未来 黒い代償



Shyrock作




フィクション





<主な登場人物>

清華未来 21才、女子大生、ミスキャンパス、温厚で父親想い、バレイが得意。
黒川一博 52才、黒川商事代表取締役 表向きは不動産売買業、裏稼業として闇金融を営んでいる。
信田達也 25才、185センチの長身で痩せ型。
山岡翔平 27才、173センチの中背で筋肉質。
清華幹夫 50才、未来の父、貿易会社社長、経営不振で黒川から資金を借り入れる。






第1話「父の負債」
第2話「天井M字開脚吊り」
第3話「見上げればクロッチ」
第4話「バイブとローターの二重奏」
第5話「非情の吊り下げ騎乗位」
第6話「終焉」




第1話「父の負債」

「お願いです! もう少し、もう少しだけ待ってください! 残りはがんばって返しますから!」
「もう少し待てだと!? もう少し待てば返せるというのか!? 学生の分際でよく言えたものだなあ! 俺たちを舐めるんじゃねえぜ! おい! この娘を吊るし上げろ!」
「いやぁ~~~~~!!」

 未来は不在の父親の代わりに直談判に来たことを後悔した。
 まさかこんなことになるとは。
 父親が事業資金として黒川商事から借りた千五百万円の返済期日からすでに十日を経過していた。
 あてにしていた取引先の手形が不渡りになってしまい、資金が廻らなくなってしまったため、たちまち返済不能に陥ってしまったのだ。
 そのため父親は売掛金回収に奔走していてその日は不在であった。
 そこへ黒川商事の社長が突然押しかけてきて、家にいた未来をうまく口車に乗せ連れ去ってしまったのだった。

 未来は応接間に通された。
 未来と向かい合って黒川社長が腰を掛けている。
 白髪交じりの髪をオールバックにして、ダブルのスーツを着ている。
 年齢は50歳ぐらいのように見受けられた。
 一見紳士風だが、一方どこか脂ぎった印象が拭えなかった。
 両横には若い男性社員が2人陣取っている。

 黒川の初めの口調は実に丁重だった。

「娘さんのあなたに言うのもどうかとは思うのですが、お父さんがいつもご不在で連絡が取れず、困ってるんですよ。そこで仕方なくあなたをお連れした次第で、どうかご容赦ください」
「父が借金をしていることは薄々知っていましたが……。それで、いつまでにお返しすればいいのでしょうか」
「返済期日はすでに十日過ぎてるんですよ……我々も借金して事業を行なっている関係で、返済が遅れると困るんですよ」
「そうですか。すみません……」

 未来は申し訳なさそうに頭を下げた。

「謝ってもらってもねえ」
「……」
「とにかく早く返してもらわないとねえ」
「もう少しだけ待ってもらえませんか。何とか早くお返しするように父に説得しますので」
「そうですか。返せそうですか?」
「それは話してみないことには……」
「それじゃ困るんですよ。はっきりとお約束をいただかないと。まあ、娘さんのあなたに言っても仕方がないことですが。しかし、こっちとしては死活問題でしてね」
「申し訳ありません……」

 わずかな沈黙のあと、黒川は未来に対して常軌を逸した提案をしてきた。

「とにかく期日は過ぎています。でもどうしても待ってくれと言うなら……そうですね、今夜の0時まで待ってあげましょうか」
「今夜の0時ですって!? そ、そんな無茶な!」
「期日はすでに過ぎているんだ! 無茶もへったくれもあるものか! 直ぐに耳を揃えて千五百万円を返しやがれ!」
「そんな……」

 未来の頬に一筋の涙が伝った。
 いくらがんばっても学生の身分で直ぐに千五百万円を揃えるなんて、親戚中を駈けずり廻ったとしても到底無理な話だ。
 所有している土地や家屋にはすでに第二順位まで抵当権が設定されていて、銀行から借りることもおそらく無理だろう。
 未来は途方に暮れた。
 父親の悲痛な表情を想像し自然に涙がこぼれた。

