長編官能小説/加奈子 悪夢の証書




Shyrock作







第11話

左足が吊り上げられ、茂みの奥を縦断する亀裂があらわになってしまった。
そればかりか、亀裂の隙間からはサーモンピンクの粘膜までが覗いている。

「さあ、これでもう足を閉じることはでけへんで。」

阿久原は淫靡な笑みを浮かべた。
園木は屈みこんで加奈子の股間を下から見上げている。
意外な角度から覗きこまれた加奈子は恥ずかしさで頬を赤く染めている。
恥らう加奈子に、さらに追い討ちが飛ぶ。

「へ~、奥さん、中の方もめちゃきれいなピンクしてるじゃん!」」
「いや・・・見ないで・・・」

加奈子は顔を背けてしまった。

「園木、最近私も目が悪くなってなあ。もうちょっと拡げて見てくれへんか?」
「はい、社長、了解しました~」

園木はそういうと、加奈子の恥部に指を宛がい、花びらのような小陰唇を左右に拡げた。

(クニュ・・・)

「いやぁ・・・」
「まだよう見えんなあ。もうちょっと拡げてみて。」

(グニュ・・・)

「いやぁ・・・・・・」

小陰唇がなおも拡がり、内部の美肉が完全に露出してしまった。
中央にはぽっかりと丸い穴が覗いている。

「どうっす?社長。」

阿久原は顔を近づけた。

「お~お~、ピンク色のきれいな観音様がいたはるわ~。」
「観音様?ど、どれっすか?社長!」
「あほ。オ○コのことを昔から観音様ちゅうんや。」
「へえ~。それって隠語っすか?」
「まあ、そんなとこやなあ。」

阿久原は園木への説明をほどほどにして、男根型をしたバイブレーターを取り出した。
かなり大きい。
日本人男性の平均値よりも二周りほどは大きいと思われる。

「奥さん、これ何か分かるか?」
「・・・・・・」

加奈子は顔を紅潮させうつむいた。

「生娘でもないのに、そんな照れんでもええがなあ。がははははは~~~」
「・・・・・・」

「どうや?生前の旦那はんのとどっちが立派や?」
「・・・・・・」
「奥さんは人妻やさかい、ちいちゃいのんやったら物足ん思て、かなり大きいのんを用意したんや。どや、嬉しいやろ?」
「・・・・・・」

加奈子は眉をひそめ不快そうな顔を見せた。
しかし阿久原に対しては何も答えなかった。

「返事してくれへんのんか。まあ、しゃあないな。これを挿し込んだら嫌でも艶声をあげるやろ。がはははははは~~~」

阿久原はバイブレーターのスイッチを入れた。
無機的な振動音とともに先端がくねくねと動き出した。

「さあて、奥さん、どんな声出すんやろなあ~?」

(グィ~~~~~~~~ン!)

「や、やめてっ・・・」

(グィ~~~~~~~~ン!)

阿久原は指先で陰唇を拡げ、バイブレーターの先端を宛がった。

(グィ~~~~~~~~ン!)


第12話

無防備な姿の加奈子に抗う手段はなかった。
先端は亀裂へと食込んだ。
少し前にマッサージ型バイブレーターで散々嬲られた肉体が、男根型バイブレーターを受け入れるのに手間は掛からなかった。
女の身体は感じると濡れる仕組みになっている。
たとえ愛する男からの愛撫ではなくても、状況によっては濡れることがある。
それが望まない不本意な性行為であったとしても。

(グィ~~~~~~~~ン!)

「よっしゃ、先っちょは咥えよったで~。あれ?おめこがよだれを垂らしとるがなあ。なあ、園木、見てみいな~。この奥さん、相当なすけべえやで。
がははははは~!」
「ほんとだ!もっと咥えたくて堪らないのかも!」
「よっしゃ、ほんなら、もっと奥へ突っ込んだるさかい、ようけ、食べや~。」
「あぁぁぁぁぁぁ~~~、いやぁぁぁぁぁぁ~、やめて~~~~~!」

(グィ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ン!)

「ほれ!もっと咥えなあかんがな!」

(グィ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ン!)

