深く
深く
きみは
ガラス細工をあつかうように
ゆっくりと
ていねいに
腰を下ろしていく
きみのくちびるから
かすかな息が
もれた
もっと腰を
もっと腰を
もっと深く
もっと深く
一番奥までたどついた
きみは また
ふっと
息をもらした
温かなきみ
ぼくを包んでおくれ
ぼくはきみをしあわせ色に
染めてあげるから
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