体験談『マッサ-ジで女性は絶頂、失神、失禁』

(#065)

体験談『マッサ-ジで女性は絶頂、失神、失禁』

ケンジロー作


第1話

私は国家資格をもつマッサージ師です。
友人に誘われて、女性専用のアロママッサージ、性感マッサージのお店に勤めています。

性感マッサージというと、なにやらいかがわしいと思われる向きが多いですが、私は指圧も勉強していて、体のツボを熟知しています。
腰痛、冷え性、肩こりなど女性に多い体の不調から、セックス恐怖症、性嫌悪障害の悩みまで、幅広く対応しています。
資格の不要な整体師による性感マッサージとは違い、本格的、専門的な人体構造の知識に基づく施術を行っています。

マッサージエリア初めてのお客さまや、まだ18歳から20歳そこそこの若いお客さまもお見えになるので、誤解のないように、施術前にはどういうことをやるか、詳しく説明しています。
さらにどんな施術をお望みなのか、じっくりと伺うことにしています。
マッサージをこれから行う者として、お客さまとの信頼関係づくりが、極めて重要だと思うからです。
まず信頼していただかないことには、お客さまも大事な部分を私に委ねようとはお思いにならないでしょう。

説明の段階で、これはやらないで欲しい、と注文をいただけば、可能な限り、そのように対応しています。

最近多いのは、「本番はしないで」というものですが、普通に施術すれば、多くの女性の方から本番を求められます。
そんな時、最初に「本番なし」とのご注文を受けている場合、私は絶対に応じないことにしています。
施術によって性欲が高まったための、一時的な衝動的興奮がそう言わせる場合が多いからです。
ビデオで撮影していないので、後で約束を破って本番に及んだと言われれば、抗弁しようがないからです。

「キスはしないで」とおっしゃる方もいますが、私はもともとキスはしないので、これは問題ありません。
ただし、施術の最中に、キスしてほしいとか、私のペニスを口に含みたいとか、ご注文される方がいらっしゃいます。
ペニスの方はご要望にお応えしますが、キスははっきり申し上げて、私がいいと判断した方のみに差し上げております。

裸の女性ほかには「指を挿入しないでほしい」「パンツをはいたままにしてほしい」など、ご注文は色々です。
私はアロママッサージの場合、いずれも承りますが、性感マッサージを求めて来店されたお客さまには、いずれもお受けかねます、とお断りしています。
性感マッサージはパンツをはいたままでは不十分で、指を挿入しないと、中途半端な快感のままお帰りいただくことになるからです。
こう申し上げると、ほとんどのお客さまは、このご注文を撤回なさいます。

お客さまはいろいろですが、やはり一番多いのは、本当の性的快感、いわゆる絶頂の感覚を味わいたい、という方です。
これは人妻の方もいれば独身の方もいます。
女子学生の方も最近は多く、以前、どうも若い感じなので身分証明を求めたらまだ16歳の高校生でした。
もちろん、リラクゼーションと治療が目的なので、性感を感じる年代であれば、高校生でも中学生でもお受けしています。
(さすがに中学生はまだいませんが)
施術に満足され、リピーターになられる方が多く、私にもご指名頂くお客さまが30人ほどいらっしゃいます。

でも、女性の方は、自ら性的快感を求めに来られるということに、抵抗があるようです。
女性の方に絶頂の性的快感を味わっていただくことで、むしろ精神的リラックスを得ていただくことが、私どものマッサージの目的です。
だからもっと気軽に来られて、日々のストレスを解消されてはいかがかと、切に思います。

アロママッサージと性感マッサージの違いは、アロママッサージは単にアロマオイルによるスキンシップにより、体の緊張を和らげ、凝った筋肉を優しくほぐすとともに、精神的ななごみを感じていただくのが目的ですが、性感マッサージの方は、さらに性的絶頂を体得していただくことで、心身のリラックスとリフレッシュを実感していただくことを目的にしております。

この違いをじっくり説明し、ご注文をお聞きし、女性ご自身の体調の不具合を私どもが十分に聞き取り把握した上で、ご納得いただければ、施術に入ります。

私の店では、施術の前にお客さまにまずはバスに入り、シャワーを浴びていただきます。
アロマの香りがするバスで体を伸ばして、リラックスするとともに、血行をよくしていただくのが目的です。
それともちろん、私どもの指が触るので、お身体を清潔にしていただきたいという狙いもございます。

