第8話「身代わりの女教師」

「グッヒッヒ、先っぽがやっと入ったか。それにしても狭いなあ。遠慮しないでもっとしっかりと咥えてやれよ」

 源蔵はおしっこだっこの体勢で、結合部分をグイグイとねじ込んで行く。

「くう~~~! いやぁ~~~~~~!!」

 いくら叫ぼうとそんなことはどこ吹く風と、源蔵はもえもえを抱きかかえて上下動を楽しんでいる。
 結合させるまでは少々手間取っていたが、一度結合してしまえば後は律動するだけであった。
 そうするうちに潤滑油が滲み出し、徐々に挿入が滑らかになっていった。
 グッチョグッチョと粘着音が静寂の木こり小屋に響き渡る。
 水音は当事者であるもえもえと俊介だけでなく、柱に固定されているイヴの耳にも届いていた。

「グッヒッヒ……いい音が聞こえてくるじゃないか。なあ、女先生よ、そこに居てもしっかりと聞こえるだろう? 男先生と可愛い生徒のいやらしい音がなあ。グッヒッヒ……」
「……」

 イヴは源蔵の言葉を遮るように顔を背けてしまった。

「あぁぁぁぁ~……しゃ、車野先生……あぁ……いやっ……どうしよう……私、何か変なのぉ……」
「うぐうぐうぐ!」

 俊介は顔を紅潮させもがいている。
 心ならずもかなり昂ぶっていることがうかがえた。
 たとえ自らの意思で行なう性行為でなくても、肉体は正直に反応してしまう。
 教え子の可憐な花瓶に包まれておきながら、興奮するなという方が無茶であった。
 水音が次第に粘着音に変わってきたようだ。

「おい、娘。かなり感じて来たんじゃないか?」
「ひゃあ~~~、もう、もう、やめてぇ~~~! お願い、ゆるしてえ~~~!」

「ほう、もうビチョビチョに濡れてるじゃないか。グッヒッヒ……」

 源蔵はもえもえを担ぎ上げ、臀部を覗きこみながら、淫靡な笑みを浮かべた。
 彼の股間がすでに痛々しいほど屹立しているのが、着衣の上からでも一目で分かる。

「グッヒッヒ……俺も入れたくなってきたじゃないか。だけど男先生が埋めてしまってるからな。仕方ないか、もう一つの穴に入れるとするか」

 源蔵はそう言い放つと、唾液で人差し指を濡らし、もえもえの尻穴に近づけた。

「ひえ~~~! そこはいやあ~~~!」
「まあ、そういうな。グッヒッヒ……」

 グリグリと尻穴を揉み解すと、一気に人差し指を挿し込んだ。

「うぎゃあああ~~~~~~!! い、いたい~~~~~!!」

 前後の穴を責められたもえもえは、涙をボロボロとこぼして、気も狂わんばかりに泣き叫んだ。

「いたい、いたい!! そこはダメっ! やめてぇ~~~~~!!」
「いい締まりだ。グッヒッヒ」

 見るに見かねたイヴが源蔵に哀願した。

「お願い! もうやめて! お願いだからもえもえちゃんを苛めるのはもうやめて!」
「なんだと? 今、いいところなんだけどなあ。グヒヒヒ、俺たち3人が良いことをしているのを見て、女先生がヤキモチを妬いているようだ」
「ヤキモチじゃないわ。まだ16歳の子にそんな酷いことをしないでと言ってるのよ!」
「グッヒッヒ、ということは、おまえが身代わりになろうというのか?」
「……仕方ないわ」

 イヴはすでに覚悟を決めているようで、源蔵を激しく睨みながら吐き捨てた。

「やめてっ! 早乙女先生に手を出さないで! こんな酷いこと、早乙女先生にはしないでっ!!」

 もえもえは泣きながら源蔵に訴えた。

「師弟愛ってやつか? ふんっ、虫唾が走るぜ。おい、小娘、女先生がおまえの身代わりになって好きにしてくれって言ってるんだ。余計な口出しはやめな。青い果実も瑞々しくていいが、熟した果実を喰らうのも悪くはねえからなあ。グッヒッヒ~」

 源蔵はよだれを垂らしながらイヴに近づいた。
 そして、ふと思い出したかのように、振り向きざまに俊介ともえもえに過酷な命令を下した。

「いいか、小娘! 男先生がおまえの中へ射精するまで腰振りをやめるんじゃないぞ! もしも5分以内に男先生を射精させられなかったら二人とも命はないと思え! いいなっ!」

 源蔵は二人にそう命じると、柱に拘束されているイヴのそばに陣取った。

「そんなわけだ、女先生よ。グッヒッヒ」
「鬼っ! あなたは鬼だわ!」
「ふん、何とでも言いな」

 野生の獣のような匂いがプンと立ち込めイヴの鼻孔に突き刺さった。
 源蔵は脅えるイヴの頭のてっぺんから爪先まで舐めるように視線を這わせる。

「女先生よ。見れば見るほど美人じゃないか。ちょっと細身だがいい身体をしているなあ」

 そうささやきながらイヴの顎を指で摘まんだ。
 イヴが小刻みに震えているのが、源蔵の指に伝わってきた。



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