「泣かれたって困るんだよなあ」
「……では、どうすればいいのでしょうか……」
「そうだなあ。期日からすでに十日も過ぎてるんだ。せめて遅延利息だけでも払ってもらわないとなあ」
「お金……いくらいるんでしょうか……大して持ち合わせはありませんが……」
「いくら俺たちでも、大学生のあんたに今ここで直ぐに利息を払えなんてあこぎなことは言わないよ」
「ではどうすれば?」
「未来さん、あんた、すでに二十歳を過ぎてるんだろう? それぐらい直ぐに分かるだろう?」

 黒川はニヤニヤと淫靡な微笑を浮かべた。
 言葉の裏に秘められた意味を悟った未来は恐怖で背筋が凍りついた。



第2話「天井M字開脚吊り」

「そんな……」
「ほぉ~、なかなか勘がいいじゃねえか。俺の言ってる意味がすぐに分かったようだな」
「……」

 その整った顔は血の気が失せ蒼白になっている。

「未来さん、十日分の遅延利息はその身体で埋め合わせしてもらうよ」

 黒川は冷酷な笑みを浮かべ未来に告げた。
 有無を言わせない威圧的な態度だ。

「おい、この娘を隣の部屋に連れて行くんだ!」
「は、はい!」
「はい」

 若い二人の社員は左右に分かれて二手から腕を引っ張った。

「いやあ~~~~~~~~~!」

 両腕を若い力に引っ張られてはどうしようもない。
 未来はずるずると床を擦るように隣室へと引き摺られていった。

 隣室は応接室とは異なり、飾りっけがなく殺伐とした雰囲気が漂っている。
 突き当りの壁には鉄の輪っかのようなものが固定されていて、その横には何やら鞭のようなものが備え付けられている。
 さらに天井の梁には滑車のようなものが取り付けられていて、そこから数本のロープが無造作に垂れ下がっていた。
 まるで拷問部屋のようだ。

 未来はその異様な光景を見てすくみあがった。
 逃げ腰の未来を男たちは押さえつけ、強引に部屋の中央まで引き摺っていった。

「いったい何をする気ですか!? やめてください……お願い、変なことはしないで!」
「つべこべ言ってねえでおとなしくするんだ!」

 黒川は紳士的な口調から、突然どすの効いたヤクザ口調に変わった。

(お父さんがこんな人たちから借金をしていたとは……)

 未来は情けなくもあり、悲しく思えた。
 借金していることは変えがたい事実だし、借りたものを返すのは道理である。
 だからといって延滞利息の代わりに、自分が男たちの玩具にならなければいけない理由はどこにもない。

「やめて、お願いだから! 許して……」
「早く諦めな。利息を金で返せないなら、他に何で返すと言うのだ!?俺たちはおまえの身体で利息分は帳消しにしてやろうって言ってるんじゃないか!? ありがたく思いな!」
「そんなぁ……」

「よし! 娘の衣服を剥ぎ取ってしまえ!」
「は~い、承知しました!」
「社長、了解です!」

 二人の男性社員は待ってましたとばかり、未来の衣服を剥ぎとりにかかった。

「きゃあ~~~~~! やめて~~~~~!」

 前もって打合せができていたようで、一人が手際よく押さえつけ役にまわり、もう一人が剥ぎ取り役にまわった。
 手足をばたつかせ抵抗する未来であったが、いとも簡単に羽交い絞めにされてしまった。
 無残にも衣服が引き裂かれ、未来の肌が次第に露出していく。

「いやぁぁぁぁぁぁ!」

 ちぎれたブラウスが床に落ち、上半身はブラジャーを残すのみとなってしまった。
 たわわに実った果実がぷるんぷるんと揺れている。
 スカートは腰から引きはがすように奪われ、白いレースのショーツがあらわになった。
 着痩せするタイプなのか細身に見えていた未来だったが、その意外なる豊満さに男たちは歓喜の声をあげた。

「へ~、いい身体をしてるじゃないの~」
「こりゃ、たまらねえぜ!」
「確かにいい女だ。お前たちにもいい思いをさせてやるぜ。よし! 後手に縛り上げてしまえ!」
「はい!」
「分かりました!」