「ひぃぃぃぃぃぃぃ~~~!いやぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~!!」

先端が肉の狭間に埋没して見えなくなってしまった。
鎌首がくねくねと嫌らしく蠢いて、加奈子の肉の壁をこすりつける。
膣はクリトリスよりも感じにくいと言われているが、現実には、膣内にはGスポットやPスポットなど多くの性感帯がひそんでいる。
中で回転すれば当然それらにも触れる。
それに経験豊富な阿久原は当然、女の『ツボ』を心得ている。
加奈子は拒絶の姿勢だけを崩さなかったものの、肉体は明らかに変化しはじめていた。
額からは珠の汗が滲み、艶やかな声で喘いだ。

「園木、ぼ~っと見てんと、お前もそのバイブでクリを責めんかいな!」
「は、はい!いやあ、あまりのすごさに、つい見惚れていました。」

園木はマッサージ型バイブレーターのスイッチを入れて、阿久原が操作するバイブレーターの少し上に近づけた。

(ヴィィィィィィィィ~~~~~~~ン!)

もうひとつの鈍い振動音が響いた。
円盤は加奈子の敏感な蕾に宛がわれた。

「ひぇぇぇぇぇぇぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!」

2種類の振動音が協奏曲を奏でると、加奈子は今までにない叫び声をあげはじめた。

(ヴィィィィィィィィ~~~~~~~~~~~ン!)
(グィ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ン!)

マッサージ型の方が音が高らかで、男根型は音が低く少しこもり勝ちだった。
それは挿入タイプとそうでないタイプとの違いであろう。

2機の遊具に弄ばれた加奈子は身体を反り返らせ泣き叫んだ。

「いやぁぁぁぁぁぁ~~~~~~!!もう、やめてぇぇぇぇぇ~~~~~!!私、変になっちゃう~~~~~~!!いやぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!」

阿久原たちは口を閉ざし、真剣な眼差しで加奈子を責め立てた。
女の悶え狂う壮絶な場面に魅入られて、軽口を飛ばすことも忘れてしまったようだ。

(ヴィィィィィィィィ~~~~~~~~~~~ン!)
(グィ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ン!)

「ひぃぃぃぃぃぃぃぃ~~~~~~~~~~!!!!!」


第13話

園木は一点だけを凝視してバイブレーターを宛がう。
阿久原も口を真一文字に結び、速い操作でバイブレーターを駆使している。
女の鋭敏なスポットに集中砲火を浴びた加奈子は、耐えられるはずもなく、艶やかな声で泣き叫んだ。

「いやぁぁぁぁぁ~~~~~~!!もうだめぇぇぇぇぇ~~~~~~!!」

(グィ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ン!)
(ヴィィィィィィィィ~~~~~~~~~~~ン!)

「あぁ、ダメ、ダメ、あぁ、ダメ、ダメ!!いっ、いっ、いっちゃう!いっちゃうぅぅぅぅぅ~~~~~~~~~~~~!!!!!」

阿久原たちの執拗なまでのバイブ攻撃の前に、加奈子はあっけなく昇天してしまった。

「あらら・・・奥さん、もうイキはったんかいな?えらいはようイキはったもんやな~」
「ホント、マジ早いっすね~」
「ぼとぼとになってるし。」

阿久原が挿し込んでいたバイブを引き抜くと、まるで水飴のような粘り気のある糸がスーッと引いた。

「なんとまあ、よがるし、おまけに終わった後は糸まで引くし、ほんまに奥さんてスケベーやな~。」
「そ、そんなこと・・・」
「奥さん、嘘言っちゃダメだよ~。汁を太股まで垂らしてスケベーじゃないって、そんなの通らないよ~。」
「・・・・・・」

加奈子は自分が情けなかった。
突然現れたこのような野卑な男たちに、散々肉体を弄ばれ、あろうことか絶頂に達してしまうとは・・・。
女の性の脆さとはかなさを初めて味わうこととなった加奈子は無念の涙にくれた。
だが悪夢の責めはまだ序幕であった。


