留里は頷く。そっと目を閉じ、強くしゃぶりながら来る液体を待ちわびる。
 そして。
「で・・・る!!」
「んんっ!!」
 久留里の口内に白濁液が勢いよく流れ込む。毎朝毎晩、貞男の精液を抜きに来るがその濃さは薄まることは無い。そして量もまた衰えることを知らなかった。
「ん・・・。ん・・・んあ・・・」
 射精が収まるのを咥えながら待ち、久留里は口の中に精液を溜め込んでいく。射精が終わるとゆっくりとペニスから口を離す。
「あ・・・ん」
 口に溜まった精液を貞男にしっかりと見せた後、久留里は口を閉じた。
「んく・・・。ごく・・・ん。ごちそう、さま」
 出された精液を全て飲み干し、久留里は微笑んだ。

 かつて、東京に住んでいた頃の久留里の家族は母親、美哉が1人だけだった。兄弟はおろか父親が居ない、所謂シングルマザーだ。父親がどんな人物なのか久留里は知らない。久留里は物心付いた頃からおとなしい少女だったが、心の中では自然と父親を求めていた。しかし美哉は出版社での仕事が忙しく、新しい男を作る様子も無かった。常に久留里が傍にいたからだ。
 そんなある日、久留里は1冊の成人向け雑誌を拾う。その雑誌はいわばマニア向けの雑誌で、野外露出を中心として特集されていた。久留里は当時住んでいたアパートへ持ち帰り、美哉がいない時にこっそり読んだ。その本では美しい女達が外で醜い男に犯されていたが、女達は誰もが嬉々として男を受け入れ、男に抱かれていた。
 久留里は女性を自分に重ねて興奮した。こんな風にめちゃくちゃにされたい。受け入れたい。美しいものが汚されていく快感はどんなものだろうか。想像しただけで、久留里の秘部は濡れてしまった。それから久留里は感情の起伏が乏しい無表情な美少女ながら、性の知識に人一倍興味を持つ少女となった。
 その後、美哉が急死し、従兄弟の温巳に引き取られた。久留里は密かに温巳に父親像を重ねたがすぐに止めた。温巳はオーバードクター、いわば学歴だけ立派な男だからだ。大学の研究室に入り浸っているが、研究成果が立派というわけでもなく、数字だけの地味で誰かの為になるとは言い難いものだった。久留里は新しい名古屋での生活に失望していたが、ランニングコースにある公園で貞男と出会った。
 貞男と交流を交わす度、久留里は彼の過去を知り、現状を知り、彼を無性に助けたくなった。
 どうしてこんな立派な人が切り捨てられるのだろう。
 どうして誰も手を差し伸べないのだろう。
 そうして自然と久留里は貞男に父親像を重ねると同時に、1人の男として彼を愛した。
 そして彼に幾度も抱かれ、今の関係を築き上げていった。



