第7話「望まぬ結合」

 源蔵は淫裂に舌を差し入れ、ねっとりと舐める。
 すぼめた舌を中へ入れたり、出したりを楽しんでいるようだ。
 ときおり花弁の縁を焦らすようにじっくりと舐め上げてから、充血し敏感になった花芯を執拗に責め立てたりもする。

「ひぃいいいい~~~! お願いです……やめ……やめてください~~~!!」
「グッヒッヒ……おい、男先生のモノが縮んで来たじゃないか、小さくなったら罰を与えるぞ、早く大きくするんだ」

 性の経験の少ないもえもえに俊介への口淫を煽り、一方ではもえもえの敏感な箇所をもてあそぶ源蔵。
 ほじるように荒々しかったり、丹念に舐め上げてみたり、小刻みに振動させたりと、もえもえをを責め立て、快感をあおり、貪る。
 舌先を小刻みに震わせ、敏感な個所に容赦ない愛撫の雨を降らせる。

「ひい~~~~~! もう……もうやめてください~~~~!」
「おい! 男先生のモノが萎えてきたって言ってるじゃないか! さぼらないでしっかりとしゃぶるんだっ!」

 敏感な箇所を舐められているため、口淫に気持ちが集中できず、怠っていると源蔵がドスの効いた声で叱ってくる。
 もえもえの頬には涙が伝い、俊介の腹部にポタリと滴り落ちた。
 源蔵は狭い陰裂に唇を密着させて、わざと音をさせて吸い漁る。
 執拗な舌技にもえもえはまたしても反応してしまい、不本意にも愛蜜を滲ませてしまった。
 いくら相手が粗暴な男であっても、淫核を剥き出しにされて舐め回され、さらには陰唇から膣口に至るまで丁寧に愛撫されて反応しない女性は先ず少ないだろう。
 そうは言ってももえもえにとって、見知らぬ男に親しい教師たちの前で凌辱されることは屈辱以外のなにものでもなかった。

 源蔵はもえもえへの責めを一旦中断すると、軽く尻を叩いたあと、信じがたい言葉をつぶやいた。

「グッヒッヒ、もうかなり濡れてきたな。では今から結婚式を執りおこなう。いいか、オレが仲人だ。グッヒッヒ、男先生と可愛い教え子の結合の儀式だ。グァッハッハッハッハ~~~! うん? 列席者は女先生1人だけか? まあいいだろう。女先生よ、おまえも二人の門出を祝ってやるんだ。ギャッハッハッハ~~~!」

 源蔵の口からこぼれたその言葉は、イヴとももえもえにとって、悪意に満ちた悪魔のささやきのようにしか聞こえなかった。

「ええっ!? う、うそっ……そんなぁ! 私、車野先生とそんなこと絶対に無理です!! 許してください!!」
「2人にそんな酷いことはやめて!!」

 確かにもえもえは俊介に対し恋心を抱いていた。
 正直抱かれたいという想いはあったし、俊介が夢路に現れたこともあった。
 しかしいくら俊介のことが恋しくとも、彼の恋人であり日々姉のように慕っている保険教師のイヴの目前でそんな痴態を演じられるわけがない。
 もえもえは気も狂わんばかりに泣き叫んだ。

「いや、いやです! 車野先生とそんなことは絶対にできません! いや、いやだあぁぁぁ~~~~~~~~~!!」

 強制性交を拒むもえもえの悲痛な様子をまのあたりにしたイヴの心中は当然ながら尋常ではなかった。
 まもなく目前で恋人の俊介が教え子のもえもえと強制的とはいえ男女の関係を結ぶことになるのだから。
 目を逸らしたくても逸らすことのできないほどの至近距離にいる俊介ともえもえ。
 目を閉じても声は聞こえてくるだろう。
 耳を塞ぎたくても柱に縛られていてそれも叶わない。
 イヴはただ呆然とわななくもえもえの哀れな姿を見つめているしかなかった。

 源蔵はもえもえの背後に回りこみ、膝裏に手をまわし軽々とかかえあげた。
 まるで母親が幼い娘に和式便所で小便をさせる時のように。

 源蔵は俊介の怒張しているイチモツの真上に抱きかかえたもえもえを移動した。
 クルマを車庫入れする時のように、ゆっくりと幅寄せを行なう。
 もえもえの口淫により怒張した俊介のイチブツは彼女の唾液にまみれてテラテラと光っている。
 イチブツと亀裂がわずか数センチの距離に接近した。

「ああぁ……いやぁ……許して~~~っ! お願い、車野先生とそんなことできないよ~~~!!」

 戸板に固定された俊介も必死の形相でもがいている。
 もえもえは源蔵にがっちりと抱きかかえられてはいるが、あらん限りの力を込めて懸命に抵抗を試みた。
 だが抵抗もむなしく、次の瞬間、俊介のイチブツともえもえの亀裂とが触れ合った。

「グッヒッヒ……では今から結婚式だ。喜べ!」
「あぁ……あぁ……いやっ……いやぁっ……! 入れないで! 車野先生とそんなことしてはいけないの~~~っ!!」

 もえもえは泣き叫びながら必死に抵抗してみたが、巨体の源蔵としては蚊に刺されほどにも感じなかった。
 イヴは俊介ともえもえの結合する場面を正視することができず、顔を背けてひたすら耐えていた。
 俊介は眼孔をカッと見開き、懸命に源蔵に何かを訴えていたが言葉にはならず黙殺されてしまった。
 源蔵がもえもえを抱えエレベーターのように上下動させている。

「ひぃい~~~~~!! やめてぇ~~~~~!!いやぁ~~~~~~~~!!」

 絶望の声が小屋にこだました。
 ついにエラの張った雁首が教え子であるもえもえの花芯を貫いてしまったのだ。



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