官能小説

『もえもえ 担任(改)第2節』

Shyrock 作



 



第1話「進路指導室」

 保健室、屋上、放送室、そしてまた保健室……
 私は4回も車野先生といけないことをしちゃいました。
 填まってしまいそう……。いいえ、もう填まっているのかもしれません。
 だって、帰宅してからも風呂やベッドで先生のことを思い浮かべて、とても他人にいえないような恥かしいことしちゃうんですもの。
 授業だって、車野先生の授業のとき、ボーッとして身が入らないんです。
 やばい……こんなことが続くと成績も落ちるかもしれません。

 ある日の放課後、車野先生から進路や成績のことについて呼び出しがありました。
 進路相談室という部屋があるのですが、そこに入るとき何気に周辺を見廻しましたが廊下には誰もいませんでした。

 部屋のドアをノックしました。

「どうぞ」

 車野先生の声が聞こえて来ました。

(成績が下がって今日は叱られちゃうかも……)

 恐る恐るドアを開けました。
 先生がすでに座っていて入室した私を見つめました。
 お辞儀をして立っていると、先生は座るように言いました。

「そこに座って」

 叱られることを恐れた私はうつむいたまま顔を上げられませんでした。
 進路相談室は狭くカレンダーが1枚壁に掛かっているだけの殺風景な部屋で、部屋の中央に教師用の椅子とテーブルを挟んで生徒用の椅子があります。
 個人情報を扱う部屋なので、他の部屋と違って窓がありません。

 ずっとうつむいたままの私に、先生はやさしい言葉を掛けてくれました。

「もえもえ、もう少しがんばらないと目標の大学に進めないぞ。もし僕の存在が妨げになっているのなら、僕は君に構わないようにするから。とにかく今はがんばらないといけないぞ」
「そんなぁ、妨げだなんて……そんなこと絶対にありません。がんばります! 一生懸命がんばります! だから今までどおりやさしくしてください。私、先生に冷たくされたら……」

 抑えていた感情が堰を切ってあふれるように泣き出しました。
 すると先生はハンカチを出して私に貸してくれました。

「あ……す、すみません……」

 差し出されたハンカチを受取った私は目頭をおさえました。

「もえもえ、僕は君が大好きだ。君も僕のことを好いてくれていることはとても嬉しく思ってる。恋をすることが君にとって励みになり糧になるなら良いと思う。僕のことを好きだと言ってくれるなら、ぜひ目標の大学を受かって欲しい。約束してほしい、精一杯がんばると……。でなければ僕は君と別れる……」

 先生の言葉が終わらないうちに、私は先生にすがって泣きました。

「いやです! 先生、嫌です! 先生と別れなんて考えられない。そんな酷いことを言わないでください。私、がんばります! きっと大学を通ってみせます。だから、だから……やさしくしてください……」

 私はそのまま泣き崩れてしまいました。
 先生は私のうしろに回って、やさしく肩を抱いてくれました。
 嬉しかったなあ……
 肩に置かれた手を、私は握りました。
 力いっぱい握りました。
 先生は私の耳元に顔を寄せてささやきました。

「もえもえ、君の実力なら必ず通る。自信を持つんだ、もえもえ……」
「はい……先生……」
「もえもえ……」
「先生……」

 耳元でささやいたあと、私のうなじを指でスッと撫でました。

「あ、いやぁ……」

 途端、私の背中をぞくぞくとした何かが駆け抜けました。
 先生とはまだそんなに沢山エッチをしたわけじゃないのに、すでにあちこちの性感帯を知り尽くしているんです。
 だって私、首筋はすごく弱いんだもん。
 
 次の瞬間、制服の胸の辺りから指が入ってきました。
 ハーフカップブラの中に強引に指を差しこむ先生。
 大きな手が入ってきて、背中のホックがきつくなりました。
 オッパイをギュッと握ると、強く揉んできました。

「せ、先生……ここでは……」
「ああ、もえもえ、君がかわいい……かわいくて仕方がない……」

 手に力がこもります。
 あ、いけないわ。
 先生にオッパイを揉まれている間に、いつのまにか短いスカートから膝頭どころか、太股まで出てしまっていました。
 ショーツが見えないように、膝をもじもじとさせました。
 でも皮肉にもそれが先生を刺激することになってしまったのです。
 先生は閉じようとする私の太股を強い力でこじ開けてきました。

「あぁ、先生、だめですぅ……ここは進路相談室ですよぉ……」
「大丈夫だよ。ここは職員室から遠いし、おまけに隣は倉庫だ。人は滅多にこないから」
 
 先生は背後から身体を曲げて私の唇を奪いました。
 温かい唇……私、とろけそうです。

 長いキスでした。
 やっとキスから解放された私は大きく息を吸い込みました。
 まもなくスカートの中に手が入って来ました。

「あぁ、車野先生、だめですよぉ……」

 しばらくの間太股を撫でていましたが、驚いたことに突然スカートの中に頭を入れてきたんです。



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