バスから上がったら、当店備え付けのパンティーとバスローブだけをまとって、マッサージ室に来ていただきます。
時々、自分が穿いてきたパンティーにしてほしい、とおっしゃるお客さまがいらっしゃいますが、アロマオイルでベトベトに濡れてしまうことをご説明し、ご理解いただいております。
一時、紙のパンティーを使用していましたが、アロマで濡れるとマッサージをするうちにパンティーが膣に食い込んで痛がる方がいらっしゃるので、いまでは通常のTバックパンティーを使わせていただいています。
「ブラジャーをしたままで」と注文されるお客さまが時々いらっしゃいますが、これは施術の邪魔になるので、通常のエステでもブラジャーはしませんよ、とお話しして、納得していただいています。

まずはお客さまに、ガウンを着たまま、うつ伏せになっていただきます。
そこで、ガウンの上から首筋、肩、背中、腰、お尻をマッサージします。
事前におっしゃっていただいた腰痛や背中痛などを治すように、重点的にツボを押さえ、揉みほぐします。
ガウンの上から揉みほぐすのは、私が当店に勤める前に働いていた通常のマッサージ店で、服の上からやタオルを患部に当ててから揉んでいたのと、同じことです。
もともと私の専門分野なので、これは十分に効果があると自負しております。
それと、初めてのお客さまには、最初からガウンをお脱ぎいただくと、心理的な抵抗があるので、ガウンを着ての施術から始めております。

こうして痛い部分、凝った部分のマッサージが終わったら、いよいよ本格的なアロママッサージから性感マッサージへと進んでまいります。





第2話

うつ伏せの状態で、ガウンを取っていただきます。
すでに首からお尻までの筋肉を揉みほぐし、リラックスしていただいているので、ガウンを脱ぐことにあまり抵抗感をもたれない方が多いようです。
それにうつ伏せなのでバストが隠れるということも大きいかと思います。
お客さまはTバックのパンティーだけでお尻はほとんど露出しているので、うつぶせだと後ろの肌がだいたい露わになっている状態です。
背中のマッサージ首筋から背中、脇の下から脇腹にかけて、さらに腰の部分に、アロマをたっぷり塗布し、指を滑らせます。
掌にアロマを受けてお身体に塗るのが普通ですが、当店では最高級のアロマをたっぷり使用することをモットーにしていますので、びんのアロマをそのまま振りかけることもあります。
アロマをお肌に直接振りかけると、冷たさにキャッと言ってしまう人もございますが、あえて性的刺激を加える場合、びんから直接振りかけることも少なくありません。

首筋や背中、脇腹の性感帯を探りながら指を這わせているので、この段階で、すでに感じてしまう女性がほとんどです。

次いでお尻ですが、これはTバックを履いたままで結構です。
お尻は下半身の充血や腰の痛み、骨盤の矯正、疲れを取るために大事な部分なので、念入りに揉みほぐします。
通常のマッサージでもお尻ばかり揉んでいると言って、クレームを付ける女性がたまにいらっしゃいますが、別にいやらしい意味でわざと揉んでいるんではなくて、体をほぐす意味で極めて重要な部位なのです。

お尻のマッサージの後は、いよいよTバックのパンティーを脱いでいただかなくてはなりません。
うつ伏せのままでご自分で脱ぐのはちょっと大変なので、私が腰を上げてくださいと申し上げて、ゆっくりと脱がせて差し上げることが多いですね。
下半身は、立ち仕事での脚の疲労や、冷え性など女性特有の症状に関係の深い、鼠頚部を中心に揉みほぐします。
お尻マッサージ最初に、お尻の割れ目にアロマをたらし、お尻の割れ目から肛門部分、肛門と膣の間の部分へと、優しく指を這わせるのですが、ここは揉むというよりも、触るか触らないかの微妙な感覚でタッチすると、快感を感じられる方が多いようです。

