短編/イヴ 医務室~ベビーピンクな治療

Shyrock作



イヴさんが実在の人である以外、内容等は全てフィクションです。





ナース・イヴ




第1話


イヴ25才。株式会社アトランティックスターの医務室に勤める看護婦。
医療法人・天神会から派遣されている。
持ち前の明るさと優しさで、社員からは大変評判がよい。
また持ち前の美貌とセクシーさで、男子社員からは常に憧れの的となっていた。
もしかすれば、白衣の天使とはイヴのために生まれた言葉では?
と考える社員も少なくは無かった。

日々訪れる患者は、風邪、二日酔い、それに軽いケガなどであったが、週に1度は天神会から医者が訪れるため、高血圧症、腎臓、肝臓等疾患の患者も絶え間なく治療に訪れた。
中には別に病気でも無いのに、二日酔いだと偽って、イヴの顔見たさに訪れる輩もいた。

1,000人を超える社員の中で、たった1人イヴが好意を寄せる男性がいた。
それは事業部企画課長の車山 薫(36才)であった。
彼は早々と学生結婚をしたが、後に離婚しバツイチとなり、今は自由で悠々自適な生活を送っている。
私生活はともかく、その並外れた企画力と行動力そして実直さは会社にも大いに貢献し、将来を嘱望され、若くして課長の座に抜擢されたほどであった。
また明るく穏やかな人柄も上司・部下問わず受けがよく、周囲からの信頼も厚かった。

車山は朝の10時頃、医務室にふらりと現われた。
顔色が少しすぐれないようだ。

「あら?車山課長、どうなさったのですか?」
「うん、昨夜、接待で飲み過ぎてねぇ・・・あぁ、頭がガンガンする。夜中の2時まで付合ったんだよ。参ったよ・・・。すまないけど、薬をくれないか?」
「接待だったんですか。本当に大変ですね。確かに顔色がよくありませんわ。二日酔いは睡眠が一番の特効薬です。時間が許すのでしたら、薬を飲まれた後、たとえ1時間でも休まれた方が良いと思いますわ。奥にベッドがありますので」
「うん、そうしようかなあ。会議は午後1時からだし、午前中は特に予定は入ってないし、そうさせてもらうよ」

車山はすぐ職場に内線電話をかけた。
部下のひとりに、「体調が優れないので医務室で1時間ほど横になっている。急用があれば、医務室に連絡してくれ」と伝えた。

車山はイヴからもらった錠剤を2錠口に含み、水をゴクリと飲んだ。
医務室は入って正面にイヴが執務机がある。
左側には医師が来訪した時に使う診察室がある。
そして右側にはベッドが3脚並んでいた。
車山はネクタイを解いてベッドに横になった。
さすがに医務室だけあって室内は飾りっ気は全くないが、ベッドはとても清潔で糊の効いたシーツが心地よく感じられた。

車山はなかなかむかつきが治まらないのか、洗面所に何度か走りこんだ。
イヴはそんな車山がとても気掛かりだった。


第2話


「課長、大丈夫ですか?薬が効くまで少し時間が掛かると思うので、しばらくの間我慢してくださいね」
「うん、わかった。ふう・・・」

イヴは車山のそばに行き囁いた。

「ちょっと横になってください。胸をさすってあげますから。少しは楽になると思いますので」
「そうか、すまないね。じゃあ、お願いするよ」

横になった車山はネクタイを緩め楽な姿勢になった。
イヴはそっと近づき、しなやかな指で車山の胸を撫でた。

「イヴさんはきれいな指をしているね。細くてとてもきれいだ。吸いつきたくなってくるよ」
「まあ、嫌ですわ。車山課長ったらあ。そんなことをおっしゃて」
「いや、本当だよ」
「うふ、そんなことをおっしゃるくらいだから、症状も少しはマシになったのかな?」
「うん、少し楽にはなってきたんだけど・・・」
「・・・?」
「他の場所がおかしくなってしまったんだ」
「え?他の場所って?」
「ここだよ。ここ」

車山はイヴの細い腕を握り、有無を言わせないで自分の股間に誘導した。

「いや~ん!車山課長ったら~。もう~エッチなんだから~」
「イヴさん。僕は君が好きなんだ。前からずっと。だから・・・だから良いだろう?」
「いいだろうってそんな!ここは医務室ですよ。他にも社員が来るかも知れないし」
「電気を消して、内側から鍵を掛ければいいじゃないか。ドアには『外出中』のプレートを掲げておけば誰も入って来ないよ」
「もう・・・何ということを・・・」

