『ヤンキー女』
(#285)



投稿者 こうじ




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第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
第6話
第7話
第8話
第9話
第10話





第1話

これは僕の身に起きた実話です。

僕は今年20になる、こうじ(仮名)といいます。
ちょっと暗くて友達もいません。
もちろん彼女だって、年令=彼女いない歴みたいなさえない奴です。
こんな僕だから、中学の頃はタメのヤンキー達には、いいようにいじられかなり馬鹿にされていました。
それ以来、ヤンキー、不良という人達を見ただけで、毎回逃げたり、こそこそ隠れて日々過ごしてきました。
あの日までは…
あの日というのは、昨年の1月3日、実家は商売をしている為、僕は父親に頼まれて事務所に飾る為の破魔矢を買いに、地元ではそこそこ大きな神社へ行きました。
一人で破魔矢を買って、初詣もついでに済ませて、境内を歩いているといきなり後ろから肩の辺りをパンチされました。びっくりして振り向くと同じ中学だったヤンキーの後藤がニヤニヤしながら「おう!こうじじゃね~か」と慣れ慣れしく肩を組んで来ました。
僕は愛想笑いをしながら内心は…うわ~最悪だ。
逃げなきゃ…と、焦っていましたが後藤は肩を組んだまま僕を神社の裏の方へ連れて行きます神社の裏の方に向かうにつれて、初詣に来ていた人達の姿はだんだん少なくなり、僕は愛想笑いすら出来ない状況になりました。
その間も後藤は「お前何やってんの?」とか「まだあそこに住んでんだべ?」などいろいろ聞かれた気がしましたが、あまりハッキリ覚えてません。そんな時に前から人の声がしたので顔をあげると、そこには中学のヤンキー軍団がいました。
男5人女3人の合わせて8人です。
皆、僕とタメで中学時代はさんざん僕をいたぶった奴らです。
その軍団を見るなり後藤は叫びました「おい。今小便行ったらこうじ見つけた。懐かしくね?」そう言うと、男達は「お~!こうじかよ。懐かしいなぁ」なんて薄ら笑いで近寄って来て、なぜか皆僕の腹にパンチしたり蹴りを入れたりしてきました。
そんな状況でも、僕はヘラヘラしながら(我ながら情けない…)「久しぶり…皆はまだ一緒に遊んでるんだぁ」なんて事をつぶやいてました。内心では…高校すら行って無ぇおまえらの最終学歴の友達同士だもんな。
そりゃ~仲良くしてなきゃななんて事を考えながら。。
そんな時間が少ししたら、周りでそんな様子を見ていた女ヤンキー達が、「ねぇ、そろそろどっか行こうよ~」といい始めましたそのタイミングで「僕もそろそろ帰らなきゃ」と言ったのですが、再び後藤は強く肩を組んできて「つめてぇ事言うなよ!久々なんだから付き合うべ!?」と睨みながら言ったので僕は脱出は諦めて小さく頷きました。
そして、その後はヤンキー軍団の趣味の悪い車に乗せられて国道沿いのボウリング場へ連れて行かれました。
貸し靴代とジュース代を奢らされ、その後のゲームセンター代もかなり出させられ、僕の財布から札が無くなった頃に、「じゃあ、俺等行くとこあっからよ」と、その場で急に解放されました。
家までは歩いて40分位かかりましたが、脱出出来た喜びで苦痛に感じませんでした。

そしてその2日後に…2日後の1月5日その日は、夕方5時から0時までバイトでした(コンビニ)いつものように、レジにいると9時頃後藤と工藤と女ヤンキーの大川由利の3人が店内に入って来ました。
「おう!こうじ~来たぞ。」そういえば僕はボウリングの時に会話が途切れるのがなんとなく怖くて、バイト先までしゃべっちゃったんだ…というのを思い出し一人で凹みました。
そんな僕の気持ちなんか全然無視して後藤は「おまえバイト何時までよ?待ってるから終わったら遊ぶべ~よ」と言い、0時までと伝えると「またその頃来るわ」と店を出て行きました。
奴らが出て行ってからの時間はずうっと憂欝で、また金を取られると嫌なのでバイト先に金を隠しておきました。
11時30分頃に再び後藤、工藤、大川の3人で店に来て0時まで大声で騒ぎながら立ち読みしたりして僕を待っていました。
バイトが終わると同時に「飯食い行くべ。」と言われDQNカーに乗せられファミレスに行きました。



