第1話

「え~っと、住民票は・・・。よし。次は・・・」
 ユークリッド城内に設置された役所。そこの課の1つである奴隷課に醜男ピッグと自ら奴隷になったミント・アドネードの姿があった。
 超古代都市トールで行なった奴隷登録の際に入力した情報は、電報で登録された都市に送られる。そして都市から奴隷所有者に都市へ奴隷の登録をするよう手紙を送る。2重登録し、トラブルを軽減するためだ。登録を促す手紙を受け取ったピッグはミントを首輪と鎖で引き連れ、役所に訪れたのだ。
 役所の窓口でピッグは椅子に座り、ミントはピッグの隣に床へ直に座っている。家畜と身分が変わらない奴隷が許可無く椅子を使う事はご法度だった。施設によっては奴隷も椅子に座ることが許可されるが、少なくともユークリッド城内に、奴隷が座っていい椅子は一切無い。
 ピッグの目の前には女性役員がトールから電報で送られた書類とピッグの書類を照らし合わせていた。何度も書類を確認し、不備が無いことを確認すると判を押した。
「はい。所有者様、つまりピッグさんの書類に不備はありません。次は奴隷に関する書類を確認いたします」
「よろしくお願いしますブヒ」
「まず人権永久放棄証明書・・・。次に奴隷誓約書・・・」
 女性役員が書類を1枚ずつめくりながら確認する。そして先ほどと同じように判を押していく。押し終えると、役員は「少しお待ちください」と、ピッグに言うと奥にいる上司に書類を渡した。そして上司が認印を全ての書類に押し終えると、役員は1枚の紙を持ちピッグのいる窓口に戻ってきた。
「はい、これで書類の確認は終了しました。今から奴隷に関する注意事項を説明します」
「注意事項?」
「ええ、意外と多いんですよ。守ってない方。ですので、登録の際に説明が義務づけられています。まず・・・」
 ピッグに持っていた紙を渡し、役員は説明を始めた。説明を簡単にまとめると以下のようになる。
 まず1つが、所有者が奴隷を外に連れ出す際には首輪をつける。そこに鎖で繋ぎ牽引する。手錠や足枷をつけるかは所有者の自由だ。
 次に奴隷の焼印、もしくは刺青を服で隠さないこと。しっかりとその者が奴隷であることを証明することだ。
 3つ目は奴隷を店や公共の場所、施設に入れる時は奴隷が入っていいかを確認すること。先にも書いたことだが、ユークリッド城は奴隷の立ち入りが許可されているが、座っていいのは床だけだ。また、場所によっては奴隷用トイレが無い場合があり、排泄の際は所有者と同じ性別のトイレを利用することが決まりとなっている。
 4つ目は奴隷が壊したものは所有者が弁償、あるいは罰金を払うこと。これを嫌って手錠や足枷をつける者が多い。
 最後は奴隷を勝手に別の所有者に渡さないことだ。よく忘れられるが、と役員は言う。
「これが一番守られていない義務ですね。奴隷の売買は自由ですけど、しっかりと役所で登録し直してください。でないと法律で罰せられます」
「分かりましたブヒ。でも、ポクはミントを離す気はさらさら無いブヒ」
「それが一番ですね。トラブルも無いですし。今見た限りでは、ピッグさんの奴隷は特に注意事項に抵触していません」
 役員はミントを見て判断を下した。
 ミントの格好は、ピッグと出会った時の法衣ではない。法衣のデザインを基にしたボンデージだ。ピッタリと体に張り付いた光沢のある白い皮と各部にあるベルトの金色の金具が、ミントの元々卑猥な体を更に淫靡に引き立てる。胸と腰は大きく十字架の如く切り取られており、奴隷の焼印を隠していない。胸は乳輪が見えるギリギリまで十字架の横棒が伸び、縦棒はミントの谷間を露にしてる。乳輪にあたる位置に法術師のシンボルがあり、大きさも乳輪の直径と同じだ。また股間の食い込む角度も急であり、尻は一切隠していない。
 手袋とブーツ、腰のコルセットもボンデージと同じ白い皮で作り直してあり、鎖を付けれるよう、丸い金具が手首と足首に付いている。元の法衣からあるのは母親から貰った帽子と、乳首に当たる位置に装着された母親の形見を改造したユニコーンのニプルピアス、首輪に改造した法衣の首元にあった金具くらいだ。
 また、ミントのボンデージはどこでもピッグとセックスが出来るよう、胸と股間の部分がピッグの手で簡単に外れるようになっていた。
「他に質問はありますか?」
「いいえ、ないブヒ」
「ではこれで以上となります。お気をつけてお帰りください」
「ありがとうございますブヒ。さあミント、行くブヒ」
「はい、ピッグ様」
 冷たい床に座り続けていたミントは笑顔を浮かべ立ち上がった。そしてピッグに鎖で引かれながら役所を後にした。
「・・・何で今の2人、結婚しなかったんだろ?」
 出て行く2人の後姿を見て、役員はふと疑問を口にした。
 普通、奴隷の登録の際、奴隷は最後の抵抗とばかりに暴れるか、絶望を顔に浮かべただ座っているかだけだ。
 だが、ミントの目には希望に満ちた輝きがあったし、ピッグも満足げだ。どう見ても新婚生活真っ只中のカップルにしか見えない。
「複雑なのかしら・・・。おっといけない、仕事仕事。次の奴隷はコハク・ハーツで、所有者様は・・・」


