ファンタジー官能小説『セクスカリバー』 Shyrock 作 |
<シャムたちの現在の体力&魔力データ>
シャム 勇者 HP 170/260 MP 0/0
イヴ 神官 HP 130/210 MP 40/210
モエモエ 魔導師 HP 100/160 MP 90/230
キュー ワルキューレ HP150/250 MP 40/40
エリカ ウンディーネ女王 HP20/180 MP 240/240
ヒトミ 踊り子 HP 130/230 MP 0/0
スンダーラ ゴブリン族長 HP150/220 MP 30/50
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モエモエが重傷のエリカや傷ついた仲間たちの体力や魔力を回復する方法を思いついたようだ。
「どんな方法?」
窮地に陥っていたシャムたちはモエモエの言葉に耳を傾けた。
「最初にイヴさんの残り少ないMPでシャムとスンダーラ族長など男性陣のHPを回復するの。でも問題はここから。女性は5人いて全員が傷を負っている。イヴさんのヒール魔法と薬草類だけでは全員回復するのは無理だよね。さてここでシャム! あなたの出番よ! ここはシャムのオチ〇チンに大活躍してもらうの~!」
「え~? それは嬉しいことを言ってくれるね~! でもいくらおいらのオチ〇チンが元気と言っても、まとめて5人の女性にチンヒールをかけるのは無理だよ~」
「いいえ! シャムの強靭なオチ〇チンなら5人ぐらいへっちゃらです! 勇者どの!」
「いやあ~、そうかな~? エヘヘヘヘ、おいらがんばってみようかな~?」
蚊の鳴くような声でつぶやくイヴ。
(おだてるとすぐに調子に乗るのがシャムの特徴。モエモエちゃんは彼の弱点を見抜いている……恐るべし、モエモエちゃんの洞察力……)
「ん?イヴ、何か言ったか?」
「いいえ、何も」
モエモエが言葉をつづける。
「確かにシャムがいうとおり、いくらシャムのオチ〇チンが強靭といっても短時間で5人の女性とエッチ……じゃなくて、チンヒールは無理だと思うの。でもね、女神チルさまはこのようにおっしゃってたわ~」
(チル女神のセリフを再掲)
『(前文省略)挿しこんでもらうだけなら50%の回復。さらにシャムの白いシロップを体内に注いでもらうと80%まで回復するんです。さらに! それだけじゃないんです! 女のコがイッちゃうと……何と! 100%回復するんです! だから女のコは同じ挿してもらうにしても、イった方が得ということになるんです。 うえ~ん、誰じゃ! こんな超恥ずかしい説明を私にさせるようなシナリオを書いた無礼者は!』
モエモエがチル女神の台詞を正確に再現したとき、イヴがぽろりとつぶやいた。
「あのぅ、モエモエちゃん? 最後の『うえ~ん』以降は改めて再掲しなくていいと思うんだけど」
「あははは~、そうだね~、載せなくてもいいよね~♪」
「にゃっ、でも臨場感が出ていいと思うんだけど」
「キューちゃん、ありがとう♪」
イヴが話をまとめる。
「要するに、女の子がイキさえすれば100%回復するのね~! だからシャムには5人の女性がイクまで自身は射精しないで、がんばってもらいましょう~!」
「え~!? 5人の女性にチンヒールを掛けてる途中でおいらはイッちゃダメなの? そりゃちびしいな~!」
「にゃ? ちびしい? 『きびしい』ではないの?」
イヴが真顔で答える。
「実はシャムの出身地のロマンチーノ地方ではそういう人が多いの」
チンヒールの話題に集中しているさなか、事情がよく飲み込めないヒトミが首をひねっている。
「あのぅ、お話し中にごめんなさい。チンヒールって何なの? それってシャムだけが使える魔法なの?」
「にゅう? そうか、ヒトミちゃんは知らなくて当然だよね。イヴさん、説明してあげて」
「ええ~? 私が~? 説明するの~? や~ん! 私は無理だよ。キューちゃんに任せるわ~」
「私が説明するの? にゃっ! モエモエちゃん、あなたに任せるわ!」
「きゃあ~、私に回って来た~! 恥ずかしいな~♪」
口ごもってなかなか肝心なことを話そうとしない3人の女性たち。
女性たちの空気感からヒトミの『チンヒール』への関心が一際高まった。
「ねぇねぇ、チンヒールってそんなにすごいものなの?」
「すごいのなんのって、そりゃもう……うふふ♪」
説明役を引き受けたモエモエが恥じらいながらヒトミに説明を始めた。
イヴとキューが声を潜めて何やら話している。
「ね? やっぱりあの夜、モエモエちゃんはシャムとジュプジュプしてたのよ~」
「にゃっ、やっぱりジュプジュプしてたんだ~! むっ!」
イヴとキューがそんな会話を交わしているとはつゆ知らず、モエモエはヒトミに対し熱心にチンヒールの意味を説明していた。
「シャムの使うチンヒールってね、魔法というよりも特殊能力と言ったほうがいいかもね♪」
「へ~! それで?」
「対象は女の子だけなんだけどね……や~ん、恥ずかしくてもうこれ以上話せないよ~」
「モエモエちゃん、その先をちゃんと話してくれなきゃければ分からないよ~」
「え~い、思い切って全部言っちゃえ。大きくなったシャムのアレを女子のアソコにジュプジュプと挿し込んでもらうとね、HPやMPが一気に回復するのよ~! や~ん! とうとう言っちゃったよ~♪」
モエモエは説明が終わった頃、顔をひどく紅潮させ、羞恥に満ちた表情で視線を床に落とした。
それでも好奇心に火が点いたヒトミの質問は終終わることがない。
「『シャムのアレ』ってなに? それと『女の子のアソコ』ってどこ?」
「もう~! ヒトミちゃんってもしかしてカマボコ~!? じゃなくてカマトト~!? そんなこと恥ずかしく言えるわけないじゃないの~!」
それでもヒトミはツッコミは止まらない。
「要するに、エッチをするってことね?」
ズデンッ!