第2話

ファミレスでは僕の隣に工藤が座り、正面に後藤、その隣に大川が座りました。飯を食いながらまた下らない、つまらない話に愛想笑いで付き合っていると、後藤がいきなり真面目な顔になりこんな事を言い出しました。
「実はよぉ、しばらく俺と工藤は〇〇県行くから、もうこうじとなかなか会えないかもなぁ」詳しく話を聞くとこうです。
後藤の家は建設関係の仕事をしていて、その会社で工藤も働いているその会社の新しい現場が〇〇県であるらしく、二人はそっちに住み込みで行くらしいそれを聞いて僕は嬉しくなり、かなりニコニコしながら「淋しくなるなぁ。」なんて心にも無い事を言っていました。
それを聞いて後藤と工藤の二人は「だべ?だから今日の飯は送別会変わりにこうじの奢りな」と言われ、やっぱりきたか…バイト先に金置いて来て正解!と思いつつ「でも僕、今持ち合わせ2000円位しか無いよ」と言いました。
それを聞いて二人は舌打ちをしながら「じゃあ、今持って無いなら由利がとりあえず立て替えておくから、近いうちにこうじのバイト先に由利が取りに行くってのはどうよ。それでいいべ」と言われ、まぁ金輪際この二人と会わないなら安いもんかと了承しました。
それを聞いて大川由利も軽く笑いながら頷いていました。しかしよく見ると、この大川って女ヤン、中学の頃から妙に大人っぽく見えたけど、この歳になって改めて見たらかなりのいい女。
化粧も上手くなってるし、茶色の髪もサラサラでスゲー綺麗!!ちょっとつり目で性格きつそうだけど、たまんねーなぁ。なんて事を考えながら、明後日、バイト先に大川が金を取りに来る約束をして、工藤と後藤は明日から〇〇県行くらしいので口先だけでは応援してるフリしてその日は別れた。

大川由利と約束の日、また夕方からバイトだった僕は一応立て替えという名目の訳もわからない6000円を封筒に入れて、それ以外の金は自宅に置いて、働いていた。
11時45分頃約束どうり大川由利は店に来た。
派手目な軽自動車に乗って。
で、この前三人で来た時の大騒ぎとは全く違う態度で、ほっとれもんをレジまで持って来て、またあの時の様に軽く笑いながら「今日も0時までなんでしょ?とりあえず車の中で待ってるからさ」と言って支払いを済ませて、いい匂いを残しながら店から出て車に乗り込んだ。
バイトが終わり、駐車場に停まっている大川の車の窓ガラスをノックするとゆっくり窓が空き「おつかれ~さむいねぇ」と笑いかけてきた。
その笑顔を見て僕も自然と笑顔になり「ハイこれ。この前はありがとう」と金の入った封筒を渡した。
なんで金せびられてるのにお礼を言ったのか今となってはかなり疑問なんだけど…封筒を受け取ると、中身も確認しないで、「これ捨てといて~」と飲み干したほっとれもんのペットボトルを僕に手渡し「じゃ、またね~♪」と言って帰って行った大川の車が見えなくなるまで、ぼ~っと見送ってゴミを捨てようとごみ箱まで近づいた時に、ふと僕はペットボトルを眺めた。
これって…今まであの大川が…あの綺麗で大人っぽい大川が口つけて飲んでたたんだよなぁ…そう考えると同時にゆっくりと慎重にキャップをゆるめた。
飲み口の所にはうっすらと口紅がついていて、それを見た瞬間にハッとして意味も無く周りに誰もいないかキョロキョロしてしまった。
それから自宅までの約10分僕はずうっとペットボトルの口紅を舐めながら、飲み残ったわずかなほっとれもんを味わいながら帰った。
部屋に着いても、大川由利の顔と匂いと唇と笑顔を思い出しながら、ペットボトルを舐めて、2回抜いた。
本物の唇はどんな味でどんな感触なんだろう。。。
あんな強気な顔してる女がベットの上ではどんな顔して悶えるんだろう?
そんな想像ばかりでその夜はあまり眠れなかった…それから数日経ったが、僕はほぼ毎日大川の事を考えていた。