第2話

 ピッグとミントが城を出た時には、あたりは既に日が暮れかけていた。このままではピッグの家に着く前に辺りは真っ暗になるだろう。そしてそれは魔物に襲われることを意味していた。魔物は基本的に夜行性であり、他の動物が眠っている隙に捕食する性質を持つものが多い。以前に比べればかなり力が弱くなっているものの、それでも武器や体術、魔術無ければ戦いは厳しい。
 ピッグも両刃の剣と金属製の盾を持ち歩き魔物に警戒している。武器は十分に手入れしてあるし、魔物を倒した経験も十分に積んでいた。また、例え怪我をしても、ミントの法術で回復できるため準備は万端とも言える。だが、好き好んで魔物たちが活動する時間に街を出て行く事は無謀だ。
「今日はユークリッドに泊まるブヒ。そのほうが安全ブヒ」
「素晴らしいご判断です、ピッグ様。ですが宿はあるのでしょうか?」
「確かユークリッドINNがやってるはずブヒ。そこへいくブヒ」
「あら、ピッグちゃんじゃない!」
 肥え太った女がピッグに話しかけてきた。ピッグがいつも通っている肉屋の女店主だ。
「どうしたの、こんな時間に?」
「奴隷の登録ブヒ。思ったより時間が掛かって・・・」
 そう言ってピッグは手に持っていた鎖を引っ張った。ミントがピッグの傍による。
「あ、ああ・・・!あなた、ピッグちゃんの奴隷になったの!」
 店主はミントに見覚えがあった。いつもピッグと店に来ていたからだ。
「はい。ピッグ様の奴隷になれて幸せです」
「本当にそうだよ。ピッグちゃんはいい子だよ、ほんと」
 うんうん、と頷く店主の言葉はまるで自分の子供を自慢する母親そのものだった。
「そんな子の奴隷なれるのは誇りにしていいよ!」
「はい」
「それにこれ・・・。トールの奴隷登録施設でやったんだねぇ。あっと、いけない・・・」
 店主は思わずミントに刻まれた焼印に手を伸ばしたが、すぐに引いた。
「私がミントちゃんに触っちゃうと、空からレーザーが飛んで来るんだったね!」
「いえ、そこまでは・・・」
 ミントは思わず手を振った。
 トールの奴隷登録施設で焼印を刻まれた奴隷には、焼印と同時に細胞以下の機械、いわゆるナノマシンを注入される。そのナノマシンは注入されると一瞬で奴隷の全細胞に入り込み、奴隷を不老にする(さすがに不死は無理のようだが)。そのナノマシンは所有者の命令によって奴隷に様々な変更できることも可能だ。味覚や性癖といった嗜好や人格、さらには身長や3サイズの変更すらもできる。
 だが、一番の魅力は奴隷が所有者以外の者に嫌悪感を感じると、その者をトールからレーザーで攻撃するのだ。その原理は誰にも分からず、どこからもなく襲ってくるレーザーの恐怖に、奴隷狩りをする者もいなくなった。
「おばちゃん、そろそろ行くブヒ」
「ああ、ごめんね。引き止めちゃって。宿が駄目ならウチに来るんだよ。泊めてあげるからさ」
「ありがとうブヒ。それじゃ」
「それでは失礼します」
 ミントが頭を下げ、上げるとピッグに鎖で引かれていった。

