渇いた心







冬の空
ビルの間から洩れる 鈍いひかり
まるで疲れた 豹のようなにぶい動き
わたしの靴音しか聞こえない
コンクリートの道

夜明けの5時
どこを歩いても白い壁と
硬い冷たい肌ざわりだけ
いつか 迎えてくれるだろう
暖かい肌ざわりを信じつつ

わたしは今日を歩く
空しい 靴音を響かせて……
























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