第3話

そんなある日バイトをしていると、大川が店に来た。
入ってくるなり僕を見て一瞬笑顔を見せて、雑誌コーナーへ。
雑誌とジュースとサンドイッチとお菓子を持ってレジに来た。
また意味も無く笑ったのだが、僕の目はそのぽってりとした大川の唇に集中していた。
ろくな会話もせずに支払いを済ませて釣りを渡すと、大川は身体をひねってウエストポーチに財布をしまった。
サラサラの茶髪はフワッとなびいてその時に胸のデカさが強調されて僕はドキッとした。

その日以来、2日に一度位のペースで僕のバイト先に大川は来るようになった。
まぁ、来てもろくに会話もせずに目があう度にいつもの笑顔を見せてくれるだけだったが。
しかし1月の末に事態は急展開した!その日はバイトも無く、逆に客として僕は自分が働いているコンビニに行った。
ヤンマガと弁当を買って店を出たら、あの初詣の時に会った軍団に遭遇した(後藤と工藤はいないが、大川は居た)今からカラオケ行くからこうじも来いと半ば強制的に連れて行かされ、あまり得意じゃない酒もガブガブ飲まされ、支払いも当然させられた。
飲み過ぎて帰り道、歩きながら吐いてしまったら、ヤンキー軍団には「汚ねぇんだよ!」と罵られ、笑われからかわれた。一人であまりの気分の悪さにしゃがんでいると、大川が「きたねぇなぁ。。早くこれでうがいでもしろよ!」とエビアンを買ってきてくれた。
その日はエビアン片手にフラフラで帰ったが、次の日のバイトをしていると、大川が11時50分頃一人でコンビニに来た。
大川が雑誌を立ち読みしていた時に0時になり、バイトを上がった僕は「あの…これ…昨日はゴメン」とエビアン代のつもりで200円渡そうとした200円を渡そうとすると、少し怒った顔で「カラオケとかファミレスおごってもらってんだからいらねーよ!」と言われた。
それを聞いて僕が少しビビっていると、「もうバイト終わり?ご飯付き合ってよ」と予想外の誘いがあった。
僕は状況が良くわからず一応頷くと、そのまま大川の軽に乗り込み、ファミレスに行った。
車内はスゲーいい匂いでハンドル握ってる大川の手はちょっとエロく見えた。
ファミレスでは「あんた、もっと男らしくしないからたかられるんだ」とか「なんでそんなに弱気なんだ」とか、さんざん説教されたけど、僕は適当に頷きながら大川の指や唇や胸の膨らみばかり見ていた。
食事も終わりファミレスを出ようとすると、大川がサッと伝票を取り、レジに行き支払いをした。
僕が払おうとすると「いつも奢らせてばっかりじゃ悪いしさ。その変わりこの後ドンキ付き合って」と言われご馳走になってしまった。

ファミレスの後ドンキに着くなり、本棚とカラーボックスを買い荷物を下ろしに大川の家の前まで一緒に連れていかれた大川の家はアパートで、まだ実家に住んでいると思ったら一人で暮らしているとの事だった。
場所はバイト先のコンビニからそう遠くない所だった。
荷物を下ろし、玄関前まで運び、「じゃあ、今日はごちそうさま」と言って僕は帰った。
ただ今日は大川の部屋が解ったというかなり大きな収穫があった僕は満足して家に帰った。

それから数日間、大川はバイト先にも来ず、僕は少し不安と心配になった。
もう来ないのかな…そんな日が何日か経った時、大川が急にバイト先に来て「明日午前中~半日車をコンビニの駐車場に置かして欲しい」と言ってきた。
とりあえず店長にお願いしたら、鍵を預かっていつでも移動させれるなら構わないとの事だったので、次の朝9時に店の前で大川と待ち合わせて鍵を預かった。
大川が言うには、今日免許証の更新の講習?らしくて、うちのコンビニのすぐ横にある警察署に行きたいとか。
僕は免許まだ持ってないから詳しい話はよくわからないけど、警察署の駐車場は狭くて台数停めれないらしい。
大川を見送り鍵を店長に渡そうとしたところ、グッチのキーケースには車の鍵以外にもいくつか鍵が付いていた。
店長にキーケースを渡す前に、アパートの鍵と思われる物を外し、店長にキーケースを預けた。
口から心臓が出そうな位緊張して、身体じゅうに震えが来たが、その足でバイトの無い僕は駅前のロックセンターまで行き、合鍵を作り昼過ぎに再びコンビニに戻った。