 社員の名前は山岡と信太という。
 山岡は信田よりも二つ先輩で中背でがっちりした体型だ。一方信田は長身だが風が吹くと倒れそうなほど痩せている。

 未来は両手をロープで後手に縛られ、さらに縄尻は乳房の上下に廻された。
 グイグイとロープが締めつけてくる。

「い、痛いっ! やめてっ!」

 ロープが乳房の上下を三重に旋回した。
 そのため乳房がロープの隙間からはみ出す形となり、エロティックな光景を彩っている。
 縄尻が硬く結わえられた。

「よし、いいだろう。では天井から吊るせ!」
「はい、待ってました!」
「承知しました!」
「きゃぁ~~~~~!いや~~~~~!」

 山岡と信田は本格的な緊縛は今日が初めてのようで、未来を天井から吊るすことが楽しくて仕方がない様子であった。、

 カラカラカラ……

 天井の滑車が乾いた音を立ててまわりだし、二本のロープがだらりと垂れ下がった。
 山岡たちは天井から垂れたロープを弛ませ、未来の膝に巻きつけた。

「な、何をするの!? や、やめてっ!」
「まあまあまあ、そう騒ぐなって。もうじき楽しいことをするんだから~。そうだよなあ?」
「えへへ、そうとも」

 何に期待を膨らませているのか二人の男たちの口調は実に軽やかだ。
 膝のロープはがっちりと厳重に結わえられた。

「社長、これでいいっすか?」
「うん、初めてにしては上出来だ。じゃあ、始めるとするか」



第3話「見上げればクロッチ」

 黒川の合図とともに、山岡たちは床に垂れているロープを下方に引いた。
 カラカラカラと乾いた滑車のまわる音がして、未来を吊るしている3本のロープがピンと張り、未来はゆっくりと引き上げられていく。

「えっ……!?」

 未来の身体が床からわずかに浮き上がった。
 緊縛された両膝が吊り上げられ、膝頭が左右に大きく開かれれていく。

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~!」

 膝頭が乳房の位置まで吊り上げられ、脚が『M字』に開脚した。
 床から30センチほどの位置まで吊り上げられてようやく静止した。

「そのぐらいの高さでいいだろう」
「いやっ! やめて! お願いです! 変なことはしないでください!」

 未来は懸命に哀願する。
 黒川は狡猾そうな笑みを浮かべた。

「本来なら高い延滞利息がつくのだが、未来さん、あんたの身体で勘弁してやると言ってるんだから、安いものじゃないか、そう思わないかねえ?」
「ひどいわっ!! け、けだもの!」
「けだものとはご挨拶だねえ。まあ、いいだろう。私をけだものと呼ぶのなら、けだものらしく振舞ってやろうじゃないか。おい、信田! ちょっと可愛がってやんな~」
「はい、社長!」

 信田は元気な返事を返したあと、スーツの上着を脱ぎ捨てた。
 そして吊るされている未来の真下に行き、仰向けに寝転んだ。

「うぉ~~~! すっげぇいい眺め~~~! 未来さんって盛り上がってるね~!」

 山岡が空かさず尋ねた。

「何が盛り上がっているんだ!?」
「先輩、そんなこと未来さんの前で言っていいんですか?」
「だって俺には見えないんだから、状態をちゃんと教えてくれなきゃ」
「そりゃそうですね。では、ただ今から中継放送を始めます~~~!」
「待ってました!」
「見上げると、パンツの大事な部分がもっこりと盛り上がっています~!」
「大事な部分ってどこだ? よく分からないなあ」
「先輩、じゃあ、言っちゃていいですか? 未来さんのふっくらマンコです~!」
「そんな恥ずかしいことを言わないで……」
「へえ~そうなんだ~! 俺も見たいなあ~! 俗に言うモリマンってやつか? モリマンの女子って名器とかいうけど。ですよね?社長」
「昔からよくそう言われているけど、どうなんだろうな? 調べてみる必要があるな。おい、信田、ちょっと味見してみろ」
「はい、社長!」