次に背後から太もも、鼠頚部をゆっくりマッサージします。
鼠頚部を揉むと膣に指が触れる可能性があるので、通常のマッサージでもよくクレームの来る場所なんですが、本来はリンパ腺が集中している下半身の最大のツボなので、念入りな揉みほぐしが必要なのです。
さらに股間全体にアロマを塗布し、全体を指で優しくなでさすります。
この時、陰部に対しては、指が大陰唇を時々なでるか、大陰唇の輪郭をなでさする程度にとどめます。
大陰唇を指でさすると、声を上げる方もいらっしゃいますが、この時点では、それ以上のことはいたしません。
このように本丸への刺激は後々までじらした方が、より快感が高まるからです。
この時、私はクッションを腰の下に入れさせていただいています。
お尻が突き出す格好になり、お客さまの快感がより高まるのと、重要な場所ですので、マッサージもやりやすくなる利点があるのです。

後は、背後の脚から足の裏の番です。
女性が一番疲れやすい場所なので、私は念入りに揉みほぐし、ふくらはぎやアキレス腱の血行をよくしています。
足裏マッサージ足の裏は人間の体のツボの宝庫ですが、お客さまのご訴えに応じて、指圧しています。
ツボにはまると痛がる方が多いので、アロマを塗って、弱く押さえることで痛みを軽減させます。
最近、泌尿器系のツボを押さえると痛がる若い女性が増えましたが、生活環境の変化など、何か原因があるのかもしれません。

このように、脚を丁寧にマッサージして下半身の血行をよくすると、その後の快感がより高まるのです。

これで背後は終わりました。

今度はお客さまに仰向けになっていただきます。
全裸の状態ですが、ここまでくれば、十分に快感を感じていただいている方が多く、ほとんどのお客さまはあまり恥ずかしがられません。

体の前側は、足の先から攻めます。
まず足の指を1本ずつ、念入りに揉みほぐします。
足の甲、すね、膝、ももと徐々に股間に近づいてゆきます。
鼠頚部は、足を開いてもらい、アロマをたっぷり塗って、もっとも念入りに指を這わせます。
揉みほぐす力に強弱をつけながら、大陰唇のあたりに指が触るけれども、それ以上はしないじらし作戦をまた繰り返すのです。

今度は上半身の番。
まず両腕を、手の指から始めて二の腕、力こぶの部分まで、優しく揉みほぐします。
次いで首筋、肩、バスト、お腹、下腹部へと進みます。

特にバストは性感帯が集まっているので、時間をかけます。
掌にアロマを塗り、乳房の外周部から、円を描くように優しく揉み、その円をだんだんと狭めて、最後は乳首に至るマッサージを繰り返します。
乳首は最初はそっとなでて、じらしてから、指で挟んだり、グルグル揉んだり、ひっぱたりの刺激を加えると、ほぼ全員の女性が硬くコリコリになられます。
乳首が硬くならない不感症の方がごくたまにいらっしゃいますが、そういう方は最初におっしゃっていただいているので、陰部マッサージと組み合わせて、最終的に乳首を硬く立たせていただいています。
今まで、私が施術した中で、乳首が立たなかった女性はいらっしゃいません。

バストの後は、お腹、へその回り、脇腹をさすりますが、お肉がブヨブヨに着いている方には、特に強めに揉んでさしあげています。
しかし、性感マッサージは痩身エステではないので、痛いほどには揉みほぐすことはいたしません。
次いでアンダーヘアにアロマを垂らし、下半身をなでさすります。
このように、バストから下腹部にかけて、しだいに陰部に迫りながら丁寧にマッサージすることが、より強烈な快感を得ていただくための大きなポイントになるのです。

その後、いよいよ核心の陰部への施術に入ります。

お客さまに両膝を立てていただき、足首を大きく左右に離していただくと、M字開脚となり、陰部が露わに、ぱっくりと口を開きます。
ここに掌に付けたアロマをたっぷりと塗り込みます。
この時、私はアロマオイルは肌から吸収されて肌に潤いを生み出しますが、膣内に入ったアロマも体内に吸収されて、貴女の体の中からお肌を美しくします、と申し上げています。
こう言いますと、開脚をグッと広げていただける女性が大多数で、施術がしやすくなるのです。