第4話

何食わぬ顔でレジの奥の箱に入っているグッチのキーケースにマスターキーを戻すと僕は裏の事務所で「大川が戻って来るまで待ってます」と店長に伝え待たせてもらった。
その間も足はガクガク震え、これでいつでもあの大川由利の部屋に入れるんだ…と思うと掌にも汗ビッショリで全然落ち着かなかった。
15時30分頃大川は戻って来た。
店長にお礼を言って僕は震えながらキーケースを大川に返した。
明日にはおまえの全部見てやるからな…と心の中でつぶやきながら、作り笑いで手を振ったその日の夜は全く眠れず、机の上に置いた合鍵を眺めては、大川由利の唇や胸の膨らみを想像していた。
それだけで何度も抜きたい衝動にかられたが、明日まで我慢しなければもったいないと言い聞かせ思いとどまった。

次の日の昼前に手袋をして自宅を出て大川の部屋に向かった。
自分でも意識していないのにいつの間にか走っていた。
アパートの前に着くとぐるっと周辺を見渡し、大川の車が周りに無いのを確認して、部屋の窓からも人の気配が無さそうなのを確認して玄関前まで行った。
震える指先で呼び鈴を何度か押し返事が無いのを何度も確認した。
半端じゃなく緊張する中、周りに誰もいないのを確認して鍵穴にゆっくりとスペアキーを差し込んだ。
もしかしたら違う鍵かも?という不安が少しあったが、問題なく鍵は回った。
呼び鈴で誰もいないのを確認したとはいえ、かなりビビリながらそっと玄関を開けて中を覗いた室内は薄暗く人の気配、物音は何もしない。
ゆっくりと室内に入って、玄関の鍵を閉め、深く深呼吸をした。
レジの時や車内でしたあのいい匂いが脳を刺激して僕の理性は吹っ飛んだ部屋に入ると家具はあまり無いが、以外に女の子っぽい物がたくさんあり、あの強気でツンとした大川本人とのギャップに興奮した。
部屋の奥にある小さな3段のタンスを下から順に開けていくと一番下の引き出しにはTシャツ、真ん中にはジャージやらトレーナーが入っていた。
一番上の段は左右が別の引き出しで左にはブラジャー、右にはパンティが綺麗にまとめられて並んでいた。
それを見た瞬間、息をするのも忘れる程興奮し、急いで自分のズボンとパンツを下ろし、ピンクのパンティを口にくわえ匂いを嗅ぎ、ギンギンになったあそこには黒いブラを巻き付け、こすってみた。
10回程こすっただけで、大量の精子が飛び散った。
タンスや床にまで飛んだ物をしっかり丁寧に、パンティの股の部分で拭き取り、元のように小さきたたみ順番どうり戻しておいた。
次にベットの上に飛び乗り、枕に顔を押しつけおもいっきり深呼吸した。
すると、あのなんともいえない甘くていい香り、大川由利の匂いがした。
それを嗅いだ途端、今イッたばかりの僕のあそこはまたギンギンになった。
ギンギンのあそこを握りながら、今度はユニットバスへ…便座に頬摺りしたり、風呂の排水溝の髪の毛をあそこに巻き付けたりしながら洗面台の歯ブラシを口にくわえて、あそこを素早くこすった。
またイキそうになったのでポンプ式のボディシャンプーの蓋を開け、その容器の中に向けて射精した。
さっき出したばかりなのにまた大量に放出。
今夜から大川はこれで身体じゅう洗うのか…と思うともの凄い征服感が走った。
その後も冷蔵庫を漁り、飲みかけのペットボトルのお茶の飲み口を舐め回して口に含んだ物を中に戻したり、化粧ケースの中の口紅を舐めまわしたりあそこに付けたり、かなりのマーキング作業をしておきました。
ただ下着や物を盗るとバレる可能性があるので、それはしないように言い聞かせました。
なぜならこの先、この鍵がある限りこのスペースにはフリーパスで入れるのだから…

それからもほぼ毎日の様に大川の部屋に侵入しました。
ボディシャンプーやお茶が減っているのを確認するたびに興奮し、精子を拭いた下着が使われているのを確認するたびになんとも言えない快感が全身を貫きました。
でも、そんな中で一番興奮したのは事実を何も知らない大川が普通の顔をしてコンビニに来て、以前と全く変わらない軽い笑顔を見せた瞬間でした。
あの笑顔のあの唇でお茶を飲みあの口紅を塗り、あの身体をあのボディシャンプーで洗いあの下着で覆い、あの歯をあの歯ブラシで磨いているのだと思っただけでイキそうになりました。