イヴは車山の咄嗟の悪知恵に呆れながらも、結局、車山の提案どおりに行動することになった。
イヴはドアの表に『看護婦外出中』のプレートを掲げた。
そしてドアの内側から鍵を掛けて、医務室内は全て消灯してしまった。
窓のアコーデオンカーテの隙間からかすかな光が漏れてくるだけで、突然ほの暗い部屋に変わってしまった。
まるでシティホテルの一室にでもいるような錯覚に陥る。

実は車山の提案は半分ジョークであった。
まさか冗談で言ったことを、イヴが真に受け車山の言葉どおりに行動するとは・・・。
車山はまさに『瓢箪から駒が出る』の心境であった。

(イヴさんはそんなに僕のことを想ってくれていたのか)

車山は感動を覚えた。
車山自身も元々イヴのことをかなり気に入っていたので、機会があれば一度食事にでも誘ってみたいとも思っていた。
そこに突然やってきた絶好のチャンス。
車山はこの機会を絶対に逃すまいと考えた。
しかし万が一、医務室での情事が表沙汰になれば、間違いなくクビだ。
身の安全を選ぶなら、今ここで断ればよい。
それとも感情に任せて、この聖なる場所医務室で美人看護婦とめくるめく情事を愉しむか。
車山は迷う事なく後者を選んだ。

イヴも同様にばれた場合、解雇は免れないだろう。
しかしイヴには躊躇いの様子は微塵も感じられなかった。
危険極まりない橋を渡ろうとする女・・・
車山はイヴの並々ならぬ自分への熱い想いを知り、一種の感動を覚えた。

スリリングな恋はふたりを一層燃え立たせる。
今まさにその瞬間の到来といえよう。

屈んで胸を撫でる白衣のイヴに、車山はポツリと囁いた。

「イヴさん、大好きだよ」


第3話


車山はイヴをやさしく抱き寄せ唇を重ねた。
舌がイヴの唇の間につるりと滑り込む。
車山の舌にイヴもすぐに反応した。
舌と舌とが絡み合う。
ただそれだけで二人の気持ちが通い合ったように感じるから不思議だ。
イヴの腰に廻していた手が丸い尻に伸びそろりと撫でた。
尻を触れていた手はさらに奥の方へと伸びていった。
白衣が男の手でめくられていく。

衣ずれの音とともにパステルカラーのキャミソールがまくられパンティが覗いた。
パンティは看護婦に相応しく無垢な純白だった。

車山がパンティをまさぐっていると、イヴの熱い吐息が次第に荒々しくなって来た。

(はぁはぁはぁ・・・はぁはぁはぁ・・・)

車山の指はクロッチの中心を探るような手つきで触れ始めた。
窪みの少し上にある小さな突起物を探り当てた。

「あっ、課長、そこは・・・」

イヴが困惑したような表情になった。
車山は執拗にイヴが『困る』場所を人差し指と中指で丁寧に擦り続けた。
時には摘むように、時には揉むように・・・。

車山の指に湿っぽい感触が伝わって来た。

(ふふ・・早くも濡れて来たか。かなり敏感な女だ。それじゃぼちぼちと行っとこうか)

決してここはホテルではない。
ましてや今は勤務時間中である。
見つかれば一巻の終わりだ。
ふだん女性とベッドを過ごす時は丁寧さモットーとする車山であったが、時と場所を考慮して少し急ぐことにした。

車山はイヴの白衣を広げパンティを一気にずらした。
そしてイヴの立膝の脚をやや開かせ顔を寄せた。

「イヴさんって色白でとってもきれいな脚をしているね」
「そんなこと・・・」
「イヴさんのここってどんな味なんだろう?」
「いやぁ・・・」

(ペチョ・・・)

「あっ・・・」

車山は屈みこんでイブの亀裂をこそぐようにしゃぶった。

(ペチョペチョペチョ・・・)

「ああっ・・・」

(ペチャペチャペチャ・・・)

「とても美味しい」
「いやっ・・・恥ずかしい・・・」

車山は陰唇を指で広げ内部に舌を這わせた。
さらにクリトリスは表皮をめくりながら、強く吸ってみた。
イヴの腰がビクンビクンと大きく反応する。

「あっ・・・ああっ・・・そんなっ・・・あぁ・・・いやぁ・・・」

イヴは声を押し殺している。
会社の医務室という場所であるせいか、それとも元々大きな声を出さない女なのか・・・
車山にとって今それは大きな問題ではなかった。
声こそ控えめだが、確実に感じている。
それはイヴの濡れ具合で直ぐに分かった。

車山はわざと音を立てて吸った。
静かな医務室では他に物音ひとつしない。

(チュウチュウチュウ~、チュウチュウチュウ~)

