第9話「節くれだった指に責めたてられ」

「そう恐がるな。ちょっとばかり可愛がってやるだけだから安心しろ」

 源蔵はそう吐き捨てるとイヴのシャツを乱暴に引き裂く。
 布が裂ける音がした。

「ひぃっ!」

 ボタンが弾け飛び床に転がった。
 刺繍を施したベビーピンクのブラジャーがあらわになった。
 源蔵は斧の鋭利な部分でブラジャーのストラップをパチンと切り落とす。
 わざわざ斧を使用するのはイヴに対する威嚇の意味が込められているのだろう。
 ストラップが切断されたブラジャーはその機能を失い乳房がほとんど露出してしまっている。
 源蔵は厳つい手のひらで乳房を掴んだ。

「い、いやぁ……」

 逃げたくても逃げられない。
 眉を顰め源蔵の責めにじっと耐えるイヴ。
 小ぶりだが美しく整った乳房が野卑な指のせいで形を歪める。

「い、いたい……や、やめて……」
「グッヒッヒッヒ、生徒の身代わりを自分から願い出るとは見上げたものだ。望みどおりたっぷりと可愛がってやるぜ」

 源蔵は空いている方の手も使って、自由を奪われているイヴの上半身を撫で回す。
 やがてその手は下半身へと移行し、ショーツに鋭い視線を投げかけた。

「グッヒッヒ、男先生と可愛い生徒のいやらしい場面をたっぷりと見せつけられて辛かっただろう? もしかしたら女先生のオ〇ンコはもうグショグショに濡れてるじゃないのか?」

 そう言い放つとショーツの上からではあるが、こんもりと盛り上がった恥丘に指を伸ばした。

「あっ! だめっ、だめっ、触らないでっ!」

 源蔵はショーツの上から柔らかな肉の感触を楽しみながら、なにやら調べているようである。

「ほう、大切な場所は全然触ってないのに、すでに薄っすらと染みが浮き出てるじゃないか。パンツの中はもっと大変なことになっているんじゃないのか? 二人に散々見せつけられて感じてしまったのか? グッヒッヒ、~! さあて、ちょっと調べてやるとするか」
「ひ~~~っ!さ、触らないで、いやあ~~~!」

 両足首を青竹に拘束されているため脚を閉じたくても閉じられないため、言葉で拒絶を示すしか方法のないイヴは悲壮であった。

「あぁっ……いや、いやぁ、お願い……や、やめてぇ……」

 そんなイヴへの責苦を、否が応でも目の当たりにしなくてはならない俊介ともえもえ。
 口を封じられている俊介は目を見開き行為の中止を哀願しているように見えた。
 もえもえは悲痛な声で訴えかけるが、聞く耳を持たない源蔵。

「お願いです! 早乙女先生に酷いことはやめてください! 私や車野先生をすでにこんな目に遭わされているのですからもう十分でしょう!?」
「うるさいぞ! 俺に説教さうるとは太いガキだ。おまえは男先生の上でいやらしく腰を振っていればいいのだ。忠告どおり男先生を時間内に発射させられなければ命の保証はしないぞ!」
「……」
「まったくうるせい小娘だ。女先生よ、中断してしまったな。グッヒッヒ……どれ再開するか」
「いやぁ……」

 節だらけの指がイヴのクロッチをナメクジのように這い回っている。
 染みが浮いていた場所には念入りに指圧を加える源蔵。

「あぁ……ゆるしてぇ……」
「へへへ、この染みはどこから出てくるんだ? この辺か? それともこっちの方か? グッヒッヒ、もしかしたらこの窪んだところから溢れ出してくるのか? よ~く調べてみないといけないなあ。エヘヘ……」
「ああぁ……いやぁ……」

 まもなく源蔵はクロッチをグイと引っ張り横にずらしてしまった。

「いやっ……!」

 ベビーピンクの狭いクロッチを横に大きくずらしたことで、秘所が丸見えになってしまった。
 細身の割に肉厚な大陰唇は色素が薄く美しい佇まいを見せていた。
 俊介ともえもえの生々しい場面を見せつけられて、さらには下着の上からとはいえ源蔵の執拗な指責めを浴びて、イヴは気持ちとは裏腹におびただしい蜜液を溢れさせていた。

「ぎゃっはっはっは~!」

 突然、源蔵はバンバンと床を叩いて馬鹿笑いをしてみせた。

「思ったとおりすっかり洪水状態じゃないか。ガッハッハッハ~! 男先生よ。女先生は飛び切りスケベーな女だぜ! だっておまえたちたちのエロいところを見ただけで、こんなにボトボトに濡らしてやがるんだからな~!」
「そんなこと言わないで! やめて、お願いだから!」
「ではそろそろ女先生の持ち物検査といくか」

 小陰唇を指で摘まんだり、引っ張ったりしながら眺めていた源蔵だったが、ついに花芯に指を押し込んで来た。

「ひい~~~~~!」

 節くれだった太い中指がサーモンカラーの粘膜を責めたてる。



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