 ユークリッドINNに着き、チェックインを済ました2人は案内された部屋で食事を取っていた。出された料理は牛肉のポワレにトマトサラダ、コーンスープだが、食事の取り方が違っていた。ピッグはちゃんとテーブルの前に座って食事をしているのにも関わらずミントは床に座り、口を皿に付け、這いつくばって食べていた。スプーンやフォーク、ナイフはミントに与えられていない。
 ホテルやレストランで出される奴隷の食事は大抵、野菜や肉の切り屑か、他の客が残した残飯を混ぜ合わせたものが主流だ。そこに皿で盛り付けられれば上等な方で、店によっては奴隷の目の前の床に落とされることもある。それに比べれば、ピッグは自分が口にする前の料理をフォークとナイフでミントの分を切り分け、別途で頼んでおいた皿でミントに与えていた。ピッグのミントの扱いは奴隷にとっては格別であると言える。
 またミントもこのような場を想定して、日頃から床で這いつくばって食べる練習を重ねている。ミントは奴隷としてピッグを引き立てる事を最優先にしている。その為なら如何なる行為も人前で行なう覚悟も出来ていた。ピッグが求めれば、人通りの多い広場で性行為をする事も厭わない。
「ミント、こっち向くブヒ」
「はい?」
 食事を終え、ミントがピッグに振り向くと口元にハンカチを拭かれた。口元にべったりとついたポワレのソースやサラダのドレッシングを拭き取っていく。
「ん・・・」
「じっとするブヒ・・・。はい、いいブヒ」
 ピッグがハンカチを離すと、ミントの口周りに付いた汚れは取れていた。その行為にミントは顔を赤くする。
「ああ、ピッグ様・・・。ありがとうございます・・・」
「食器を下げてもらったら、ゆっくりするブヒ」
「畏まりました、ピッグ様・・・」
 これから来る癒しの時間を想像しながら、ミントは恍惚の笑顔を浮かべ、ピッグを見つめていた。