第3話

「はぁー、はぁー、はぁー・・・」
 ダンボールハウスから隣の公衆便所へと場所を変え、男性用公衆便所の小便器に手をつき、尻を突き出しながら久留里は深呼吸した。アンモニアと消臭剤が混ざった匂いが充満する薄暗い公衆便所は久留里を自然と興奮させた。Tシャツの下の乳首は硬く隆起し、股からは透明な液が溢れ出る。学区外で貞男を喜ばせるために買ったブルマにもシミが広がっている。
「ブルマ、おろ、して」
「わかったよ」
 貞男は久留里の懇願に答え、ブルマをゆっくりと下ろす。可愛らしいクマのイラストが入った純白のパンツが姿を現した。
「お、可愛いパンツだね。久留里ちゃんらしいよ」
「・・・」
 顔を真っ赤にして、久留里は視線を逸らした。さすがにそろそろ大人っぽい下着にしようか考えているが、貞男の言葉を聞くともう少しいいかな、と思ってしまう。
「早くパン、ツ・・・。おろ、して・・・」
「はいはい」
 貞男の手が久留里のパンツを下ろすと、クロッチには愛液が染み込んでおり糸を引いた。久留里の蜜壺はとめどなく愛液が溢れ出ている。貞男は思わず久留里の秘部に吸い付く。
「あああっ!!」
 久留里の悲鳴じみた声が公衆便所中に響く。貞男は構わずに吸い続けると、久留里の声はますます激しくなる。
「あふっ!おじ・・・。さん・・・!!」
「ぶちゅるるる!!ん、どうしたんだい?」
「はぁ、はぁ・・・。オチンポ・・・。入れて・・・」
「・・・よし」
 貞男は立ち上がり、久留里の膣穴に勃起し直したペニスをあてがう。
「さ、久留里ちゃん。おねだりしてごらん?」
「・・・」
「言わないと入れないよ?」
 貞男の意地悪な顔を横目で見て、「・・・いじ、わる」と久留里は顔を紅潮させた。生唾を音を立てて飲み、瞳を細めながら久留里は口を開いた。
「おね、がい・・・。します・・・。おじ、さんの、オチンポを・・・。久留里のオマンコに・・・。くだ、さい」
「よく言えたね。それじゃ、いくよ」
「あああ・・・」
 貞男の肉棒が徐々に久留里の膣へ入っていく。その快感に久留里は甘い声を上げる。肉棒が膣一杯までに到達すると貞男は腰を一旦止めた。
「気持ち、いい・・・」
「おじさんも気持ちいいよ。動いていいかな?」
「うご、いて・・・。んんぅ!!」
 襲い来る貞男のペニスは、容赦なく久留里の膣を犯していく。毎日セックスしているとはいえ、体が小さい久留里には貞男のペニスは大きすぎる。しかし処女を散らした1ヶ月前に比べると貞男のペニスを受け入れている。
「あ・・・ん!あふん!!いい・・・!!」
「久留里ちゃんのオマンコも・・・!気持ちいいよ・・・」
「うれ、しい・・・!ああ!!」
 貞男が腰を突き当てるたび、久留里の膣から愛液が飛び散る。久留里の声も、普段の大人しい彼女からは想像が出来ないほどの大声を上げた。
「くぅ・・・。オチ・・・。ンポぉ!かた・・・。い!」
「久留里ちゃんのオマンコがいいからねぇ!おお・・・!」
「もっと・・・!ちょう、だい・・・!んほぉ!」
 久留里の懇願に答えるかのように、貞男は激しく腰を振った。飛び散る愛液もさらに増していく。久留里の腰は生まれたての馬のように震えていた。
「ああ!もう・・・!い、く・・・!」
「よぉし・・・。久留里ちゃん、一緒にいこう!」
「う、ん・・・!おじ、さん・・・!いくぅ!!」
「こっちもだ・・・!!おおおっ!!!」
「あああっ!!!」
 久留里の叫びと同時に、膣へ精液が発射された。先に射精した量よりも多い精液は、容赦なく久留里の膣を汚していく。
「ああ・・・。出て、る・・・。おじさんの、精液・・・」
 久留里は安堵感にも似た表情で、貞男の精液を受け入れていた。
 貞男が久留里の膣からペニスを引き抜くと、精液の塊が1つ、2つと公衆便所のタイル床へ落ちる。これだけでも如何に貞男の精力が強いかが伺える。
「あり、がと・・・。おじ、さん」
 久留里は貞男に感謝の言葉と満面の笑みを送った。 

「こ、れ」
 ダンボールハウスに戻り、久留里は貞男に1枚の紙を渡した。貞男が開くとその印刷された言葉に目を丸くした。
「こ、婚姻届!?どうしてこんなものを!?」
「学校で、もらった、の」
「学校で?」
「公民の授、業」
 久留里の説明を受けて、貞男は「あ、ああ・・・」と納得した。自分も授業でもらった事がある。ただ、結局は使うはおろか、役所にもらいに行くこともなかったが・・・。
「でも、どうして」
 久留里が指差すとそこには久留里の名前が書かれてあった。印鑑も押してある。
「将来、私と、結婚し、て?」
「・・・いいのかい?こんなおじさんと?」
 久留里はこくん、と頷いた。その姿を見て、「・・・わかった」と貞男はボールペンを取り出し婚姻届に必要事項を書き込んでいく。そして書き終えると印鑑を押した。
「・・・これで僕達は夫婦だ。でも、久留里ちゃんが16歳になってから出しに行こうね?」
「う、ん」
「さ、そろそろ行かないと怪しまれるんじゃない?」
「あ・・・」
 公園に建たれた時計は7時を差そうとしている。久留里はダンボールハウスから顔を出し、辺りに人が居ないことを確認するとダンボールハウスを出た。
「おじ、さん」
「何だい?」
 久留里が振り返り、貞男に顔を合わせた。
「今度から、パパ、って呼んでも、いい?」
「・・・うん、いいよ。久留里」
「また明日、ね。パパ」
 久留里は貞男に唇を重ねると公園を後にした。
 マンションへ帰ると、久留里は風呂場でシャワーを浴び、セーラー服へと着替える。髪を拭きながらリビングへ向かうと、同居人の温巳が弁当を作っていた。
「あのさ、なんでジョギング?」
 温巳が久留里に質問をふる。この程度の男にと内心、久留里は嫌々思いながらも、表情を変えずに答える。
「下ごしらえ、かな」
「?」
 温巳はなんの事だかわからない様子だった。
 落胆した久留里は風呂場へ戻り、タオルを洗濯機へ入れる。歯にこびり付いた精液を舐め、久留里は小さく微笑んだ。
「ザーメン。おい、し」
 久留里の1日が始まろうとしていた。










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