 信田は鶴のように首を突き出し顔を未来の股間に近づけた。

「では、いっただきます~~~!」
「変なことしないで……!」

 鼻を上に向ける信田。
 がっしりとした立派な鼻をしている。
 匂いを嗅ぐ。

 クンクン、クンクン……

 匂いを嗅いでいることを未来に知らせるため、信田はわざと声を出して匂いを嗅ぐ動作をする。

「いいね! プンプンとメスのいい匂いをさせやがって~!」
「そ、そんな恥ずかしいことはやめてください!」

 信田の行動に黒川が興味を示す。

「信田、そんなにいい匂いがするのか?」
「はい、社長、最高です! こんな可愛い子の匂いを嗅げるなんて、俺、ラッキーです!」
「ん? 匂いを嗅ぐだけでいいのか?」
「いいえ、匂いだけじゃとても満足できません!」
「そうか、じゃあ、今度は味を調べてみろ」
「分かりました!」
「きゃ~~~!やめて~~~!」

 信田はえびす顔で舌をぺろりと出した。

「いやっ! やめて~~~! お願いだからやめて~~~!」

 未来は半泣きになっている。
 ペチョペチョと信田の舌がクロッチを這いまわる。

「いやぁ~~~~~!」

 クロッチの窪みに舌先を移動させ、こそぐように舐め回す信田。

「きゃあ~~~~~!」

 ジュルジュルジュルとすする音が聞こえてくる。

「もう許してぇ……お願い……」

 未来が涙目で訴える。

「社長、メチャうめえですよ~」
「そうか。山岡も欲しそうにしているぞ。なあ、山岡?」
「そ、そりゃあもう。でもここは信田に任せます。オレは後でたっぷりといただきますから」
「先輩、すみません! それはそうとパンツがもうボトボトだなあ」
「お前の唾液でか? それとも、未来さんの愛液か?」
「さあ、どっちかはよく分かりません。でも両方入り混じっているかも知れないです」

 涙ながらに未来が信田に反論する。

「濡れてなんかいません!」
「え……? あ、そうなの? がっかりだな~」

 黒川と山岡は大声で笑った。

「信田、全部おまえの唾だってさ。残念だなあ」
「濡れてないのなら濡らしてやろうじゃん」

 信田のやる気に火が点ったようだ。
 信田は突然クロッチを横にずらすと、秘所を丸出しにしてしまった。

「おお! やるじゃん!」
「パンツがじゃまなら鋏で裂いてもいいぞ!」

 黒川たちが囃し立てる。

「こんなもの鋏なんていらねえ」

 ビリビリビリ!

「きゃぁ~~~~~!」

 クロッチ部分が突然信田の手により引き裂かれてしまった。
 避けたショーツが未来の股間で、今にも落ちそうに垂れ下がっている。
 未来はロープで吊り上げられたうえに開脚姿勢を強いられていたため、隠すすべもなくサーモンピンクの亀裂が完全に剥き出しになってしまっていた。



第4話「バイブとローターの二重奏」

 さらに剥き出しになった亀裂を左右に拡げられ、内部の粘膜までが覗けている。

「すげえ! オマンコの中まで見えてるじゃん!」

 舐め役の信田が驚嘆の声をあげた。

「どれどれ?」

 信田の声に触発されて、興味深げにほかの男たちも覗きこむ。

「すげっ! ヒクヒクと呼吸をしているようだぜ~!」
「ほんとだ! まるで獲りたての貝のようだね~」
「社長、たしかに貝に似てますね~」
「ふふふ、何の貝に似ているかな?」
「そうですね。さしずめ赤貝ってとこでしょうか?」

 男たちは恥辱にあえぐ未来に、わざと聞こえよがしに卑猥なことを投げかけた。

「いやぁ……見ないで……」
「では、社長と先輩! お先にいただきま~~~す!」

 信田は未来の秘裂に舌を這わせ荒々しくしゃぶりあげた。

 ベチョ……ベチョ、ベチョ、ベチョ……

「ひぃ~~~~~! やっ、やめて~~~~~!」

 見知らぬ男に女性の一番大事な個所を舐められている。
 未来はおぞましさと屈辱感に気も狂わんばかりに泣き叫んだ。

 ベチョベチョベチョベチョ……、チュルチュルチュルチュル……

「きゃぁ~~~~~! 許してぇ~~~~~!」

 ベッチャベッチャベッチャ~~~! ベッチョベッチョベッチョベッチョ~~~!