第3話

膣マッサージこの頃になると、膣の中はアロマだけでなく愛液であふれかえった状態になっています。
クリトリスを触ると、すでにコリコリに硬くなっている方がほとんどです。
まだ指を挿入しないで、大陰唇の周囲を、強弱をつけてなで回し、じらし作戦を続けます。
こうするとほとんどの女性が、腰を上げて、指の挿入をせがんで来られます。

従って、私が「指を挿入しないで」とのご注文に応じていないのは、ここまで愛液を溢れさせている状況では、ほぼ100%の女性が「指の挿入」を要求されることがわかっているからです。

さんざんじらした頃、陰部への直接タッチが始まります。 まず大陰唇をかきわけ、小陰唇をむき出しにし、絡みついた陰毛を1本ずつよけながら、小陰唇のビラビラを左右に広げるとともに、陰部を大きく左右に開きます。
中からピンク色の中身が見えて来ます。
アロマオイルの付いた手で小陰唇をなでるだけで、悶えたり歓喜の声を発する方、腰を高くつき上げる方が大勢いらっしゃいます。

その後、いよいよ指を挿入します。
小陰唇を開き、優しく人差し指を入れ、膣内の全体をゆっくりとかき回すように円をかきます。
Gスポットと、肛門側の快感点を中心に、優しくなでたり、小刻みに指先を震わせたりします。
これを浅くしたり深くしたり、強くしたり弱くしたりして繰り返します。
1本挿入した次は、人によって、指2本にしたり、3本にしたりすることもあります。
5本とも入ってしまう人や、こぶしが入ってしまう人もいるのです。
前述した16歳の高校生は、まだ性経験が浅いため、指2本入れようと試みましたが全然入らず、ずっと1本でやっていました。
それでも十分なオルガスムに達していたので、指の数はその女性の膣の大きさに合わせればよいと思います。

膣マッサージで悶絶女性さて、これからが本格的な指による膣内マッサージとなります。
右手の指で膣内を攻めながら、左手の指では同時にバストや乳首を攻める作戦となります。

この時点では、もう膣内はアロマと愛液でベチョベチョになっていて、ある程度激しく指を動かしても、それで膣が傷付くことはありません。
もちろん女性の一番大切な膣の中が傷付かないように、常に最大限の注意を払いながら施術しております。

指を膣に挿入し、親指でクリトリスを刺激しつつ、膣内を縦横にさすりながら指をピストン運動させるのが基本です。
その際のピストン運動は、最初はゆっくりとやりますが、段々と激しくしてゆきます。
膣内はアロマで滑りやすくなっているので、激しい摩擦がものすごい快感になるのです。
このピストン運動を2分程度続け、急にやめて1分休憩します。
さらにまた2分続け、1分休憩。これを何回も繰り返します。

このマッサージを繰り返すほどに、快感は高まってゆくのです。
指をピストン運動させている間中、指の動きに合わせて腰をくねらせる方はザラにいらっしゃいます。
「あーっ」「はあはあ」「ギャー」なぞと、悲鳴に近い歓喜の声を上げ続けていらっしゃる方。
涙を流してすすり泣くような呻き声を出していらっしゃる方。
「あかん」「ダメ」などといった、同じ言葉を繰り返しつぶやき続ける方。
最初は声を上げないで、シーツをギュッと握りしめて我慢されているお客さまも、後半になると、決まって声をお出しになります。

絶頂が近付くと、ものすごい力で指が締め付けられることがあります。
俗に言う「締まりがよい」という状態になるのですが、指がなかなか抜けなくなるほど締め付けのきつい方がたまにいらっしゃいます。
こんな方は実際の性交の際、男性のペニスを締めすぎて精液が出なくなることがあるので、その時は意識的に膣圧を緩めるように、下腹部の力の抜き方をアドバイスしています。

そしてだいたい共通しているのは、絶頂を迎える寸前にみなさま決まって「行く、行く」とおっしゃることです。
みなさま、習ったように同じことをおっしゃるのは、何か理由があるのでしょうか。

