梟も寝静まった 漆黒の夜
シャワーの水音だけが響く
無言…… あなたは無言……
いくさを終えて 冷え切った銃口
今一度 私のてのひらへ

私の温もりを あなたに伝え
私の想い感じてくれるなら
再び私の中へ

熱い湯が 胸元を通過し
くびれを過ぎて 谷間へと注がれる
無言…… あなたは無言……
あなたのてのひらが湯を追いかける

脚から胸へと這い上がる情欲
再び炎が燃え滾る

あなたのてのひらに
あなたの愛を感じて
無言のまま愛撫する
あなたに優しさに触れて
伝う熱きもの 太股にひとしずく

強く握っても
いいでしょう?
もう耐えきれないの
あなただって もう
私の掌に一杯になっている

銃口を向けて
私に向けて
無数の透明な銃弾で
あまねくこの身体貫いて……
どうぞ思う存分貫いて
決して逃げたりしないから

男を誘って止まないこの乳房
淫らなまでにくびれたこの腰つき
あなたのために 息づくこの花びら
全て全て あなたに捧げたい

脈打つような 肉襞を分け入って
奔流となって押し寄せる
ああ 愛しきあなたよ……
ああ 狂おしく……

熱く潤って

私は女になる……






























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