加奈子は天井から下ろされ戒めを解かれた。
腕が痺れて思うように動かない。
だが、休む間もなく次の屈辱が加奈子を待っていた。

阿久原がにやりと笑った。

「奥さんは毎日通じあるんか?」
「え・・・?」
「便秘せえへんか、と聞いとるんや。」

突然、突拍子もないことを質問されて加奈子は戸惑った。

「はい、ふつうです・・・」
「今からおなかすっきりさせたるさかいに、四つん這いになってもらおか~」

彼らが次に何を企んでいるのかを察知した加奈子は、思わず後ずさりしてしまった。

「えっ!?いいえ!それは結構です!」
「悪いけどなあ、奥さんに断る権利はないんや。」
「で、でもそれだけは嫌です!」
「つべこべいうんじゃねえよ~!」

園木は乳房の上辺りを強く押した。

「きゃっ~!」

押された弾みで加奈子は後にひっくり返ってしまった。

「暴力はあかん。」
「はぁ・・・しかし・・・」
「『女性にはやさしく』がわしのモットーや。がははは~~~」

ニヤニヤしながら園木を諌める阿久原の手には500mlの浣腸器が握られていた。

「さあ、奥さん、ハイハイしてもらいまひょか~。」


第14話

ためらう加奈子に阿久原が催促する。
喋り方は穏やかだが、相手を威圧するものが含まれている。
加奈子は沈痛な面持ちで四つん這いになった。
ただし、臀部を阿久原たちのいる方には向けず、わずかだが角度を横に振った。

「奥さん、そっち向いてどないしまんねん。ちゃんと、こっち向かなあかんがな。」
「・・・・・・」

加奈子の顔がこわばっている。
あきらめて阿久原たちの方へ臀部を向けると、阿久原はにんまりと微笑んだ。

「それにしても、奥さん、ええケツしたはりますなあ。うっとりしてくるわ~。ところで、奥さん、こっちも旦那さんに可愛がってもろたはったんかいな?」
「触られたこともありません・・・」
「ほほう~!園木、聞こえたか?奥さん、こっちは処女らしいで。わしはアナルセックスちゅうもんには興味はあらへんけど、こらぁ浣腸し甲斐があるっちゅうもんやわ。がははははは~~~」
「じゃあ、早速、ぶち込みましょうよ。」

園木が催促する。
阿久原は加奈子の臀部に大型の注射器のような形をした浣腸器を近づけた。

加奈子は目を閉じてうつむいている。

ノズルが菊の花びらに触れた。
加奈子に緊張が走る。

(ググッ・・・)

「あうっ・・・!」

ノズルが菊座に食込み、冷たい感触が加奈子の腹部を襲った。

(チュ~・・・)

「あっ・・・いやっ・・・ああっ・・・もうやめてっ・・・!」

加奈子はてのひらを広げ、拒絶の態度を示した。
だが阿久原は注入をやめる気配がない。

加奈子としては過去便秘時に、イチジク浣腸を使った経験があった。
しかしイチジク浣腸は大人用でもわずか30mlしかなく、今注入されている500mlとは桁が違う。
次第に腹腔に冷たい液体が溜まっていき、膨張していくのが分かる。
苦しい。それに不快感もある。

「やめてくださいっ!」
「まあまあまあ、もうすぐ終わりやから、大人しいしとき。」
「いやぁ~~~~~~~~!!」

注入の作業が終わり、ノズルを引き抜く。
待ってましたとばかりに、園木が加奈子の菊座に栓のようなものを詰め込んだ。

「・・・!?」

阿久原が大きく息を吐き、園木の顔を見てにやりと笑った。
園木も相づちを返す。

「奥さん、5分だけ我慢してもらおか。」
「いや!いやっ!トイレに行かせてください!」
「アホなこと言うたらあかんで。今、浣腸したところやないか。」
「奥さん、5分なんてアッと言う間だよ。我慢我慢。」
「そ、そんなっ!」

すでに腹の中がグルグルと言い始めている。

「お願いですっ!トイレに行かせて!」
「ダメダメ!まだ1分も経ってないじゃん!」
「奥さん、5分の間気を紛らわしたかったら、サネでもこねたろか?」

阿久原の指は加奈子の繁みに伸びた。

「いやぁ~!やめてださい!」
「まあ、そないに嫌がらんとサネ揉んだるよってに。ホレホレホレ~」
「ひぃ~~~~~~~~!!」

それでなくても腹内が大変な時に、敏感な箇所をいじられたら狂ってしまうと思った加奈子は必死の形相で阿久原の愛撫を拒んだ。

七転八倒とはまさにこんな状態をいうのだろう。
加奈子は脂汗を滴らせながら、迫りくる激しい腹痛に顔を歪めのた打ち回った。

「ト、トイレに行かせて!あああああ~~~!!ひぃ~~~~~~~~~~~~!!!!!」


第15話

わずか5分が、加奈子にとっては30分にも40分にも感じられた。

阿久原は時計を見ている。
ようやく地獄の苦しみから解放される時がきたようだ。

「園木、トイレに連れて行ってあげなさい。」

加奈子の羞恥心をより煽るためには、阿久原たちの見ている前で加奈子を排泄させることが望ましいのだが、補助便器の用意もなく、また阿久原自身がスカトロ趣味を持ち合わせていなかったことが、加奈子にとってはせめてもの救いと言えた。
苦悶に顔を歪める加奈子を、園木はトイレへ連れて行った。
駆け込むように便座にしゃがんだ加奈子の菊門から、園木は栓を抜いてやった。