第3話

 食器をホテルの係員に片付けさせた後、ピッグはミントの首輪を外し、ベッドに腰かけていた。足を大きく広げ、その間にミントを座らせる。そしてピッグはミントを後から力を少し入れて抱きしめていた。ピッグがミントに毎日行なう按摩だ。
「今日はお疲れ様ブヒ、ミント」
「ん・・・。いえ、ピッグ様に比べれば微々たるものです」
「そんなことないブヒ」
 ピッグは拘束を解くと、ミントの内太ももに両手を伸ばす。柔らかくも冷たい感触がピッグに伝わる。暖めるよう
にピッグは太ももを摩った。
「あ・・・。んぅ・・・」
「ほら、こんなに冷たいブヒ。床に座らせてばかりですまなかったブヒ」
「そんな・・・。はぁ・・・。お優しい・・・」
 ミントは愛する者に体を触れられる行為に歓喜が湧き上がっていた。そしてピッグの両手はミントの体で一番敏感な、105センチの円錐巨乳を優しく掴んだ。
「ここも溜まっているブヒ?」
「はい・・・」
 ミントはこくり、と頷いた。
「お願いします、ミントの牛と変わらぬ乳をお搾りください・・・」
「解ったブヒ・・・」
 ピッグはミントの首元のある2つの止め具を外した。それは胸を包む皮を止める金具だ。金具を外し、皮をめくるとミントの美しく、乳首が切なげに立っている乳が露になる。ピッグはミントの胸を
「はぁう!!」
 ミントが声を上げる。
 その声に構わず、ピッグは回すようにゆっくりとミントの乳を揉んでいく。
「あぁぁぁ・・・。気持ちいい・・・」
「ミントのおっぱいが感じやすいブヒね」
「んぅ・・・。そうです・・・。おっぱいが一番気持ちいいんですぅ・・・」
 目を閉じ、ミントはピッグの愛撫に身を委ねる。ピッグは見計らうかのように胸を搾るように揉みだした。
「あはぁん!!」
 不意を付く快感がミントを襲う。それに合わせ薄桃色の乳首も切なげに硬くなっていく。
「ふっ・・・!んほぉ・・・。はあぁぁん・・・!!」
「そろそろイいブヒか?」
「ふぁ・・・。ふぁい!イきそうですぅぅぅ・・・!!」
「それじゃ・・・!」
 ピッグの指がミントの乳首を強く挟む。そしてこねるようにつねりながら、牛の乳絞りの要領で搾る。
「はああああ!!出ますぅ・・・!ミルクがぁぁぁ!!」
「いいブヒ、さあ出すブヒ!!」
「イくぅぅぅううぅう!!」
 ミントの叫びと同時に、両方の乳首から母乳が溢れ出る。法術を使い続けた影響で、ミントの胸から母乳が出るようになっている。それは胸に性欲と共に蓄積されるため、定期的に搾り取らなければならない。
 ピッグから与えられた快感に、ミントはただうっとりと恍惚の表情を浮かべていた。
「さ、今日はもう寝るブヒ」
「で、ですがピッグ様のオチンポへのご奉仕が・・・」
 荒れていた息を整えながら、ミントはピッグへ体を向け、ズボン越しにピッグのペニスを手のひらで摩る。
「他のお客さんもいるブヒ。続きは・・・」
 ピッグはミントの右の乳にしゃぶりつき、思い切り乳首を吸う。残った母乳の濃厚な甘さがピッグの口に広がる。
「はぁああん!!」
「明日帰ったらブヒ」
「あはぁぁん!!」
 右に続けて左の乳を吸い終えると、ピッグはボンデージを付け直し、ミント優しくを抱きしめた。
「おやすみ、ミント・・・」
「おやすみなさい、ピッグ様・・・」
 ミントはピッグに抱きしめられながらベッドに横になる。ピッグにキスをし、明日来る快感に胸を躍らせながら、そっと眠りに落ちた。

 翌朝、ユークリッドINNをチェックアウトしたピッグとミントは街を出た。そして山道へと入っていく。この山道はトーティスの大陸とユークリッドの大陸を繋ぐ道である。トーティス側の入り口近くの森に、ピッグとミントが住む小屋が存在する。
 この山道は2つのルートがあり、一方は平坦で距離が短い道、もう一方は起伏があり距離が長い道だ。これだけ聞くと、誰しもが前者の道を進むだろう。しかし、ピッグとミントは後者の道を躊躇い無く進んだ。
「風が気持ちいいですね、ピッグ様」
「そうブヒね・・・」
 まるでピクニックに来てるかのように、2人は山道を歩く。風の穏やかな音と、自然に似つかわしくない鎖の金属音が2人の耳に届く。例え誰にも見られなくても、ピッグはミントを鎖で牽引していた。
「私はピッグ様の奴隷ですから、鎖で引っ張っていくのは当然です。御気になさらないでください」
 ミントがピッグの奴隷になった時、ミントはピッグにこう言ったのだ。ミントがピッグの奴隷になった理由はただ1つ。ピッグが如何に人間として素晴らしいかを他の人達に知らしめるためである。その為には妻では無く奴隷の身分を選んだ。妻ではただ仲がいい夫婦にしか見られないと思ったからだ。そして、奴隷になったミントを引き連れるピッグは周りから尊敬と羨望の眼差しで見られるようになった。
「ミント、あそこで休憩するブヒ」
 ピッグが足を止めある場所を指差した。そこは、男女共用の公衆便所だった。そこはユークリッドの街が立てたものだが、見るからに掃除していない事が壁の汚れから見て取れた。だが、ミントは嫌な顔をしていなかった。
「畏まりました、ピッグ様」
 笑顔でミントはピッグに返事した。


