母星 娘星
ふたつ並んで
冬の夜空に煌めいている
早逝したお母さんを追うように
二十路で永遠の眠りについた君よ
もし叶うならば
今一度 笑顔を見せておくれ
母星 娘星
ふたつ並んで
冬の夜空に輝いている
雑誌カメラマンが初めて個撮に訪れたとき
不安に感じた君は僕の忠言どおりに
お母さんが見守る中で ストロボを浴びたっけ
それは遠い想い出のかけら
母星 娘星
今頃夜空でお母さんは 君が奏でるピアノの調べに
耳を傾け微笑んでいるのかな
さようなら
二度と帰らぬ日々
さようなら
二度と帰らぬ君
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