トイレで排泄を済ませた加奈子は再び阿久原の待つ悪魔の部屋へと連れ戻された。
阿久原は胡坐座りで悠然とした態度で煙草をくゆらせている。

「すっきりしたかいな?」

憎々しげに見つめる加奈子に、阿久原は事もなげに囁きかけた。

「・・・・・・」

阿久原は顔を横に向け煙をプイと吹き出した。

「がははは~、そんな恐い顔せんでもええがなあ。」
「どうして私にこんな酷いことをするんですか!いくら契約書を守らなかったと言ってもあんまりです!まるであなたは鬼です!!」
「鬼かいな?節分はまだ先やけどなあ。がははは~」
「ふざけないでください!」
「まあまあ、そうムキにならんでもええがな。園木、奥さんに何かドリンクでも出したげて~な。」
「ドリンクですね。奥さんところの冷蔵庫を使うのもなんだし、ちゃんと持ってきましたよ~。」

用意周到とばかりに、園木は鞄から小さな瓶を取り出した。

「奥さん、これ飲んで。美味しいよ。」
「・・・」
「ははは~、心配しなくても毒なんて入ってないんだから~。」

園木はキャップを開けて一口飲んだ。

「ほら。」

園木は悪びれる様子もなく、小瓶を加奈子に手渡した。
横文字で何やら書いてある。
加奈子は怪訝な表情になった。

「これ何ですか?」
「海外の清涼飲料水ですよ。」
「そうなんですか・・・。」

加奈子は喉が渇いていたこともあって、持っていた小瓶を一気に飲み干した。
横で、阿久原がにやにやと笑っている。
どこか韻を含んだような笑いだ。

「美味そうに飲みはるなあ~。ははは」
「喉が渇いてましたから。」
「奥さん、今、飲みはったドリンク、ほんまに清涼飲料水やと思たはるんでっか?」
「えっ!?違うのですか!?」
「そんなに血相変えんでもよろしおます。別に毒やあらへんし。ずらり、言うと女性用媚薬ですわ。」
「び、媚薬・・・!?」
「女性の性欲、性感を高める効果があるんですわ。5分もすると確実に効果が現れて、奥さんの方から『欲しい、欲しい』とすがりついてくるはずですわ。がはははは~、こらぁ楽しみやねえ~」
「くっ・・・だ、騙したのね・・・?」
「そんな人聞きの悪いこと言うて。まあ、身体に悪いもんちゃうし、よろしおますがなあ~。がはははは~~~」


第16話

阿久原はそうつぶやくと、加奈子を再び拘束するよう園木に指示を送った。
加奈子は直立した状態で、全裸のまま後手に縛られてしまった。

阿久原は正面から加奈子を抱きかかえ、背中や肩へおぞましい指が這い廻る。

「ほんま、奥さんはすべすべしたええ肌したはりますなあ。」
「いや・・・やめてください・・・」

吸いつくような肌の感触に、早くも阿久原の性感が高まっていく。
股間が早くもテントを張り始めていた。
阿久原は硬くなった箇所をわざと加奈子に押し当てる。
加奈子は気味悪い感触から避けようとするが、後から園木に押えられて思うように動けなかった。
また園木も愛撫を開始し、加奈子は前後から責められる形になった。

「いや、やめてぇ・・・」

背中、肩、乳房、そして尻、太股等に指は這い廻った。
媚薬がじんわりと効果を発揮し始め、拒絶する加奈子の口から切ない吐息が漏れ始めていた。

「いやぁ~・・・やめてぇ~・・・」

阿久原の指が蜜壷を探り当てた。
蜜壷に厳つい指が食込む。

「だめぇ!そこはだめぇ~!」
「いやや、いややと言う割りには、もうここ、ぐしょぐしょやおまへんかあ」
「いやぁ、そんな恥ずかしいことを言わないでぇ」

(グチョグチョグチョ、グチョグチョグチョ)

「嫌らしい音も出しとるやないか~」
「いやぁ~・・・・・・あっ・・・あぁっ・・・!」

後から園木も負けじと、卑猥な言葉を浴びせる。
さらには園木の指は、加奈子の菊門を捉えていた。

「あっ!そこはだめぇ・・・」
「そこはあかんて、ほな、ここはええんか?」

(グイ!)