天然ともいえるヒトミのおとぼけぶりに、モエモエは思わずずっこけた。
モエモエが起き上がりながらヒトミに語りかける。
「確かにチンヒールってエッチをするんだけど、ラヴとは違って戦士のケガの治療が目的なの。つまりヒール魔法と同じ行為ってことなの。分かるかな?」
「うん、分かるよ。ってことは私もその治療を受けられるってことね?」
「ヒトミちゃんもケガをしているからきっと受けられるよ♪」
「にゃっ、シャム~! それじゃ早速女の子全員に治療をしてあげて~!」
「よし来た! おいらに任せろ~!」
「ちょっと待った。その前に……」
女性たちの治療を行なう前に、イヴが残りの貴重なMPを使ってシャムとズンダーラのケガの治療を行なうことになった。
シャムには今から獅子奮迅の働きをしてもらわなければならないし、ズンダーラも怪我を負っているので手当てが必要だ。
シャムとズンダーラにヒール魔法をかけて二人の体力が回復した頃、キューが一つの提案を行なった。
「にゅ~、こんな殺伐とした地下牢でチンヒールしてもらうのはちょっと気が進まないの。できればもっと良い場所にしない? 館主バリキンソンはつまらない男だったけど、立派な建物なのできっと大きなお風呂があるんじゃないかな? シャムも5人の女性を相手にするんだから、かなり体力を使うことになると思うし、お風呂で身体を癒しながらというのもいいんじゃないかな?」
「私は賛成だわ」
「お風呂に入りたい~♪ でも小さなお風呂だったりして?」
「余興の合間に館内を散策したんだけど、すごく立派なお風呂があったわ。それはまるで古代ローマ時代のテルマエ(大浴場)のような豪華なお風呂だったわ!」
「テルマエのようなお風呂ならチンヒールなしでも私のMPが回復するかも知れないわ……」
「ええ~? おいらのチンヒールがいらないってことか~?」
「冗談よ、お風呂は疲労回復にはなるけど、HP・MP回復効果はないわ。やっぱりチンヒールは絶対に必要なの!」
「さすがイヴ、いいことを言うじゃん!」
「にゃっ! そうと決まれば早くお風呂に行こうよ~!」
そのときイヴはスンダーラに一つの依頼をした。
「スンダーラ族長、大変厚かましいのですが一つ頼みごとがあります。今から女性たちがお風呂でシャムに回復治療をしてもらうのですが、治療の間、お風呂の外で見張り番をお願いできないでしょうか?」
「おやすいご用です。しっかりと見張っていますから、心置きなく治療に専念してください」
「受けてもらえるのですか!? ありがとうございます! スンダーラ族長には寂しい思いをさせますが、どうかお許しください」
治療行為とはいっても男女が睦まじい行為をすることに変わりはない。イヴはチンヒール中、外で見張りをしてくれるスンダーラに対して感謝するとともに心が痛んだ。
ところがスンダーラから思いがけない言葉が返ってきた。
「私にお気遣いは無用です。チンヒールが治療目的であることは理解しております。それにもう一つ申し上げておくと、私たちゴブリンの男性は基本的にゴブリンの女性としか交わらない習性があります。つまり人間の女性の皆さんには淫らな気持ちは持ちません。ただしゴブリン以外の女性に面白半分で手を出すよこしまな輩もいないわけではありませんがね、でもほんの一部です」
「人間だって善人もいれば悪人もいますからね。それはどんな生物でも同じだと思います。いずれにしてもスンダーラ族長が律儀な方だということはよく分かりました」
「悪いな~族長! じゃあ見張り頼むな~! みんな~今から風呂へ行くぞ~!」
シャムを先頭に、そのすぐ後ろをイヴとキューがエリカに肩を貸して進み、さらにその後ろからモエモエとヒトミが付いていく。
「にゃっ、何かワクワクするな~」
「でも治療の場面をイヴさんや他の女性たちに見られるって何か照れるな~」
「ヒトミ的には胸がドキドキ~。まるで初めてエッチした時みたい~」
「ふ~ん、ヒトミちゃんはもう初体験を済ませているのね。じゃあ大丈夫ね?」
「うん、たぶん。あの時は痛かったけど、今回2回目だしね」
「え~! その人とたった1回しかしてないの?」
「そうなの……」
ヒトミの顔が急に曇りだし、涙がポロリとこぼれ落ちた。
これにはモエモエも驚き、そっとヒトミに尋ねてみた。
「もしかしていけないこと聞いちゃったかな?」
「グスン……いいの。その人ね、魔物と戦って死んじゃったの……」
「そうだったんの……ごめんね、辛いことを思い出させてしまったね」
「グスン……大丈夫よ。彼はとても勇敢な兵士だったの」
「どこのお城だったの?」
「ムーンサルト城の兵士だったの。お城は魔物に滅ぼされ全滅したらしいの……」
そのとき前を進んでいたシャムが振り返りヒトミに尋ねた。
「ムーンサルト城だって!? ヒトミちゃん、その城のお姫さまがどうなったか知らないか!?」