第4話

 男女共用と表示しておきながら、中には男性用小便器が並べて配置されていた。そして、その反対側には個室便所がある。その中から比較的綺麗な個室トイレを選び、ピッグとミントは入った。
 ピッグはズボンとパンツを下ろし、足を広げ洋式便器に座った。その足と足の間にミントは床が汚れているのにも関わらず正座で座る。
「ミント、お預けだったチンポブヒ」
 ピッグはミントの目の前で男性器を見せ付ける。勃起しているのに、包皮は亀頭の半分ほど包んでいる。所謂仮性包茎だ。竿の部分は長く立派に硬直している。ミントはうっとりとピッグのペニスを見つめた。
「ああ・・・。なんて素敵・・・」
「溜まったザーメン、しっかり抜いてくれるブヒか?」
「畏まりましたピッグ様・・・。まずは法術をかけますね」
 ミントは手袋を脱ぎ捨て、両手でピッグのペニスを優しく掴んだ。
「シャープネス!」
 ミントの手から光が溢れる。法術『シャープネス』はかけた者の力を一時的に増幅するものだ。だが、それは前向きの力であり、本来の力は弱った男性器の勃起を硬く、力強くするものだ。その持続時間は最低でも1時間続く。
 それを健康な男性器にかけると絶倫となり、ちょっとやそっとの性行為では勃起は収まらない。ミントもその事は承知の上である。
「ブヒィ・・・。チンポ、熱いブヒィ・・・」
「たっぷり射精してくださいね。それでは、オチンポをおしゃぶりします・・・。ん・・・。じゅる。じゅうるるる
・・・」
 はしたない音を立てながらミントは口全体でピッグのペニスを扱いていく。舌を皮の中へほじる様に進めて行き、皮を少しずつ下ろす。
「じゅうううう・・・。ぢゅるるる・・・。ぷはぁ。美味しいです、ピッグ様・・・」
「それは良かったブヒ。次は皮の中、いいブヒか?」
「もちろんですピッグ様。お溜めになったチンカス、いただきます」
 細い指で下しきらなかった皮を優しく下ろす。下ろすと恥垢で汚れた亀頭が姿を現した。
「ああ・・・。1日お掃除しないだけでこんなに・・・。カリにチン毛も・・・。あ、オシッコで黄色くなったチンカス、美味しそうです」
「ミントが選んだパンツ、毛羽立ちがすごいからブヒ・・・」
「申し訳ございません・・・。ピッグ様のチンカスを毎日食べたかったものですから・・・」
「いいブヒ。それにチンカスが溜まりやすいのは前からブヒ。ミントが喜ぶなら喜んでするブヒ」
「ああ、なんて慈悲深いお言葉・・・。ありがとうございます、ピッグ様・・・」
「さ、続きをお願いするブヒ」
「はい、ピッグ様」
 ミントは再び口を開き、躊躇いも無く恥垢まみれのペニスを咥える。舌で恥垢を取るたび、悪臭が口野中に広がる。しかし、ミントにはそれが最高の匂いだった。
「んはぁ・・・。美味しいです・・・。チンカスゥ・・・。カリにこびり付いたチン毛も・・・。じゅるるる・・・。
白いチンカスもぉ・・・」
「ブフゥ・・・。気持ちいいブヒ」
「お褒めいただき、ありがとうございます・・・。ちゅうううう・・・。ちゅ・・・」
 亀頭にキスをして、ミントはピッグに顔を向けた。口を開くと、亀頭に付いていたチンカス全てがミントの口腔を汚している。
「ほら・・・。こんなにチンカスが取れましたよ・・・。これでは女の人にもてませんよ?」
「いいブヒ。ミントが傍にいるだけで十分ブヒ・・・」
「ああ、嬉しい・・・。それではチンカス、いただきます」
 顔を紅潮させ、ミントは口をすすぐように動かす。そしてゆっくりと口に溜まった恥垢を飲み干した。
「チンカス、ご馳走様でしたピッグ様・・・。次は何に致しましょう?」
「そうブヒね・・・。パイズリ、お願いするブヒ」
 ピッグはミントの胸のボンデージを外す。外に露になったミントの白い円錐巨乳はいつ見ても美しい。まさに芸術的な形とピンク色の乳輪が絶妙のバランスで成り立っている。
「畏まりました。それではパイズリでザーメン、抜き抜きしちゃいますね」