阿久原は蜜壷に食込ませた指で、中をかき回す。

「いやっ!」

前後二箇所の穴を責め立てられた加奈子は、媚薬の効果と相まって、狂おしく泣き叫んだ。

「あぁぁ~・・・いやぁ・・・はふぅん~・・・あぁん~・・・あぁっ!あぁっ~!いやぁぁぁぁぁ~~~!!」

加奈子の喘ぎっぷりを見て、阿久原たちはいっそう激しく指を動かした。

「奥さん、あんだけ嫌がってたくせに、どやねん、もうメロモロやないかいなあ。がはははは~~~!やっぱり天然のスケベ妻やったんや。がははははは~~~!」
「全くですね~!」
「ひぃぃぃぃぃ~~~~~~!!いやぁぁぁぁぁ~~~~~~!!」

(グチュグチュグチュ!グチュグチュグチュ!)
(グニグニグニ!グニグニグニ!)

「どや?奥さん。チンチン欲しいて堪らんようになってきたんちゃうんか?どや?」
「いやっ、それだけはいやっ!あぁぁ~~~、ひぃぃぃぃぃ~~~~~!!」
「素直に欲しいって言えばいいんだよ~」
「どっちに欲しいかゆ~てみ~?ん?前か?後か?」
「いや~~~~~!!どちらもいりません~~~!!」
「案外、強情やなあ~。欲しいと言うまで指責めやめへんで。園木、後にアナルバイブ詰め込んであげなさい。」
「えへへ、了解です。」

園木は命じられるまでもなく、すでにアナルバイブレーターを足元に用意しており、すぐに拾い上げ加奈子の菊門に挿し込んだ。

(ビィ~~~~~~~~~ン・・・)

「ひぇぇぇぇぇぇ~~~~~~~~~~~~~!!」


第17話

アナルバイブレーターはヴァギナ用のそれよりかなり細めだが、ムカデのように節が連なっていて、アナルを刺激するには格好の形状をしていた。

(ビィ~~~~~~~~~ン・・・)

媚薬の効果は膣だけではなく、じんわりと菊門へも現れていた。
加奈子はたちまちくねくねと腰をよじらせ、狂ったかのように泣き叫んだ。

「いやぁ~あぁ、だめぇ~、あぁぁっ!!あぁ、もう許してぇ~~~!!」

園木の菊門攻撃に呼応するかのように、阿久原の抽送する指は激しくうごめいた。
亀裂からはおびただしい愛液がほとばしり、加奈子の内股をぐっしょりと濡らしていた。

「ほれほれほれ!ほれほれほれ!」

(ビィ~~~~~~~~~ン・・・)

「ひぃぃぃぃぃ~~~・・・はぁ~・・・もう~・・・ゆ、ゆるしてぇ~・・・はふぅ~・・・」

加奈子はがくがくと身体を震わせ、痙攣の兆候が見え始めていた。

「どや?もうチンチン欲しいか?正直にゆうてみい?太いのんぶち込んで欲しいてゆうてみい?」
「あぁ~・・・あぁぁぁ~・・・ほ、欲しい・・・」
「何が欲しいかゆうてみい?」
「あぁぁ~・・・あぁぁ~~~・・・お・・・おちんちん・・・欲しい・・・」
「ほうかほうか。ほんで、どないして欲しいちゅうんや?」
「あっ・・・ああっ・・・さ・・・挿して・・・あっ~・・・」

図らずも加奈子は淫らな要求を口走ってしまった。
媚薬が言わせた言葉ではあったが、加奈子の落城を告げる一言であることには違いなかった。

「よしよし~」

阿久原は満面笑みを浮かべてる。
愛撫を園木に任せ、自身はズボンを下ろし始めた。
お世辞にも美しいとは言えない小太りな身体が加奈子の目前に現れた。
だが男のシンボルは若い男性と変わらないほど、元気に跳ね上がっている。
阿久原は畳の上に仰向けになり、加奈子に手招きをした。

「ははは、奥さん、社長がお呼びだよ~」

園木はアナルに挿し込んだバイブレーターを抜きさり、加奈子の背中を小突いた。

「さあ、早く社長の腹の上に座って。」

加奈子は後手縛りのまま、よろけながら阿久原の腹部に屈んだ。
真下には反り返った肉棒が加奈子の蜜壷を待っている。
加奈子は立膝になり、腰をゆっくりと沈めた。

阿久原は加奈子を腰を支えた。
怒張した肉棒が亀裂に触れる。
照準があった。

(ズズッ!)

