体験談『七夕様に初エッチ。』

(#088)

体験談『七夕様に初エッチ。』

12R作



これは高校1年生のときの話です。
ボクが高校で初めてできた彼女、Hさん。
おとなしめの女の子でどちらかと言うとちょっと地味な感じ。
それに対してボクは、ちょっと不良ぶっててクラスでもどちらかと言うと中心にいるタイプ。
ボクは、そのHさんに一目惚れしてしまいました。少し悲しそうな横顔が印象的な顔立ち。
目は猫のようなつり目で、身長は低く、少しぽっちゃり目でとっても愛らしい子でした。
授業中はおさげにメガネ、とっても真面目な感じの子です。
中学のときは成績優秀で、生徒会もこなす責任感のある子でした。
しかし、ひょんなことからボクと彼女は付き合うことになりました。
彼女は、ボクの後ろをちょこちょこついてきて、
とってもかわいかった覚えがあります(なぜ、過去形なのかはのちほど)
6月に付き合い始めて1ヶ月の間、人並みのデートをしました。
彼女にボクはそれなりえっちなこともしていました。
ボク達は、童貞、処女のカップルでした。
そして、ある7月の日…その日は七夕。7月7日です。
ボクらはいつも行く公園でいつものようにいちゃいちゃしていました。
それでボクが彼女にえっちなことをしていたとき…。
ボクがぼそっと言いました。「ふぇらってできる?」
彼女はそれを聞いてうつむきました、恥ずかしそうに…。
「…やってみる。」
この一言を聞いて、ビックリしました。だってこんな真面目な子がボクのために無理して…。
初めてのふぇらは、気持ちよかったかどうかおぼえていません。
ただ、彼女が、ボクのために一生懸命なのを見て、
今までにないぐらいたまらなくいとおしく感じました…。
ああ、こんなにも俺に尽くしてくれる…こいつを幸せにしてやりたいって。
それで、ボクは耳元で彼女に言いました。「えっちしよう…」
もちろんここは公園です。いくら人が来ないからといっても外には変わりありません。
彼女は絶対いやなはずです。
でも…
彼女は何も言わずうなずきました。
きっと嫌われるのがいやだったのでしょう…。
そのまま、ベンチになだれ込み…
ボクと彼女の初体験は無事終わりました。ボクのTシャツに血がついて、
それを見て二人で笑いあっていました。
ボクはこの子とずっと一緒にいたいなぁ…って思いました。


それから3年と8ヶ月。
今でもボクと彼女の交際は続いています。
山梨と東京でちょっとだけ遠距離恋愛ですが離れそうになったりもしますが仲良くやってます。
彼女の横顔は素敵なままです。今見ても惚れ惚れするような綺麗さです。
ただ、今と昔で決定的に違うことがあります。
それは立場です。
普段の生活から性生活、すべてにおいて彼女に主導権を握られてしまいました…。
実は気の強い女の子でした…。








inserted by FC2 system