絶頂をお迎えになった女性の反応は、だいたい3種類に分かれます。

その一つ目は、失禁される方。
これは若い方に特に多いように見受けますが、30代、40代の方にもいらっしゃいます。
指を挿入してピストン運動している最中にも、おツユが散ることがよくありますが、これは愛液なのかお小水なのか、よく分からないことがあります。
おツユの量が多い時は、私はお小水だと思います。
ピストン運動を終えて指を抜いた瞬間、お小水があふれ出すことがよくあります。
先ほどふれた16歳高校生の場合、若いためか、お小水が噴水のように大量に飛び出していました。
先日初めてお見えになった19歳のお勤めのお嬢さんなんか、ピストン運動を繰り返すたびに、何回かに分けて、お小水を噴き出していらっしゃいました。
俗に「潮吹き」なぞと言いますが、あれはお小水のことなんですね。

失禁される方は、後で消え入りそうに恥ずかしげにされるので、私はお小水を出された時は
「いいですね。今、体の中の毒素がドンドン出ていってるんですよ」
と申し上げることにしています。
これを申し上げるようになってから、失禁された自覚が薄まるのか、みなさんあまり恥ずかしそうな表情をされなくなりました。

失禁される時、どんな感じになるのか、一度、20歳くらいの女性に伺ったことがあります。
体の奥、子宮のさらに奥のあたりが、急にむずがゆい感じになって、そのむずがゆさがえも言われぬ快感に変わり、それが体の奥から突然高まり、我慢できないまでに押し寄せてくると、お小水となって飛び出してくる、と言っていました。
自分の意志では止められない絶頂の発露なんです。

オイルマッサージの女性二つ目は、痙攣で、ほとんどの女性が絶頂を迎えると痙攣を起こされます。

指のピストン運動の最中、お腹がピクンピクンと波打つような痙攣が始まり、すぐに指を抜くことはしょっちゅうです。
この場合、指を抜いてもしばらくは、ピクン、ピクンと間隔を置いての痙攣が続きます。
痙攣がやむまで、意識はもうろうとしていらっしゃることが多く、話しかけても上の空の方がほとんどです。
ちょうど周期的にやってきて、自分の意志では止められないしゃっくりを想像されれば分かりやすいと思います。
長い方で3分から5分、通常でも30秒は続きます。
いったんこんな状態になられたら、痙攣がおさまっても、指を入れて激しいピストン運動を再開すると、絶頂が来たらまた痙攣が始まります。
性的に感じやすい、敏感な体質をお持ちなんだろうなあ、と思います。
痙攣しやすいか、しやすくないかは、体型とは無関係です。
乳房が小さく痩せた女性でも、極めて感じやすい方がいれば、豊満な肉体をお持ちでも、何回やっても痙攣にまでいたらない方もいらっしゃいます。





第4話

痙攣はお腹を上下にピクピクさせる方が多いのですが、全身で痙攣される方、片腕や片足、半身を痙攣させる方もいらっしゃいます。
放心状態になったお客さまが、身動きが取れなくなって、体をピクッ、ピクッとさせていらっしゃるのを見ると、私は大変にかわいらしく、いとおしい気持ちに襲われます。
自慢になるかもしれませんが、私の指ワザの勝利だと、実際、うれしくなってしまいます。

三つ目は、失神されてしまう方。

指のピストン運動で絶頂に達すると、白い目をむいて、失神される方がたまにいらっしゃいます。
失神される多くの方は、同時に失禁していらっしゃいます。
私も最初見たときは、一体どうされたのか、心配でオロオロしましたが、直に意識を取り戻されました。
これはごく一時的な失神で心配することはまったくありません。

マッサージで恍惚状態の女性このような具合に、フィンガーテクニックで何度も絶頂に達した女性の多くは、本物のペニスを求められます。
指での膣内マッサージが終了し、「はい、施術は以上ですべて終了です。何かご要望はございますか」と申し上げるのですが、多くの方が、「先生、先生のをお願いします」という言い方で、いわゆる本番を所望されるのです。
こんな時、私はできるだけご要望にお応えすることにしています。
お客さまになるべく満足して帰っていただくのが私の方針ですので、要望されれば、お客さまの年齢に関係なく、お受けいたしております。
これまでの最高年齢は、65歳の方でした。