「ひぇ~~~~~~~~~~!」

 信田は秘裂を散々しゃぶったあと、少し移動させて陰核包皮を舌で器用に剥くと、美しい光沢を見せる真珠貝を舐め始めた。
 未来は腰を振り拒もうともがいたが、開脚姿勢で緊縛され天井から吊るされていては彼の舌から逃れるすべなどなかった。
 未来はただ泣きじゃくるしかなかった。
 信田は真珠貝をしゃぶるかたわら、小陰唇を摘まんだり広げたりして未来をもてあそんだ。

 信田の動作を横目に、黒川が引出しから何やら怪しげな箱を取り出した。
 箱を覗きながら山岡がたずねる。

「社長、それって全部バイブじゃないですか? 色々な種類があるじゃないですか! へ~、その小さいのはローターですか?」

 興味深げにたずねる山岡に、黒川はすぐにバイブレーターを使うように指示をした。
 二人の会話を聞いていた信田も、未来へのクンニを中断し、黒川が示したバイブに目を移した。

「オレも使いたいです~!」
「ははははは~、舐めるのは飽きたか?」
「いや、そんなことはないですけど、えへへ、ちょっと入れてみたくなったので」
「いや、待ちぼうけの山岡に一度代わってやれ」
「そうでしたね。先輩、お待たせしました」
「いや、俺はバイブを使うので、おまえはローターでクリトリスを攻めろ」
「先輩、ありがとうございます! それじゃローターでこの女をひいひい言わせてみせます!」

「いやぁ~~~~~! やめてぇ~~~~~! もう許してぇ~~~~~!お願いします!」
「ははははは~! 遠慮するな! もっといい気分を味あわせてやろうっていうんだ! ありがたく思え!」

 ウィ~~~ン……

 バイブレーターとローターの鈍い音が同時に響き始めた。
 少し先にローターが未来に触れた。
 信田のターゲットは陰核だ。
 小刻みな振動が鋭敏な箇所を刺激する。
 未来はたちまち反応した。

「いやぁ~~~~~……!」

 ウィ~~~ン

 未来は懸命に腰をよじり小さな卵形の魔物から逃れようともがく。
 しかし天井から吊るされ緊縛された身では逃れることはかなわず、たやすくローターの餌食となってしまった。

「んあんっ……!」
「すごい効き目だなあ。じゃあ、そろそろバイブを挿しこんでやるか。もう十分濡れているしね」

 事実未来の秘裂からはかなりの蜜が溢れていた。

 ウィ~~~~~ン!

 けたたましい音が未来の股間で響きわたる。
 男根を形取った漆黒の物体は先端がクネクネとうねり、挿入の時を待ちかねているように見える。

「今からこれを挿しこんでやるから楽しみにしていろ。へっへっへ~」

 山岡はわざと未来にバイブレーターのうねりを見せつけながら下品な笑みを浮かべた。

「いやぁ~……もう許してぇ~……」

 ウィ~~~~~ン!

 漆黒の物体は未来の秘孔を捉えた。
 奥へ奥へと挿し込まれていく。

「ひゃわわわわぁ~~~っ!」

 ウィ~~~~~ン!
 ビィ~~~~~!

 漆黒のバイブレーターとピンクローターが二重奏をかなでる。
 未来は髪を振り乱して悲鳴をあげた。
 バイブレーターは女の園を容赦なく責め立てる。
 呼応してローターが鈍いモーター音を響かせる。
 無機質なハーモニーが未来を包みこむ。

「ひゃぁあぁあ~~~んっっ!」

 ウィ~~~~~ン!
 ビィ~~~~~!