「お姫さま? ごめんね、よく知らないの。私ね、彼を探しに城に行くと、城の中はまだ火がくすぶってた。建物は焼けて兵士は……ううう……もう話せないわ……。とにかく酷い状態だった……あんな場所にはとても長くいられなかった……だからお姫さまのことも知らないの。ごめんね」
「そうだったんだ……ヒトミちゃん、辛いことを思い出させたな。すまん」
イヴがシャムに目配せをして小声でささやいた。
「残念だけど、ユマ姫はたぶんもう……」
「いや、そんなことはない。きっとどこかで生きているはずだ。きっと……」
「そうね、無事を信じるわ」
暗然とした面持ちのシャムであったが、大浴場を見つけるとにわかに表情が一変した。
「なんと! バリキンソンはこんな立派な大浴場を使ってたんだ! おいらが入れるのは宿屋の粗末なバスだというのに」
「よく言うわ。シャムが使っていたロマンチーノ城のお風呂も豪華だったじゃないの、美女をいっぱい侍らせて。このスケベー王子が!」
「イヴ、この期に及んで城の話はやめてくれよ。ロマンチーノ城のことはイヴ以外知らないんだから」
「そうだね、ごめんね。それにしても広々とした大理石造りで、窓にはステンドグラスが美しいわ。早く入りたい」
浴槽は3つあって一番大きな中央の浴槽は円形になっており直径が10メートルほどある。言うならばまるで小型のプールといったところであろうか。
天然温泉なのか彫刻のライオンの口からは絶え間なく湯が注がれ、浴槽には湯が満々とたたえられていた。
大浴場の隅に脱衣場があったので、シャムたちはそこで装備を外し衣服を脱ぐことにした。
真っ先にシャムが脱ぎ終わり、そそくさと大浴場に入っていった。
だがさすがに女性たちはお互いを意識しながら、ためらいがちに脱ぎ始めていた。
衰弱しているエリカの脱衣にはイヴたちが手を貸してやった。
エリカの脱衣が終わると、つづいてイヴ、モエモエ、キュー、ヒトミたちも次々にあでやかな肌を晒した。
女性5人はタイプこそ違うが、いずれ劣らぬ美女ぞろいといえる。
まるで花畑が一気に開花したような秀麗さと彩りに包まれていた。
彼女たちはシャムを追いかけ大浴場へと向かっていった。
すらりと背が高くスリムな体型を誇るイヴは、小ぶりだが美しいお椀型の乳房をがまぶしく映る。
そのイヴに支えられながら歩を進めるのが、透き通った白い肌と豊かな乳房が魅力のエリカ。
小柄だがよく引き締まった体型のモエモエはメンバー1の豊満な乳房の持ち主。
まだまだ少女体型のヒトミだが健康的な褐色の肌が妙な色香を醸し出している。
鍛え抜かれた見事なボディは天翔ける戦乙女、その名はワルキューレキュー。
女性たちが大浴場に着いたとき、湯気が立ち込めていてシャムの姿が見えなかった。
「お~い! こっちだぞ~!」
シャムの呼ぶ声がした。
声に導かれるように女性たちは進む。
まもなく湯気の向こうに人影が見えてきた。
シャムだ。
次第にシャムの姿が鮮明になっていく。
「シャム~!」
やがて女性たちの視界にはっきりシャムを捉えることができた。
シャムは爛々と目を輝かせている。
それもそのはず『全裸の美女5人』という超ご馳走を前にして不機嫌になる男などおそらくいないだろう。
シャムは美女5人のなまめかしい肢体に圧倒されたのか絶句してしまった。
しばらくは美の競演をうっとりと眺めていたシャムであったが、やがて我に返り彼女たちに語りかけた。
「じゃあ今からチンヒールをかけるから、みんな大浴槽に入って~」
5人の美女たちは円形の大浴槽の周囲に散らばり、ゆっくりとかかり湯を済ませると思い思いに湯に入っていく。
少し緊張気味のようで珍しく言葉少なだ。
5人が湯に浸かったのを見計らって、シャムはチンヒールをかける順番を説明した。
「HPの最も少ない女性から順番にチンヒールを掛けようと思うんだ。いいかな?」
「いいわよ~! すべてシャムに任せるわ」
「どんな順番になるのかな♪」
「にゅ~、ドキドキしてきたよ~」
「ヒトミ的にはチンヒールが初めてなのでお手柔らかにお願いします」
「治療よろしくお願いします……」
「HPの残り少ない順にいうと、エリカ残11、ヒトミ残80、キュー残90、モエモエ残100、イヴ残130。ってことになるんだ。エリカは一番体力を消耗しているから一番先な。他の子たちはお湯で身体を癒しながら待ってて」
「は~い、私は5人目ね」「りょうかい~♪」「にゃっ、分かった!」「初めてのチンヒールに胸がときめくぅ」
エリカだけが中央に残り、ほかの4人はシャムを取り囲むようにほぼ等間隔で湯に浸かった。
「私はこの場所でいいのですか?」
「うん、いいよ」
「チンヒールがどのようなものかは、イヴさんからだいたい聞きましたが、ほかの女の子たちが見ている前でするのはかなり恥かしいですね」
「セックスじゃなくて治療と思えばいいんだよ」
「理屈では分かっているのですが、それでもやっぱり恥ずかしいです」