第5話

でも、部屋にも10回も行けばあまり興奮もしなくなり、だんだんと飽きてきているのも正直な感想でした。
飽きてくると同時にやる事もだんだん大胆になり、触った物をしっかり元に戻さない様な状態になっていました。

そんなある日、バイトが終わる寸前の11時50分頃大川と他の女ヤンキー2人の計3人がコンビニにやって来ました。
「こうじもうバイト終わりでしょ?話あるからちょっといい?」
大川が話し掛けて来ました。
僕は、まさか…バレたか?と内心焦りましたが、冷静を装い「うん。大丈夫だけど」と答えましたバイトが終わり駐車場に行くと3人は寒い中車にも乗らず待っていました。
僕が歩み寄ると「こうじってバイト無い日って暇してるよね?実は…」
大川が一気に話を始めました。
大川の話はこうです。
どうも最近部屋に誰か入った形跡がある。
ただ確信が持てない程度の形跡らしい。
布団がめくれていたり、ユニットバスのドアが開いていたりした。
テーブルの上の物の配置がズレていたりする…
僕はその話を聞いた時、かなり焦りドキッとしましたが、一生懸命冷静なフリをして、わざとらしく驚いたり、ビビるふりをしたり必死でした。
そんな僕をヤンキー女三人は囲み、大川はいきなりこんなお願いをしてきたのです。
「こうじさぁ、バイトが無い日中、2、3日でいいから家のアパート見張っててくれない?あたし以外に鍵持ってるのって大家くらいだからもしかしたら、あの大家の親父が入ってるかもしれないし…」
その件に関して真犯人の僕ははっきり言って関与したくないのと「そんなの他の仲いい元ヤンに頼めばいいのに…」というニュアンスの返答をすると「奴らは仕事してて平日の日中なんて無理」と即却下されました。
その際他の女ヤン二人も「こうじ~!お前男なんだから、女友達の助けにのってやれよ~」などと煽りまくり、それで半ば無理矢理、翌日と翌々日の見張り役に指名されました。
見張り場所として、アパート横に大川の車を置いて行くからその中から様子を見るようにと言われ、翌朝8:30に大川のアパート前に行くという話をして別れました。
その夜は、やり過ぎたかな?もう入れないな…やばかったな…と考えながら眠りました。

次の朝、眠い目をこすり8時30分にアパートの前に行くと大川は車の中ですでに待っていて、後部座席と助手席には昨日の女ヤン二人も乗っていました。
なんでも昨夜はあの後、大川のアパートに二人は泊まったらしく「わざわざ悪いね。じゃああたし行くからよろしくね。ちなみに今日はこの二人も付き合ってくれるってさ」と言い残し缶コーヒーを手渡され、ロクに会話もせずに大川は仕事に行ってしまいました。
いい匂いのする狭い車内で、ケバい女ヤン二人とロクに面白い話も出来ずに退屈な時間が過ぎました。
女ヤン二人は「犯人来ねぇかなぁ…来たらぶっとばして、金ふんだくるのにな」なんて息まいてたけど、来るわけありません…だって犯人ここにいるし。。。
そんな無駄な時間を過ごしていると、昼頃には女ヤンも飽きてきたらしく「腹減った」とか「腰痛ぇ」とか騒ぎだし、しばらくすると今度は俺をネタにしはじめ「彼女いんの?どんな女好き?」適当に答えると、笑いながら俺を馬鹿にするという時間の繰り返しでした。
大川が戻って来たのは18時頃でしたが女ヤンは車内で爆睡。。
当然その日は何も無く(あたり前)大川にお礼とまた明日お願いと言われ解放されました。
翌日も朝8:30にアパート前に行くと、大川だけで待っていて「今日は一人だけどよろしく」と車のドアを開けてくれました。
僕は「行ってらっしゃい。あっ、これ持ってた方がいいでしょ。」と言いグッチのキーケースから車の鍵だけ外し、キーケースを大川に返しました。
それを受け取るといつもの軽い笑顔で「じゃ、よろしく。ほんとに悪いね」と言い残し仕事に向かいました。
当然、誰も来ないのわかっているのでとても退屈で無駄な時間が始まりました。
途中、部屋に入ってしまおうか?などと考えましたがさすがに躊躇し、車内をいろいろ漁ったりして時間を潰していました。