「あぁぁっ!!」
「うっ・・・」

ついに結合を果たしたものの、加奈子は腰を沈めたまま動こうとしない。
いくら媚薬で誘発されても、残ったわずかな理性が加奈子の動きを封じているのかも知れない。
だが、そんな理性の欠片など崩れ去るのに多くの時間を要しなかった。

園木が後方から囁いた。

「奥さん、どうしたの?腰を動かさないとダメじゃん。社長が首を長くして待ってるのに。」

園木は後方から加奈子の尻を抱え、強引に上下動を始めた。

(ズチュ、ズチュ、ズチュ・・・)

「あっ・・・ああっ・・・あっ・・・」
「おおっ。奥さんのオメコきついわ~。しばらくしたはれへんからやろか?ほんま、きつきつやわ~。せやけど、その分、ええ締まりやわ~」
「いやぁ~・・・ああっ・・・やめて・・・ください・・・ああっ・・・ああっ・・・あああっ~・・・」

(ズンズンズン、ズンズンズン・・・)


第18話

仰向けになった阿久原の肉棒に、部下の園木が加奈子を強制的に突き刺すという奇妙な構図が完成した。
強制的なセックスではあっても、加奈子としては次第に高まっていくのを隠し切れなかった。
もちろんそれは媚薬の効果がなせる技であった。

加奈子の腰の動きに、阿久原はリズムを合わせ、下から腰をせり上げた。
そのため、結合度はいっそう深まった。

(ズンズンズン、ズンッ!ズンズンズン、ズンッ!)

「いやぁ~・・・あぁ~・・・だめ~っ・・・ああっ、いやぁ~・・・ああっ・・・あああっ~・・・」

(ズンズンズン、ズンッ!ズンズンズン、ズンッ!ズンズンズン、ズンッ!)

「はぁはぁはぁ~、奥さん、もっと腰を振らんかいなぁ~。はぁはぁはぁ~、そや、そや、その調子やで~。はぁはぁはぁ~」

(ズンズンズン、ズンッ!ズンズンズン、ズンッ!ズンズンズン、ズンッ!)

最初は、後方の園木に強いられ加奈子自ら腰を動かすことはなかったが、下方から肉棒を突き込まれていくうちに、媚薬の効果も手伝って加奈子の性感は激しい高まりを見せていた。
いつしか艶めかしく腰を動かし始めた加奈子に、阿久原は満足そうに微笑んだ。

「ええ腰つきしとるなぁ~。それにグイグイと締め付けてきよるがなぁ。この調子やったら、わし、はよイッてしまうかも知れへんで~。」

それを聞いていた園木は焦った声で、

「社長!ちょっとちょっと!まだイッちゃダメですよ~。オレもよせてくださいよ~。」
「おお!そやったな~。園木もおったんや。」
「社長、ひどいですよ~。オレのことすっかり忘れて。」
「すまんすまん。忘れてたわけやないんやで。よっしゃ、園木もはよ入れろ!奥さんはわしががっちり抱いとくさかいに、後から、ズッポリ挿し込んだってや~。」

ふたりの会話を何気に聞いていた加奈子は慌てふためいた。
阿久原は園木に「後から」と指示しているが、もしかしたらそれは菊門への挿入、を意味するのではないのか。
加奈子は喚いた。

「いやっ!それだけはやめて~!後だけは勘弁してください!」
「まあ、そう嫌がらんでもええやないか。前からと後から両方から攻められるちゅうのは2倍気持ちええらしいで~。遠慮せんとほれほれ!」

阿久原は加奈子の背中をつかんで手前に押し倒した。
上体を前に倒すと自ずと臀部が浮いてしまう。

「いやっ!やめてっ!お願いです!」

園木はチューブから白い軟膏のようなものをしぼって、加奈子の菊門に塗り始めた。

「奥さん、うしろは初めてのようだから、痛くないようにクリームを着けてやるからじっとしてて~」

加奈子は尻を振って園木の指を避けようとしたが、とても逃れられるものではなかった。
菊門にたっぷりとクリームが塗り込められた。

「さあ、奥さん、お尻に太い肉棒注射をぶちこんでやるからね~!」
「いやぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~!!」

(ズッ・・・・・・ズンッ!)