シャムとエリカのチンヒールを見守る女性たち。
やはり気持ちが高ぶるのか、重苦しい空気を打ち破ろうとお互いに話しかける。
「私は2番目だから次ね。ああ~ドキドキする~」
「にゅう~、私は3番目か。みんなが見ている前でするのは恥かしいけど、すごく萌える~」
「私は4番目か♪ もしかしたらキューちゃんって、見られて燃え上がる性格かもしれないね」
「私は5番目だけど、シャムだいじょうぶかな? 彼の底なしのパワーは承知しているけど、魅力的な女の子ばかりなのでちょっと心配だわ」
「確かに心配だね♪ もしかしたら私までシャムが元気で、イヴさんの番が回ってきたとき全然起たなかったりして」
「モエモエちゃん、どうしてそんな意地悪をいうのかな?」
「イヴさん、怒らないで。冗談だよ」
「じゃあ、エリカ、チンヒール行くぞ~!」
「はい、お願いします。でも皆さんがこちらに注目しているので、ちょっと恥ずかしいですわ」
「じゃあ、こうしよう。お~い、みんな! エリカのチンヒール中、しばらくの間こっちを向かないでくれるかな~? 終わったら声をかけるから」
「うん、私は身体を洗っているから気にしなくていいよ」
「にゃっ、振り返らないようにするから心配しないで」
「私は湯船に浸かりながら、うたた寝をしているから気にしないで♪」
「ヒトミ的には筋トレに夢中~」
シャムの呼びかけに女性4人は応えてくれた。
いくら治療目的とはいっても、あられもない姿を他人には見せたくないものだ。
つい先程まで賑やかだった大浴場が急に静まり返った。
沈黙の中で緊張感が高まる。
バシャバシャ……
水音とともにシャムは立位のエリカの背後に移動した。
完成された女の流線美とほの白い肌が男の五感を刺激する。
立位のままそっとキスを交わすとシャムは手始めに耳たぶを甘噛みして刺激を与えていく。
「ん、んぁっ……」
ダメージを負い体力の乏しいエリカはシャムから与えられる快感に身を委ねている。
シャムの手は胸元を円を描くように撫でる。
「恥ずかしいから、あんまり見ないでください……」
「どうして? エリカのきれいな裸をみたら、おいらどんどん元気になるから」
「もうすっかり元気になってると思うのですが」
エリカはそうささやくとクスっと笑った。
「エリカのおっぱいは立派だしきれいだ」
シャムの熱いまなざしでじっと見つめられると、目で犯されているような気分になる。
「エリカ、おまえを元気いっぱいにしてやるからな」
「はい、楽しみにしています」
首筋を甘噛みしながら、シャムの左手は乳房を下から持ち上げるように揉みしだく。
「ああっ……シャム……」
エリカと向かい合ったシャムはそっと抱き寄せディープキスをしながら、指がそっと亀裂をなぞる。
エリカの腰がピクリと反応する。
クニュクニュクニュ……
「あぁん……」
甘ったるい声を漏らすエリカ。
「あれ?」
「どうかしましたか?」
「エリカ、クリトリスがピカピカと輝いているじゃないか」
「はい、そうなのです。侍女も私の身体を洗いながら不思議がっていました。『もしかしたら女王様は神様の生まれ変わりじゃないか?』だなんて冗談をいうのですよ。ふつう女性のアソコは光っていないものなのですか?」
「うん、光ってないよ。城でいっしょに入浴した女性たちも全員ピンク色だったもの」
「へ~? シャムさんは女性たちといっしょにお風呂に入ってたのですか?」
「うん、侍女たちとね」
「いつも変なことしていたのではありませんか?」
「そりゃ毎晩あんなことやこんなことをしていたものだよ~! はにゃ? 今はおいらのことはどうでもいいんだよ~。それよりエリカも光っているので驚いたよ~」
「エリカもって? ということは他にも光っている女性がいるのですね?」
「うん、いるよ~。仲間のイヴ、モエモエ、キュー、それとアリサという子も光っていたんだ。うん? ヒトミはどうなんだろう? 後から調べなきゃ」
「なんと~~~! イヴさんも、モエモエさんも、キューさんも光っているのですか!? 驚きました~! どうしてシャムの周りにはそんな珍しい女の子たちが集まるのですか? もしかしたらシャムさんには変態な収集癖があるとか……」
「おいらが集めているわけじゃないよ。偶然なんだ」
「偶然ですか……? もしかしたらこれは何かの暗示かもしれませんね」
「暗示? どんな?」
「それは私にも分かりませんわ。あのぅ、それはそうと、早くチンヒールをかけてくれませんか?」
「ははは、そうだったな! じゃあ、エリカ、始めるよ」
シャムは改めてエリカの亀裂を指でいじり始めた。
ゴニョゴニョゴニョ……
「あぁん……」
かなり感じやすい体質のようでエリカのそこはすぐに潤い始めた。
クチョクチョ……
周囲の女性たちは無関心な表情をよそおってはいるが、静けさの中で響く粘着音が気になって仕方がない。
(わぁ、こんな近くで他人のエッチを見るのは初めてだ~。興奮しちゃう!)
