MIDNIGHT TELEPHONE





とうとう 夜が明けたね
君との語らいは 終りを告げようとしている

「真夜中が好き」と君はいう
「朝は来ないで」と君はいう

どうして夜明けをおびえるの
すべての始まりかも知れないのに
でも君とは感性が合いすぎて怖いくらいだよ

鳥たちはまだ眠っているのに
東の空がほのかに白く
君の想いとは裏腹に
静かに静かに朝が訪れる

「今日はもうお別れだね」と僕がつぶやく
「秋の夜長っていうけど嘘だよ
だってこんなに短いんだもの」
と君はポツリ

東の空に陽が 昇って行く





















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