「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!」

「園木、入ったか~!?」
「社長、OKです!」
「いたい!いやっ!抜いてください!!」

悲痛な声で訴えかける加奈子。
だが阿久原たちは加奈子の訴えを黙殺して、同時に律動を開始した。

(ズンズンズン!)
(ヌュッチュヌッチュヌッチュ!)

「ひぇぇぇぇぇぇぇぇ~~~~~~~~~~~~~!!!!!」

ふたりの男に挟まれた加奈子の叫び声が広い和室にとどろき渡った。
亡き夫の慰霊を祀ったその部屋で。


第19話

(ズンズンズン!)
(ヌュッチュヌッチュヌッチュ!)

「あぁぁぁぁ~~~・・・いやぁ~!はぁはぁはぁ~・・・やめてっ・・・お願い・・・よしてぇ・・・あああああっ~~~・・・」

前屈騎乗位になった加奈子を背後から挟み込んで、園木が激しく攻め立てる。
加奈子の置かれている状況はまさしく『前門の虎 後門の狼』であった。

初めのうちは、阿久原と園木はバラバラな動きをみせていたが、まもなくふたりは呼吸を合わせ始め加奈子への突き込みはほぼ同時になされた。

「1、2、3、4~~~!」
「それそれそれ、それ~~~っ!」

それはいつしか4拍子に変わり、4拍目に強くそして深く挿入された。
加奈子もそれにつられるかのように、

「あっ、あっ、あっ、あ~~~っ!」

4拍目の喘ぎが大きくなっていた。

太い肉棒が前後からふたつの壷を抉る。
菊門への挿入に初めは顔をしかめていた加奈子であったが、いつしか頬に紅が差し、喜悦の声すらあげ始めていた。
前後から二本挿しされるという、かつて体験したことのないセックスに次第に溺れ、悦楽の園へと足を踏み入れようとしていた。

本来、聡明で冷静沈着な加奈子をこうまで淫らな女に仕立て上げたのは、多分に媚薬の影響が大きかった。
憎き男たちを相手にして何故にこうまで燃えるのか、加奈子自身も不思議でならなかった。
だがすでに理性では抑えきれない強靭な魔力がそこには介在し、加奈子を虜にしようとしていた。


男たちの競演は約20分続き、加奈子は激しい昂ぶりに見舞われていた。
男たちもまたまもなく終焉を迎えようとしていた。

(ズンズンズン!)
(ヌュッチュヌッチュヌッチュ!)

「あ~~~っ!いやぁ~~~~~~~~~~!!あぁ、もうだめ~~~っ!!もう~~~~~~~~・・・・・・!!」
「はぁはぁはぁはぁ~」
「ふぅふぅふぅふぅ~」
「あぁぁぁ~~~・・・身体が熱い~・・・燃えるように熱い~・・・」
「奥さん、ぼちぼちイク前兆みたいやな。がはは~、イキたなったらいつでもイッてええんやで~。」
「うううっ・・・オレも・・・これだけ締め付けられたらもう持たないかも~・・・」

(ズンズンズン!ズンズンズン!)
(ヌュッチュヌッチュヌッチュ!)

「あ・・・ああっ・・・あああっ~・・・イキそう、あぁっ、イキそう~!」
「おおっ!こらぁ、一番ええ瞬間やなぁ~!奥さんのイク顔見せてもらうで~!」
「くっ!オレ、後だから見えないや~!ううっ!いや、それどころでは・・・」

(ズンズンズン!ズンズンズン!)
(ヌュッチュヌッチュヌッチュ!)

「いやぁ~~~~~~~~~~!!イっちゃう、イっちゃう~イっちゃう~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!」
「ううぉ~~~~~~~~~!!オレも我慢の限界だ~~~~~~!!」
「一番最後になってしもたけど、ぼちぼちわしも・・・」


男女混声の三重唱がついにエピログを迎えた。
だがそれは長い舞曲の第一楽章に過ぎなかった。

加奈子の艶やかな声はいつ果てるとも知らず、広い和室にいつまでも響きわたっていた。






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