 ミントが自分の乳を持ち上げ、ピッグのペニスを包んだ。乳がペニスへ吸い付くように変形し、柔らかくもしっかりとした弾力でペニスを圧迫する。
「はぁぁぁ・・・。ピッグ様のオチンポ、熱いです・・・。それでは、パイズリしますね」
 ピッグに笑顔を向け、ミントは胸を上下にゆっくりと動かし始める。先にミントがフェラしたおかげで、胸はスムーズに動く。動かすたび、ピッグとミントに快感が伝わる。乳房はミントの性感帯だ。
「あぁぁぁぁ・・・。おっぱい、気持ちいいですぅぅぅ・・・」
「こっちも・・・。ブヒィィィ」
「ありがとうございます・・・。ああん!!乳首が・・・。ピッグ様のお体を擦ってぇ・・・!」
 思わぬ快感に、ミントは嬌声を上げた。
「カリもぉ・・・!オチンポのカリも擦れて気持ちいいですぅ・・・!!」


第5話

「ミントォ・・・。いいブヒィ・・・」
 ピッグはその名の如く、豚のように鼻を鳴らして快感に溺れていた。その顔は誰もが嫌悪感を表すくらい、酷く醜い顔だが、ミントには可愛らしく愛おしささえ感じる。
「ピッグ様のオチンポも気持ちいですよぉ・・・。熱くてぇ・・・。んぅぅぅ!硬く、てぇ・・・!」
「ミントのおっぱいも柔らかいのに、しっかりした弾力が気持ちいいブヒ・・・」
「お褒めいただいてありがとうございますぅ・・・。ああん!!」
 ミントは胸を動かす速度を速めた。その分、2人の快感も増していく。ミントが絶頂に達する前触れだ。
「あっあっあっあっ!!気持ちいいですぅ!!」
「ブヒィ~!!」
 さらに早く動く巨大な乳房。それに挟まれるだけの熱い肉棒。それらによって与えられる快感に2人は溺れていく。
そして、遂に達する時がきた。
「ああっ!!イクゥ!イっちゃいますぅ!ピッグ様ぁ!!」
「こっちもブヒィ!!イく時は一緒ブヒィ!!」
「嬉しいですぅ!!ああ、イクッイクッ、イックゥゥゥゥ!!」
「ブヒィィィィ!!」
「アァァァァァァァァ!!」
 2人の絶頂は同時だった。ミントの顔と胸をピッグの黄変した精液が掛かり、ピッグにはミントの母乳が掛かっていく。その勢いはまるで噴水のようであり、強く激しいものだ。顔に乗りきれなかった精液がミントの胸の谷間へと流れ込む。
「ああ・・・。気持ちいいブヒィ・・・」
「すごい、こんなにいっぱい・・・」
 長い射精が終わり、ピッグとミントは快感の余韻に包まれていた。ミントは胸の谷間に溜まった精液に口をつけた。
「じゅるるる・・・。ぷはぁ・・・。じゅるるる!!」
 もはやゼリーといっても過言ではない濃厚な精液を、ミントは音を立てて吸いたてる。汚れたペニスもしゃぶりつき、尿道に残った精液を吸いだす。
「ずずず・・・。ああ・・・。こんなにザーメンが出ましたよ?」
 ミントは口を開け手に出し、溜まった精液をピッグに見せた。
「こんなにプリプリのザーメン・・・」
「ミント、まだ顔に残ってるブヒ・・・。口を開けるブヒ」
「はい、ピッグ様・・・」