ただし、男性の特性で1日に何度もできないので、やったばかりで勃起しない時は、「すいません、今は勃起しない状態です」とはっきり申し上げることにしています。
でも不思議なことに、さっき射精したばかりでも、お客さまが若くてきれいな方だったら、年甲斐もなくすぐに再生してしまいます。
先日も、若くて美しいお客さまが5人続いたことがありました。
私は連続4人まで大丈夫でしたが、5人目でとうとう立たなくなり、お断りせざるをえませんでした。
その5人目のお嬢さんが一番きれいで、モデル顔負けのルックスだったので、今でも惜しいことをしたと残念でなりません。

さて、私がペニスによるサービスをお受けした場合、全裸になっている女性への礼儀として、私も全裸になります。
要はお客さまの性的満足度を高めていただくのが目的ですから、私の方の快感は二の次です。
すでにお客さまは性感マッサージで何度も絶頂に達していらっしゃるので、後は私のペニスを挿入するだけの状態です。
ただし、まずはフェラチオをお求めになるお客さまが多く、どなたに限らず、私のペニスを自由にしていただいています。
しかし、私はクンニリングスは個人的に嫌いなので、求められてもはっきりとお断りしています。
キスを所望された場合は、前述しましたように、私がやってもいいと判断した人にのみ、お受けしています。

さて、ペニスの挿入ですが、お客さまのためでもあるので、スキンの装着は絶対に欠かしません。
私は個人的にスキンをするとあまり感じなくなるので、私生活ではスキンを使ったことはありませんが、これは仕事の一環なので、スキンを必ずはめることにしています。
ペニス挿入後は、私の方はなるべく感じないで、女性を喜ばせることが大切なので、正常位、バック、騎上位のほか、その方の体型に応じていろんな体位をお試ししています。
それぞれの体位ごとに、指のピストン運動と同様のやり方でペニスを動かし、絶頂を感じて頂けるようにしているつもりです。
そして最後は、その方の絶頂と同時に、私も射精して締めくくることにしております。

たとえマッサージ師といえども男のはしくれですから、裸の女性を目の前にして、興奮しないわけはありません。
ぶっちゃけ、ペニスを立てながら、マッサージをしている状態が多いので、常連でよくご存じのお客さまの中には、施術中、ずっと私のペニスをズボンの上から触り続けている方もおいでになります。

中にはすごい美人のお客さま、申し分のないスタイルのお客さま、私の好きなタイプのお客さま、若いお嬢さまがおいでになることがございます。
そんな時は、施術の最初から最後まで、勃起しっぱなしということも珍しくはありません。

そんな方には特に念入りに激しいフィンガーテクニックを尽くし、何度も絶頂に導いて差し上げるのです。

それで一番最後に、こちらから「私の体を使って仕上げをしましょうか?」とお誘いします。
たいていが私の言った言葉の意味を即座に理解され、快くお受けいただいております。
これまでに断られたのは、5人程度しかございません。

先日いらした21歳の大学生の方、どこから見ても深窓の令嬢風のお嬢様で、スタイルも容姿も抜群でした。
マッサージを受ける美女いろんなものに縛られて生きてきた今までの自分の生き方を変えたいからと、うちにお見えになったのですが、私も最初からハッスルして施術させていただきました。
最後に私のペニスを使って仕上げることに同意なさいましたが、それまでに1回しか性体験がなく、フェラチオをしたことがないとおっしゃるので、私のペニスを口に含ませてあげて、吸い方、舌の転がし方、どこをなめると男は感じやすいかなど、実地で詳しく教えて差し上げました。
この方とはディープキスをしました。
クンニリングスされた経験がないとおっしゃるので、「69」の性戯をお教えするかたわら、私は日ごろやらないクンニをやったところ、これまで味わったことのない快感だと大変喜ばれました。
それから、日本伝統の四十八手のうち、「浮き橋」「押し車」「鏡茶臼」「茶臼がらみ」「反り観音」「宝船」の6種類を一つずつ教え、それぞれの体位で行かせてあげたのです。
バックから突かれるのが一番気持ちいいとおっしゃっていましたが、とりあえずは正上位でフィニッシュを迎えました。
四十八手を全部クリアするまでは当店に通って、私を指名するとおっしゃいました。
このお嬢さまは、絶頂でお小水をかなりの量お出しになり、初めての痙攣も経験されました。
ふだんのお嬢さまの生活ぶりでは決して味わったことのない体験をされ、これからの生き方が確実に変わると思います。





inserted by FC2 system