第6話

やっと18時になって、大川が戻ってきて異常が無かった事を伝えると、「そっか。ありがと」と言いつつ少し不満そうな顔を見せた後に「こうじ、お礼に飯奢るよ」と言うと車に乗り込み、駅近くの居酒屋に二人で行きました。
居酒屋に着いて、大川と向かい合う形で座りました。
座ると同時に大川は「マジで悪かったね。お礼に何でも食ってよ。あたしの勘違いだったのかな?」と言って「さぁ、飲むべ!家に一人で居るのなんか怖いしよ。まだまだ時間あるぜ~!!まぁ、こうじは吐かない程度にな」と明るく笑い生ビールを頼みました。
そんな大川を見て俺は正直また興奮していました。
サラサラの長い茶髪に白い肌、ちょっとつり目でぽてっとしてツヤツヤしてる唇。長くて細い指。
指先には黒いマニキュアに白いリボンのネイルアート。
ダウンジャケット脱いではっきりとわかる大きくて丸い胸。
俺はこの大川のいろんな事知ってる…今以上に知らない部分を知りたい。
どうにかしたい!そんな事ばかり考えて、何を話したかあまり覚えていません。
ただ大川はビール、カクテル、サワーと何杯も飲んで、11時頃には目がウルウルしてそのまわりがほんのりピンクになって、何度もトイレに行っていた事は印象的です。
前にも書きましたが僕はお酒が弱いので、チビチビと舐める程度で全然減りませんでしたが、大川がトイレに行っている間に、大川の分として何杯も濃いめのお酒を頼みました。
その度に彼女はにこやかに「頼んでおいてくれたんだ~悪いねぇ」などと言ってつぎつぎにグラスを開けていきます。
かなり酔ってきたようで大川に僕は質問をしてみました。
「大川さん…彼氏とかいないの?後藤とか工藤と付き合ってるの?」
大川は「おとこ~?いねぇし!後藤達はただの仲間だし。ありえねぇし!」とかなりのハイテンションで答えました。
それを聞いて僕はまた嬉しくなり大川にさらに酒をすすめました。
0時30分を少しまわった辺りで、そろそろ店を出ようという事になり、立ち上がったのですが大川は腰に力が入らない位酔っていました。
結局、居酒屋の支払いは僕がして肩を貸すように店を出ました。
胸とか当たるの期待してたけど、それは無くがっかりしていると、大川は車で帰ろうとするので、僕は止めてタクシーに乗せました。
大川は「だいじょぶだよ!よゆーだよ」と繰り返していましたが。。
本当に根性あったり普通の男なら、このままホテルとか行けるんだろうけど…
結局、大川をアパートまで送り「じゃあ」と言って立ち去るフリをして、すぐに振り返りこう言いました。
「あっ!そうそう。俺で良かったらまた何かあったらいつでも言って。携帯番号教えとく」
ここで僕の携帯番号を伝えると、大川はフラフラしながらも「うん」と言いながら自分の携帯に僕の番号を打っていました。
その後「一応ワンコールしてみて」と言いワンコールを確認して僕は改めて、立ち去るフリをしたのです。
帰るフリをして曲がり角を曲がってから大川のアパートの方向を覗きました。
大川はしばらくしゃがんでいた後フラフラしながら手すりを両手でつかみながら階段を上がり部屋に入って行きました。
それを確認して数分後僕は大川に電話しました。
「もしもし?大川さんちゃんと部屋入れた?外に座らせたまま帰って来ちゃったから心配したんだよ」
すると大川は「だいじょぶらよ~。よゆぅよゆぅ。部屋入ったし~」かなり酔っていました。
「今日はちゃんと鍵しめてすぐ寝なよ。明日車取り行くの忘れないで。じゃおやすみなさい」
そう言って、電話を切りその曲がり角で10分程時間をつぶし、僕は再び大川のアパートに向かいました。
その時はナゼかあまりドキドキもせず冷静でした。
大川の部屋のドアの前に静かに立ち、僕はポケットから魔法の鍵を取り出したのです。
室内で歩く音などがしないのを確認後ゆっくりと鍵を差し込み鍵を静かに開けました。『カチャン』静かに鍵が開く音はしましたが、中からは特に変わった物音はしません。
それを確認して僕は、一気にドアを開け室内には入らず力一杯ドアを閉めて、ダッシュで階段を駆け下り物陰に隠れました。
するとすぐに僕の携帯が震えました。