 ピッグは右の人差し指でミントの顔に掛かった精液をミントの口へ滑らせていく。ミントの口に再びザーメンが溜まると下で転がし、先と同じように手にゆっくりと流し込む。精液がミントの手からこぼれ落ちそうになるほどにまで溜まっていた。
「さ、綺麗になったブヒ」
「ありがとうございます・・・あの・・・」
「何ブヒ?」
「うがいしてから飲んでいいですか、ピッグ様のザーメン・・・」
「いいブヒよ・・・」
「ありがとうございます・・・。では・・・」
 手に出された大量の精液を口をすぼめ、音を立てながら再び吸い込む。
 そして顔を上に向け、ミントは精液でうがいを始めた。そしてミントは10秒間、精液うがいしたあとゆっくりと精液を飲み干した。
「んはぁ・・・。ご馳走様でした、ピッグ様のザーメン・・・。とてもおいしかったです・・・」
 ミントの顔は幸福に満ちた笑顔だった。

「んはぁぁぁぁ!!大きぃぃぃぃい!!」
 公衆便所での性行為は、3時間経った今でもまだ続いていた。ピッグの勃起し続けるペニスは一向に衰える気配は無く、ミントの膣を徹底的に犯していた。
 ミントはピッグの上に騎乗位の体勢で、ペニスを膣に迎え入れていた。
「ああ!!イきます!!アァァァァアアー!!」
「ブヒィィィイ!!」
 2人の結合部から精液が溢れ出す。精液はミントの中にすでに溜まっている精液を押し出し、膣内の全てを犯そうと奔流した。
「はあ、はあ・・・」
「ブヒィ・・・。まだまだ出るブヒ・・・」
「いいですよ・・・。ピッグ様がご満足されるまで、犯してください・・・」
 息を切らしながらも、ミントの声ははっきりしたものだ。
「私もまだ性欲が収まりそうにありません・・・」
 ミントも恥ずかしそうにピッグに言った。
 ミントの下腹、丁度子宮にあたる位置に法術陣が刻まれていた。だが、これは刺青や焼印によるものではない。ミントが自らかけた法術、サイレンスによるものだ。
 サイレンスは敵の術を封じる法術だが、本来の効果はかけた者を完全避妊する。しかし、性欲を引き出す法術に変わりないためかけた者の性欲を引き出す。
 ミントはサイレンスを奴隷の焼印を入れたその日からかけている。それにより常時発情状態になっているのだ。
「またオマンコにザーメン、ビューって射精してくれますか・・・?」
「もちろんブヒ・・・」
 ミントの頬を赤く染めらせ、切なげな表情にピッグはただ頷くしかなかった。
「ありがとうございます、ピッグ様・・・。ああん・・・!」
 笑顔を浮かべ、ミントは再び腰を動かし始める。
 その後、公衆便所でのピッグとミントの性交は日が傾き始めた頃まで続いた。
 だが、ミントは何の苦にも感じていない。愛する人の奴隷となれたのだから。
 ミントの幸せは続く。

















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