ヒトミはシャムとエリカの行為を「あれは治療なんだ」と自身に言い聞かせ、覗き見したい衝動をぐっとこらえた。
ペチョペチョペチョ……
(あっ、シャムが屈んでエリカさんのアソコを舐め始めたみたい。やだわ、こっちまでジンジンしてきた……)
イヴは腰をモゾモゾさせて、たかぶる気持ちを懸命に耐えている。
(にゃっ、エリカさんが舐められてる~。私も早く舐めてほしいな~)
キューは我慢できなくて、シャムとエリカがいるほうをちらっと覗いてしまった。
(にゅう~! すごい! シャムのオチ〇チンが三日月のように反りかえっている~!)
モエモエは……
(やん♪ エッチな音が聞こえてくるよ~。少しだけでいいので見てみようかな~)
うたた寝をしているように装ってはいるが、実は薄目を開けてシャムたちの様子を眺め、ごくりと生唾を呑みこむと下半身に指を滑り込ませていた。
エリカの花びらはすでに十分潤っていた。
シャムは彼女の体力を考慮して、愛撫もほどほどに早めにチンヒールを開始することにした。
立位のままいきり立った肉柱がエリカの花びらにピタリと触れた。
「じゃあ、エリカ、始めるぞ」
「は、はい、心の準備はできております」
身長差もあるので少し腰を屈めて狙いをさだめるシャム。
シャムが挿入しやすいように、エリカはわずかだが脚を開く。
凹凸が結合する神秘の瞬間。
「ああっ……はあっ……」
できる限り声を抑えようとするエリカだが、抑えるとかえって吐息が悩ましくなってしまう。
「おいらの首に腕を回してしっかりとつかまっていろよ」
そう告げシャムはエリカの脚を大きく広げるようにして抱え、抱きかかえたまま怒張したモノを挿し込んだ。
「きゃっ……」
突然担ぎ上げられ駅弁スタイルで一気に挿入されたエリカは、思わず声を出してしまった。
風呂でできる体位が限られているとはいっても、いきなり『駅弁』とはなんと大胆だろうか。
4人の女性は行為中見ないようにとシャムから伝えられていたが、そんな頼みなどどこ吹く風とばかりに、一斉にシャムとエリカに視線を注いだ。
「わっ!駅弁やってる!」
駅弁売りなどまだ存在していないこのころ、女性たちがそう叫んだかどうかは定かではないが、大股開きで繋がったままシャムに抱えあげられたエリカのあられもない姿に、吃驚仰天したことは確かであった。
視線に気づいたシャムが叫ぶ。
「見ちゃダメ~! 言うことを聞かない子はチンヒールをしないぞ~!」
「それはまずい!」
「にゃっ! やばいっ!」
「ヒトミもう見ないから~、許して、シャムとエリカさん」
「私は全然見てないから安心して。『駅弁』なんて全然知らないから♪」
エリカを抱きかかえたまま上下に揺さぶるシャイ。
「ところでモエモエは見てないくせに、どうして『駅弁』しているのを知ってるのだ?」
「ぁあ……っ、ひぁうん……っ……あぁん、シャム、しゃべってないでこちらに集中して……」
エリカはすでに快楽の中をさまよいシャムの身体にしがみつき甘い声を奏でている。
駅弁スタイルは自身の体重が架かるため、シャムの肉柱がエリカに深く突き刺さる。
シャムの首にしがみつくエリカは次第に高まりを見せていく。
そんなエリカを絶頂へと追い詰めるため、シャムはエリカにしっかりとつかまっているように告げると、エリカの両膝裏に回した腕に力をこめると、激しくピストン運動を繰り返した。
「ひぁ……っ、あんっ……あんっ……シャ……シャム……すごい……」
シャムが突き上げるたびに、エリカの愛らしい唇から卑猥な声が漏れ、その声にエリカはさらに高まっていく。
「はぁ……っ、ぁあっ、あんっ、あっ……ぁあ~~~っ……」
浴場に響きわたるエリカの切ない声が、否応なしにほかの女性たちを刺激する。
「にゃっ、エリカさんのあんな声を聞いていたら、私何だかおかしくなって来たぁ。ねえ、ヒトミちゃん、どうもない?」
「ヒトミももうダメ。アソコがもうびっちょびちょ~」
「あぁん、私も早くしてチンヒールを欲しいよ~♪ ねえ、イヴさん?」
「これだけ刺激されて平気な女の子は滅多にいないわ。私なんて恥ずかしくて言えない状態になっているわ」
「イヴさんってすごく濡れるタイプなんだね~♪」
「そういうモエモエちゃんも太股まで垂れてつやつやになっているじゃないの」
「違うよ~! これは湯気だよ~、湯気で光ってるだけだよ~♪」
「湯気で? はいはい、まあ、そう言うことにしておこうね」
「もう~、マジなのにな~」
お互いにささやき合う女性たちも、まのあたりに強烈な濡れ場を見せつけられて、前戯が不要となるほどの昂りを見せていた。
ズンズンズンズン! ズッコンズッコンズッコン!