第7話

ディスプレイには大川さんの携帯番号が。
よっし!予定どうり!そう思いながら、落ち着いた声で電話に出ました。
「もしもし?大川さん?どうしたの?」
「もしもし?こうじ?もう家帰っちゃった?今、今さぁ、誰かが玄関あけた…マジやばいかも」
かなり声は震え、さっきのハイテンションとは全く違います。
「えっ!?マジで!!すぐ行くから大川さんは玄関の鍵閉めて、ドアチェーンして待ってて!ダッシュで行くから!」
緊迫感を思いっきりかもしだし電話を切ると、僕はその場でしばらくしゃがんで時間をつぶし、5分位してそのアパートまでの短い距離を超ダッシュしました。

玄関の前で再び大川さんの携帯に電話をかけ「ハァハァ…大川さん…今、部屋の前着いたよ…だいじょうぶ?」
するとか細い声で「うん…今開けるね」と言いドアチェーンが外され、鍵が空きゆっくりとドアが開きました。
中から怯えた顔の大川が顔を出し、僕の顔を見た途端に半泣きの顔と声で「マジやばいょ…スゲーこわぃ」とつぶやきました。
僕はその顔を見てかなりキました。
普段強気な大川がこんなに怯えて…
「大丈夫だよ。俺来たから」と笑ってみせると、大川は少し安心したのか「とりあえず入って」と僕を部屋に入れました部屋に入ると室内は相変わらずいい匂いがして、いつもの場所にいつもの物がありました。
ただ今までと今回で大きく違うのは、部屋に大川由利本人が居ます。
大川は「こわぃ…やばぃ」を繰り返しながら、ベットに腰掛け小さく震えていました。
僕は「もう大丈夫だよ。今夜はずっと居てあげるから。大川さん明日も仕事なら寝たら?」と優しく語りかけました。
大川は「うん…こうじほんとにアリガトね…」と言いながら顔もあげずにずっとしています。
僕は再び「もう心配しないで今日は寝た方がいいよ。酔ってるんだし」と言いながらチャンスはここだと思い、勇気を出して大川の座るベットの隣に腰掛けました。
内心ドキドキしながら少し離れた所に座りビビリながらも大川の頭を撫でて、微笑みかけました。
大川は精一杯の作り笑顔で僕を見て再び「ありがと…」とつぶやきました。
頭を撫でつつジワジワと座る距離をせばめてかなり近くなった所で手を強く握り意味も無く頷きました。
(僕は女慣れしてないから、この後どうすりゃいいかよく分からなかった…)
手を握り頷いて僕はゴクリと生ツバを飲み込み、一気に大川に乗り掛かり抱きつこうとしました。
「きゃっ!」大川は僕から逃げようとした勢いでベットに倒れ込みました。
その時点で僕の理性は完全に吹っ飛び、もうどうにでもなれ!とそのまま大川の上に必死に乗りかかろうとしました。
その瞬間大川は「ちょっ、こうじ!!ふざけんな!てめぇ」といつものヤンキー大川のトーンで叫び、同時に足と手をバタつかせ何発も僕に蹴りと平手を当ててきました。
多少その反撃にひるみましたが、相手はさっきまでフラフラでロクに歩けなかった女。
すぐに両手を押さえ暴れる足をよけて胴体に馬乗りになりました。
それでも大川は足をばたつかせ身体を必死によじり「てめぇ!こうじ~!こんな事してどうなるかわかってんのかよ!」と叫んでいましたが、ここまでやってしまって後には引けない状況の僕には全く怖くないセリフでした。
たださっきまでの弱気というか弱い大川を見ていたので、今のヤンキー大川の態度にだんだん腹がたってきて僕は馬乗りになったまま大川の髪を力一杯掴み、前後に激しくゆすりました。
「いってぇんだよ…やめ…おま…いたぁい…もーう!」
大川は大きな声で叫び抵抗していました。
そんな大川の顔を見ると目を堅くつぶり、必死に痛みに耐えてるようでしたが、しばらくすると涙が出ているのがはっきりわかりました。
涙が見えたので頭を揺らすのはやめて、髪を掴んだまま強引に夢にまでみた柔らかそうな唇を奪おうと顔を近付けると、大川は必死に顔をそむけようと抵抗します。



つづく













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