「ひゃ……ひゃぁあぁあ……っ!も、もう……やめてぇ……!」
「何を言ってるんだ!? こんなに濡らしているくせに」

 信田と山岡は顔を見合わせ高笑いをした。

「そろそろ私も参加させてもらおうかな?」
「社長も?」
「社長はどこを責めるんですか? 何なら代わりましょうか?」

 黒川はニヤリと笑った。

「効果的な場所がまだあるじゃないか」
「え……?」
「ん……?」



第5話「非情の吊り下げ騎乗位」

 黒川が奇妙な形のバイブを掲げニヤニヤ笑っている。

「どれほどの効果があるか、先ずは胸で試してやろうか」

 黒川は両乳房を絞りあげながら、武骨な指先が器用に鎖を弾きだした。
 手を変え、さまざまな感覚を送り込む手管に翻弄されてゆく未来。

 新たなモーター音がうなりをあげた。
 奇妙な形……それは楕円の球を数珠つなぎにしたようなアナルバイブだった。
 しかし、そのいやらしい形をしたものが何であるのか、未来はまだ理解していない。

 強い振動が乳首に伝わり、未来が悲鳴をあげた。
 鎖づたいに付けたバイブが徐々に乳首に向かって下がってゆく。

「ふふふ、どうだ?」

 いきなり鷲掴みにした。
 指の間からたまらず飛び出した乳首を、黒川が押しつぶすようにバイブで押さえた。
 不自然に変形されていく女体の部位が男の視覚にとらえられ、男の欲望を歪ませてゆく。

「ああ~~~っ! くっぅっっ!」
「このバイブで今からあんたの尻の穴を貫く。どうだ、うれしいか!」
「うそっ! やめてぇっ!」
「もう諦めるんだな」
「お願い、そこだけは、そこだけは入れないで!」

 たっぷりとローションを塗りつけたアナルバイブを未来の顔にかざした。
 ローションを滴らすアナルバイブがまるでムカデを想像させる。

「さあ、根元まで押し込んでやるぞ。この長さがお前に収まるのだ」

 黒川がアナルバイブを手にしたまま、未来の尻を覗き込む。
 すでに胸への責めで、潤いを帯びたバギナの下のスミレ色の窪みを見つめる。
 尖らせた舌先をアナルにあてられ、未来が悲鳴をあげた。

「やめて~~~っ!」

 アナルを責められる恐怖が舌の動きに過敏に反応してる。
 コソコソと皺を這いずり回るおぞましさが 益々ムカデを連想させ恐怖がます。
 信田と山岡が手を止めて見入っている。

「うわ~! すげ~! アナル挿入っすね~!」
「三か所責めの完成ですね。未来さんはどんな反応をするか楽しみだ!」
「ではアナルにぶち込んだら、他のバイブやローターも続いて責めるんだ。いいな」
「はい!」
「了解っす!」

 アナルバイブが鈍いうなりを上げて肛門に吸い込まれていった。
 同時に未来の悲痛な声が響き渡る。

◇◇◇

 大開脚で吊るされた美しい娘の下に三人の男たちが群がっている。
 三本の責め具がすべて未来の股間に集中している。
 クリトリスにはローターが、秘裂には太いバイブレーターが、そしてアナルにはムカデ型のバイブレーターがうなりを上げている。
 鋭敏な箇所への三所責めに耐えきれず激しく泣き叫ぶ未来。
 感じやすい体質の未来にとっては、過酷過ぎる責めであった。

「いやぁぁぁぁぁ~~~~~! あぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~!」
「そんなに気持ちいいのか? それじゃ、たっぷりと責めてやるからな!」
「ふふふ、気持ちよすぎて割れ目からおびただしい涙を流してやがる」
「社長、それにしても未来さんってすげえ反応ですね!」
「そうだなあ。責め甲斐のある娘だよ」
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃ~~~~~! やめてぇぇぇぇぇ~~~~~!」

 バイブレーターが一台加わって淫靡なハーモニーを奏でる。

「いやぁ~~~~~! やめて! お願い! 壊れるぅ~~~~~!」
「壊れちゃうんだってさ」
「じゃあ、壊しちゃいましょうか」
「いやいや、壊してしまったら後の楽しみがなくなってしまうじゃないか」
「それもそうですね。もっと楽しまなくてはね。あれ、社長ズボンを下ろして何をしているんですか? おおお~~~っ!」