「はぁっ……ひゃあ……あぁん……あぁっ……ぁあうっ……あぁ、もうダメぇ……あぁん……」
シャムの腰の動きがかなり高速になり、エリカは声を押さえる抑えることも忘れ喘ぎ声を轟かせていた。
「あああ……っ! シャ、シャム……あああっ……すごい……こんなの初めてぇ……あぁん……もうダメ……もうダメもうダメぇぇぇ……」
「よし! フィニッシュ行っとこうか~!!」
シャムはそう叫ぶと、腰を動きを『ピストン』から『回転』へと切り替えた。
そう、まるでクルマのギアチェンジをするように。
「あぁん……すごく効くぅ……いきなり駅弁だけでもすごいのに、何なの? このグルグル回転技はぁ……あぁん、身体が痺れそう……す、すごいわ~!」
「へっへっへ~、これはおいらが編み出した『スクリュードライバー』だもんね~。気持ちいいか? そんじゃもっとかき回してあげようか~~~!」
「ひいいい~~~……あぁん、こ、壊れちゃう……! 何か太いウィンナソーセージで錐揉み(きりもみ)されてるみたい~~~……あああああ~~~~~!!」
「よいネーミングだね~。それじゃ名前を『ウインナ・テイルスピン(錐揉みのこと)』に変えようかな? とか言ってる場合じゃないぞ! エ、エリカ、おいら、もうイキそうだ~!」
「あぁん、まだダメ~! シャムはイッちゃダメ~! まだ他の子にしなきゃいけないんだから~。我慢して~~~! あぁん、私はもうダメ! あぁ、イク、イク、イッちゃう~~~……!!」
「うぉうぉうぉ~っ! そんなこと言ったっておいらも気持ちよすぎてブレーキ効かないよ~! おおっ! おおおおお~~~っ!!」
ドピュ~~~~~ン!
生々しい濡れ場を眺めていたキューはモエモエに言った。
「にゃっ、まだ一人目だというのに、シャムったら早々とイッちゃったよ。チンヒールを私たちにもかけれるのかな?」
「う~ん、ちょっと心配だね♪ もしかしたら私たちの治療はお預けかもしれないね」
そこにはモエモエの不安げな表情があった。
一方、シャムにチンヒールの治療を受けたエリカは見違えるほど元気になっていた。
「シャムさん、ありがとうございます。お陰様ですごく元気になりました。もしあなたがいなければ、今頃私はどうなっていたのか……」
「いやいや、エリカすげえよかったし、お互いにプラスってことだな、ははははは~」
「まあ、シャムさんったら、恥ずかしいですわ……」
エリカはポッと顔を赤らめたが、その後ほかの仲間にも感謝を忘れなかった。
「仲間の皆さん! シャムさんや皆さんのお陰で私は元気になりました! 今度は皆さんが元気になる番ですよ~! 次はヒトミさんですよね。シャムさん、引き続きがんばってくださいね!」
「ちょっとちょっ! いくらおいらが元気だといっても少しぐらいは休憩させてよ~」
「シャムさんなら大丈夫! 今、あなたとエッチ……じゃなくてチンヒールをしてもらって分かったことがあるんです」
「何が分かったのかな?」
「それは恐ろしいほどのスタミナです! あなたは底知れない体力の持ち主です! きっと直ぐにでも可能なはずですよ! 早くヒトミちゃんを抱いてあげて!」
「ちょっとちょっと、いくらおいらでもすぐはきついよ~。5分だけでいいから休憩させてくれ~」
「そんな悠長なことを言っている間に、また新たな敵が出現するかもしれませんよ。さあ、がんばって!」
「でも、直ぐに起つかなぁ……」
シャムは湯をかき分けヒトミのそばに進む。
すでに気持ちの準備ができているようで、ヒトミは早くも立ちバックの体勢でシャムを待っていた。
ところが依然シャムの肉柱は萎えたままだ。
シャムの後方から、エリカが一言ヒトミに助言した。
「ヒトミさん、シャムさんのポールをしゃぶってあげてください。直ぐに元気になるはずですわ」
「そんなこと……恥ずかしいなあ」
ヒトミは戸惑っている。仲間意識が芽生えたとはいっても、今日出会ったばかりなので当然だろう。
シャムはしまりのない顔でにやけてる。
「じゃあ、その可愛いお口でペロペロしてくれるかな?」
「うん……分かった」
シャムは湯の中に仁王立ちになる。
シャムの正面にひざまずくと肩から上が出た状態になった。
そっとシャムの肉柱を握りしめる。
イヴとモエモエも応援にやってきて、シャムの背後に回り背中にキスを始めた。
「うへ~! くすぐったい~!」
「もう、真面目にしなきゃいけないじゃないの」
「そうだよ♪ 私たちも応援するんだから」
「はい、すみません……」
頭を掻くシャム。
ヒトミは肉柱をパクリと咥える。
「うっ」
早くもうめき声をあげるシャム。
背中にはイヴが唇を這わせている。
そして下方ではモエモエがシャムの太股に唇を這わせていた。
