電車
僕は 田舎駅のホームに立っている もう何度も何度も 快速が通り過ぎた いくつ見送れば 僕の乗る電車が来るのか 暑い日照りの夏も 木々が色づく秋も そして木枯らしの冬も ずっとずっと待ち続けた 季節は巡り もう春 僕の乗る電車はやって来るのだろうか 期待と不安の中で 僕は 今日も 僕の乗る電車を待っている