 黒川はいつのまにか怒張したイチブツを曝け出していた。

「縄を緩めて、未来を床に下ろせ」
「はい、社長!」
「了解っす!」

 滑車がカラカラと廻り始め、未来の身体が大開脚のまま下降を始めた。
 未来の真下には、黒川が仰向けになって騎乗位の態勢で待ち構えている。

「さあ、未来さん、ついに社長と結婚式だな~。嬉しいだろう?」
「いやぁ~~~~~! それだけは許してください~~~~~!」

 バイブで責められるだけならまだ耐えられる。
 しかし見知らぬ男の肉柱を押し込まれることだけは絶対阻止したい。
 未来は声を張り上げ泣き叫んだがすべて徒労に終わった。

 吊るされた肉体が次第に下がっていき、ついに怒張したモノに触れた。
 未来は身体をよじって逃れようとしたが、所詮は無駄な抵抗であった。
 黒川は未来の太股をがっちりと抱えて未来の秘所との照準を図っている。
 そして無情にも……

 ズニュッ……!

「いやぁぁぁぁぁ~~~~~!」



第6話「終焉」

「うっっ!」

 秘孔に黒川の亀頭の先端がめり込んだ瞬間、未来の身体は硬直した。
 三本のバイブで男たちに濡らされたはずだが、騎乗位で一気に挿入となるとやはり疼痛がある。
 痛みが身体の中心部を突き抜ける。
 黒川の肉柱が、じわじわと固く閉じた肉道を突き破っていくたびに、未来の痛みはさらに苛烈に未来の鼓膜に直接響いてくるようだ。

「いい締まりをしているじゃねえか、こりゃあ上物だ」

 未来の秘孔の奥まで押し込んだ黒川はニヤリと笑う。
 脚を拡げる役目の山岡が様子をうかがう。

「未来さん、社長のデカマラをぶちこまれた気分はどう? 俺たちもあとで味見してやるよ。へへへ」

 山岡の言葉が終わらないうちに、黒川は二回三回と出し入れさせた。

「うっ……」

 信田はスマホを取り出し、結合の場面の撮影に余念がない。

「やめて」
「社長との結婚式というか、結合式なんだからちゃんと記念撮影しておかなとね」

 山岡が続ける。

「今後もし未来さんが逃げた場合に備えて保険みたいなものだよ」
「ひ、ひどい……」

 黒川は容赦なく腰を突き上げ、ときおり花芯をかき回す。
 未来はおぞましい突起物から少しでも逃れようと腰を振って抵抗するが、信田と山岡に左右から押さえられては万事休すだ。
 縄が緩められ未来の腰が深く沈む。
 火照った肉襞が怒張したイチブツを包み込む。
 黒川は腰を上下に動かしながら、美味な肉壷を絶賛した。

「ううう……絡みついてくる……こりゃかなりの上玉だぞ!」

 未来の感度のよさについ黒木が賞賛の言葉を漏らす。
 順番を待つ信田と山岡の股間は誰が見ても分かるくらい痛々しく怒張している。

「しゃ、社長、もう我慢できません! 早く交代してくださいよ~」
「ばかやろう! 今真っ最中じゃねえか! 終わるまで大人しく待ってろ!」
「はぃ……」

「やめてぇ……お願い……」

 未来の流す涙は黒川の胸元にポタリと落ちた。
 それでも無視をして抽送をつづける黒川。
 黒川が果てたとしても、若い二人が順番を待っている。
 陰惨な凌辱劇はいつまで続くのだろうか。

 その時、山岡がぽつりと信田に尋ねた。

「先輩、今、何か音がしませんでしたか?」
「いや、何も聞こえなかったぞ。気のせいじゃないのか?」

◇◇◇

 その頃、応接室の外で身をひそめている数人の人影があった。
 それは未来父親の清華幹夫と数名の警官たちであった。
 リーダーの園村警部が幹夫にささやいた。

「なんてひどいことを……。清華さん、娘さんに間違いないですね」
「はい、間違いありません。うううっ……未来、許してくれ……」
「清華さん、我々は今から突入します。あなたはここで待っててください」
「はい、分かりました」

 園村警部を先頭に警察隊は黒川たちのいる応接室に突入した。

「警察だ! 抵抗するな! 貴様たちを監禁及び強制性交罪の容疑で逮捕する!」

















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