「えっ、三人掛かり!? すげえ~!」
チュチュチュ……
ジュパジュパジュパ……
最初は恥じらいを見せていたヒトミであったが、肉柱を咥えてからはただひたすら吸茎に没頭している。
肉柱を一心不乱に口淫され、二人掛かりで背後から愛撫を受けたシャムはまたたく間に元気さを取り戻していた。
ヒトミの吸いっぷりが気になって仕方がないのか、時折前を覗き込むイヴとモエモエ。
愛撫を施す立場の女性3人がかなり感じてきたようで、早くも頬が紅潮している。
ただし彼女たちの秘所がおびただしく濡れていることに気づく者は1人としていなかった。
「うしろの2人すまないな。ヒトミ、そろそろ行っとく?」
「うん……」
「じゃ、今度はおいらの番だ」
シャムの一言でヒトミは吸茎を中断した。
「ヒトミ、おいらの前で脚を開いて立って」
「え? 脚を開いて立つの? これでいい?」
ヒトミは立ち上がると少しだけ脚を開いた。
茂みがかなり薄めなので、かき分けなくても花弁を目で捉えることができる。
シャムの鼻の下はかなり伸びており表情もかなりにやけている。
「ヒトミ、挿れる前に少し濡らしておこうか」
そう告げると割れ目に沿って指をそっと這わせるシャム。
「あれ? もう濡れてるじゃん。ヒトミって意外とエッチなんだな」
「お湯で濡れたんじゃないの?」
「湯と粘液じゃ濡れ方が全然違うよ」
「……」
ヌチョヌチョヌチョ、グチュグチュグチュ……
「あぁっ……」
シャムの指はクリトリスから出発し、そのままクレバスに沿って進み、会唇の辺りに到達した。
そして復路は、会唇から出発し、クレバスを経てクリトリスに到達する。
終点のクリトリスで指先が小刻みにうごめく。
再び三度と往復を繰り返す。
「いやぁ……あぁ、だめぇ……」
ヒトミは目を閉じ、声をうわずらせ、腰をピクピクと痙攣させる。
太腿をもじもじとさせ、ときどき閉じようとする。
「ヒトミ、脚を閉じちゃダメ。もっと開いて」
「あぁん、あぁん、ダメ……、そこすごく気持ちがいいよぅ」
「へっへっへ、もうボトボトじゃん? これをごらん」
シャムはクレバスを指で擦って、それをヒトミに見せつける。
指先は愛液でテカテカに輝いていた。
「あぁ……恥ずかしい……」
「そろそろいいかな? ヒトミ、それじゃ湯の中でおいらが座るから、おいらの上に座ってきて」
大浴場の中で胡座に座ると湯が胸の高さになった。
ヒトミはシャムの膝を確認するとゆっくりと腰を沈めた。
「あぁっ……」
結合部分は見えないが、二人が合体したことは気配で分かる。
合体してからほどなくヒトミが背中を反らせた。
「くぉ~、ヒトミってすごく狭いなあ。なかなか奥まで入らないや」
「はあはあ……シャムのアレがもう入ったの? 恥ずかしい……」
「ヒトミ、腰を上下に動かしてみて」
「上下に動けばいいの?」
「そう、ゆっくりと上下に」
ヒトミが腰を上下させるたびに波が立ち、ジャブジャブという男が鳴り響く。
4人の女性たちが見守る方向に波紋が広がっていく。
彼女たちはシャムとヒトミの妖しいシルエットから視線を逸らせることなくじっと見つめている。
シャムたちはまるで風呂の中でダンスを踊っているように見える。
「おお、窮屈だったけどやっと奥まで入ったみたい。いい感触!」
「あんあん……あぁ、たまらない……」
「ヒトミ、最中だけどちょっと聞いていい?」
「なに? こんな良いときに」
ヒトミはちょっと不機嫌になっている。
「あのね、さっきチラリと見たんだけど、ヒトミのクリトリスってまるで宝石のように光っているけど、以前からそうなの?」
「うん、生まれたときからよ。幼い頃に母からこっそりと告げられたの。『ヒトミ、あなたは天から選ばれたいわゆる『選ばれし者』なの。でも何に選ばれたのかはお母さんには分からないの。ヒトミが大人になればきっと分かる日が来るわ』って。その頃は何のことか全く意味が分からなかったけど、他の子とは異なる輝くクリトリスを持ってることを知ったの。ねえ、この光るクリトリスってどんな意味があるの? そして私は何に選ばれたのかな?」
「いやあ、それはおいらもよく分からないんだ。実はここにいる他の女の子もみんなクリトリスが光り輝いているんだ。100万人に1人いるかいないかといわれている『輝くクリトリスを持った女性』……驚いたことにそれがここに6人も集まったんだ。1人は今ここにいないけどな。おいらも『光るクリトリス』の意味を知りたいんだ」
「そうだったの!? 不思議ね~。益々興味が沸いてきたわ」
「いいところなのに変なことを聞いてすまなかったな。今から気持ちよくしてやるからな」
「うん……」
シャムの言葉にヒトミは期待に胸を膨らませた。
ヒトミの尻を両側から抱え上げ、怒張した肉柱を深く突き込むシャム。
