姉小路 惠(あねこうじ めぐみ・24歳)は院内でも評判の美人看護師で、その容姿はまるで芍薬のようにすらりと美しく香りたおやかで、モデルの神山ウノを髣髴させた。
 しかし美人に有り勝ちな気取った一面はなく、いつも朗らかで愛想もよく、患者のみならず医師や同僚の看護師からも評判がよかった。
 そんな惠には想いを寄せる一人の男性がいた。それは院内の医師で内科部長の社本厚志(40歳)であった。
 優れた能力とリーダーシップから若輩ながら部長まで駆け上り、若い医師たちから羨望のまなざしを浴びていた。
 ただかなりの好色家であり過去の女性遍歴は半端ではなく、40歳になった今でも落ち着くことを好まずずっと独身を通し、都内の豪華マンションで一人悠々自適の日々を送っていた。

 美貌の看護師と色好みの内科部長…そんな二人の接近はなるべくしてなった自然の摂理だったのかも知れない。

 ◇ ◇ ◇

 その夜、社本は明日が非番と言うこともあって、遅くまでパソコンに向かってカルテの整理を行なっていた。
 深夜勤務のため夕方5時に出勤してきた惠は社本のいる部長室にやってきて、いつものようにおねだりを始めた。

「部長、診察してくれませんか?」
「あれ?またかい?惠君、今日はどこが悪いの?」

 社本はクールな表情で惠にたずねた。

「あのぅ……ここなんです……」

 惠は白衣の上から下腹部の辺りを指さした。

「どんな感じなの?」
「はい、少し違和感があるんです……」
「いつごろから?」
「病院に着いてからなんです……」
「よし、診てみよう。ここに座って」

 社本は丸椅子に座るよう指示した。
 惠が丸椅子に座ると、社本はすぐに白衣の上から触れた。

「この辺りかな?」

 最初に触れた箇所はへその少し下の辺りだった。

「いいえ、もっと下なんです……」
「ふむ、それじゃこの辺?」

 社本はさらに3センチほど下に指を移動させた。

「いいえ…もう少し下なんですけど……」

 もう少し下は恥丘だ。
 恥丘は女性の陰裂上部の小高く盛り上がった箇所を指し、俗に“土手”と呼ばれている場所だ。
 恥骨が内部から張り出す事で隆起が形成され、子宮などの大事な箇所を外的衝撃から保護する役割を担っている。
 社本はためらうことなく丘のふくらみに指を這わせた。

「この辺りかな?」
「えっと、もう少しだけ下なんですけど……」
「ふむ、まだ下かね?」

 社本の指は丘の曲線をくだり、女のくぼみへと指を進めた。
 くぼみに指が触れると、惠は小さく反応した。

「ここ…かな?」
「は、はい……そこです……」
「違和感ってどんな感じなの?」

 社本は窪んだ部分をやさしく指でなぞりながら尋ねた。

「な、何か変なんです。じんわりと湿ってる感じがするし……」
「なんと!湿っているのか!?それはいかん!もっと詳しく診なくては!」
「……」

 部長は惠のスカートを捲り上げた。

「おおっ、これは大変だ!白いパンティがグッショリ濡れているじゃないか。よくない病気かも知れないぞ!惠くん、すぐにパンティを脱いで患部を見せなさい!」
「は、はいっ」

 惠は社本の目前で恥ずかしそうにパンティを脱いだ。
 社本は惠に診察用ベッドに横になるよう指示をした。

「惠くん、患部がよく見えるように、できるだけ脚を大きく広げなさい」

 社本は惠に開脚姿勢をうながした。
 惠はもじもじしながら脚を広げた。
 まだ広げ方が足りないようで、社本はさらに、

「もっと大きく広げて」
「え?まだですか?そんなぁ…恥ずかしくてこれ以上は……」
「何を言ってるんだね。君は看護師だろう?自分ができないことを患者さんにやらせるのかね」
「すみません……」

 惠は社本から言われるままに、白いガーターストッキングに包まれた脚を大きく広げた。
 開脚度は優に120度はあるだろうか。

「これぐらいですか……」
「ほほう、惠くんは結構関節が柔らかいんだね。よし、それぐらいでいいだろう」

 社本はM字の中心部を覗き込んだ。

(やぁ~ん、惠のアソコをしげしげと見てるぅ……)


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