「あ……あっ……シャム、すごい……」
「それじゃエンジン全開だ! いくぞ~!」
「きゃっ…… あんあんあん……!」
「それそれそれ!」
「あふ……っ、はあ……はあ……シャム……、あああああ……!」
シャムとヒトミの治療場面を見つめていたイヴはモエモエに話しかける。
「もう、あんなすごいのを見せつけられたら、濡れちゃうじゃないの」
イヴの話しかけなどどこ吹く風といった具合に、モエモエは湯の中に片手を沈め自慰に没頭している。
「あぁ、もう待ち切れないよ……チンヒールされる前にイッてしまいそう……」
「そりゃあんな激しいのを見せつけられたら誰でも感じちゃうよね。でもモエモエちゃんは私よりも先じゃん。私なんてしんがりだよ。あぁ、待ち遠しいな~」
他方ではエリカとキューもささやき合っていた。
「私、チンヒールをしてもらったばかりなのに、早くも感じてきました」
「にゅう、エリカさん、今終わったばかりなのに~。チンヒールってそばで見ると迫力あるよね、あぁ、早くしたいな~」
「キューさんは次ですね。がんばってくださいね」
「にゃあ、がんばるのはシャムなんだけどね。でも私なりにがんばるよ」
キューはそうささやくと、腰をプルンと振ってみせた。
「おほほ、元気いっぱいですね。HP満タン間違いなしですね」
「にゃっ、は~い、満杯にしてきます~!」
座位で激しく突き上げられ、ヒトミはもうメロメロになっている。
「あぁん、まるで雲の上をさまよっている気分……あぁん、雲から下りたくない、下りたくない! あぁん、イッチャイそう……あんあんあん~……」
「おいらもかなり来てる! もう発射しそう~!」
「あぁん、あぁん、あぁん、ヒトミ、もうダメ~~~! もうダメ~~~! イッちゃう~~~!」
「おお、おお、おお! おいらも出そう、おお、おお、おお、ヒトミ~~~! イくぞお~~~!」
ドピュ~ン!
乳白色の液体がヒトミの奥に注がれた。
快感はビクンビクンと脈打つ肉柱の収縮とともにゆっくりと退いていく。
ヒトミの体力が一気に回復する。
ハァハァハァ……
肩で息をつくシャムの姿を見ながらヒトミが言った。
「シャム、ありがとう。すごく気持ちよかったし元気が戻ったよ。じゃあ、キューちゃんと交代するね。キューちゃん! 出番だよ~!」
「にゃっ、すぐに行くよ~!」
ヒトミが退く姿を横目に、キューは湯を掻き分けて、シャムのいる大浴場中央へと進んだ。
手には水が入ったコップを持っている。
チンヒール続きで疲れたであろうシャムへの配慮だ。
「キューは気が利くな。うまいうまい~」
シャムは相当喉が渇いていたようで水を一気に飲み干した。
シャムが飲み終わるのを待ち構えていたキューは、仁王立ちしているシャムの萎えてだらしくなったモノをパクリと咥えた。
これにはシャムも驚きの色を隠せない。
「わっ、びっくりした! おいらがいくらタフだといってもすぐはきついな~」
シャムのぼやきなど聞く耳を持たないキューは、肉柱をベロベロと舐めまわした。
「ほへ~っ! キュー、それ、効くぞ~」
歓声とともに見る見るうちに元気さを取り戻していくシャムの肉柱。
奇跡の回復とはこのことをいうのだろうか。
エリカも応援に駆け寄り、シャムの首筋や胸板に愛撫を始める。
「こりゃすごいぞ! すぐに元気になってきたじゃないか~」
恐るべき回復力に自身も驚きを隠せない。
「おほほ、逞しい人って大好きですわ」
「(チュパチュパチュパ)にゅう、嬉しいな~! シャムがもうこんなに元気になったよ~!」
シャムも負けずにキューの秘所に愛撫を施す。
「にゃう、あああっ……いいよぉ……」
キューはエリカやヒトミのチンヒールを目の当たりに見せつけられて、愛撫などいらないぐらいに潤っている。
それでもシャムは決して指攻めを怠らない。
ちょうどその頃、大浴場の扉の陰からシャムたちの様子をうかがう人影があった。
その人物とは、ゴブリンは同種族の女性以外に興味を示さないと豪語していたズンダーラであった。
あろうことか彼の下半身は大きく盛り上がっていた。
「う~ん、この私が人間の女性を見て興奮するなどいまだかつてなかったこと。それにしても何と麗しくかつ悩ましき女性たちであろうか。私も仲間に入れて欲しくなった……いやいや、それはならぬ。あれは体力回復の治療だとシャム殿が言っておられた。神聖な儀式だというのに、私は何と卑しいことを考えたのだろうか。ううう、恥ずかしい……だが1人で自身を慰めるだけなら神様もお許しくださるだろう」
シャムがキューにチンヒールをかけていた頃、大浴場の外で白い液体が空中に飛び散っていた。
シャムや仲間の女性たちはそんな浴場外の出来事を知るはずもなかった。