「あぁ・・・あぁぁぁ・・・いやっ・・・あぁ・・・」


第4話


イヴは羞恥に悶えた。
医務室という神聖な場所がいっそう拍車を掛ける。
薄暗いことだけが唯一の救いだ。

車山は突然、イヴに覆いかぶさった。
まるで野獣のように・・・。
恥じらいから必死に閉じ合わせようとする太股。
閉じさせまいと脚をこじ開けようとする車山の手。
力比べではイヴは車山に敵うはずもなかった。
押し広げられていく両脚。

イヴの淡い茂みに車山の反り返った金棒は、ためらうことなく食込んで行った。

「あっ・・・!」

熱く火照った肉襞を分け入るように金棒は突き進んでいく。

(グググッ・・・グジュグジュグジュ・・・)

金棒は押し進むだけではない。
少し戻ってはまた進む。
そのピッチは次第に速まっていく。

肉の壁に突き当たった。
奥地まではさほどの距離はなかった。
そこは熱帯雨林のように熱い。
金棒は激しくピストンを繰返した。

「ああっ!そんなっ!か、課長、そんなこと・・・!ああ、いい!いやぁ~!!」

ピストンを繰り返したあと、回転が加わった。
激しくピストン運動を繰り返すことが、女性にオーガズムを与える近道だと勘違いしている男性は案外多い。
女性を真に悦ばせるつもりなら、ピストン運動だけに固執しないで、女性本位の「トルネード(竜巻)運動」が一番近道なのだ。
と言うのが車山の持論であった。

車山は自分の恥骨でイヴの局部に圧迫を加えた。
イヴの性感はどんどんと高まっていく。
そして圧迫を加えたまま、結合部を中心に車山は腰をゆっくりと円運動させた。

「はぁ~!すごい!課長!ああっ!すごい!!」

イヴはまるで狂ったかのように喘いだ。

医務室での看護婦との情事・・・いくら内から鍵を掛けているとは言っても、やはり時間には限界がある。
できれば短時間でイヴを絶頂に到達させたい。
車山の高度なテクニックと、イヴの研ぎ澄まされた鋭敏な性感を持ってすれば決して難しいことではなかった。

車山の思ったとおり、イヴは敏感に反応した。
膣の入口から3センチほど奥にコリコリとしたゾーンがある。 これが噂のGスポットだ。
車山は金棒でコリコリしたゾーンを擦った。
イヴの喘ぎ声が益々忙しくなっていく。
膣内部はまるでイソギンチャクが踊っているかのように蠢いている。
車山は激しく腰を旋回させた。
イヴも車山に併せるかのように激しく回転させた。
初めての交わりとは思えないほどに呼吸が合っている。
こういうのを「身体の相性が良い」というのだろう。



第5話(最終回)


イヴは声を抑えようとしたが抑え切れなかった。

「ああっ、ああっ、あああ~!イ、イ、イ、イク!!イクイク!あっ、イッちゃう~~~、イッちゃうイッちゃう~~~~~~~~!!ああああああああ~~~~~~~!!!!!」

イヴは海老のように身体を大きく反らせた。
瞳を閉じ口を半開きにし、上半身はピクンピクンと痙攣している。
車山もイヴの腰をしっかりと掴んで、激しく腰を前後させていた。
まもなく車山の口からもうめきに似た声が漏れた。

「イ、イヴさん・・・いい~、すごくいいよ~、ううっ、うううっ!ううう~~~~~~~~!!」

ベッドがぎしぎしと軋んだ。

激しく腰を振るふたりの動きがピタッと止まった。
車山はイヴの頬をなで唇を重ねた。
達した後のキスは格別の味がする。
イヴはまるでふわふわとした雲の上をさまように思えた。

「ごめんね。こんなことしちゃって・・・」
「いいえ・・・いいんですぅ・・・私、課長が好きだから・・・」
「もちろん僕もだよ。それにしても、イヴさん・・・すごくよかったよ・・・」
「うふふ、私もです・・・。ねえ、この続き・・・今夜しません?」
「え?僕はいいんだけど・・・イヴさん、いいの?」
「だって・・・私の身体に火をつけちゃったんだもの・・・うふ・・・課長って悪い人・・・」

イヴはそういってにっこりと微笑んだ。

「課長、ところで二日酔いの方は大丈夫なんですか?」
「ああ・・そうだったね。もう大丈夫だよ。もう治った。イヴさんの素敵な看病のおかげですっきりと」
「看病?うふ、そうね。じゃあ今夜は看病の続きをしようかなぁ?」
「それはとても楽しみだね」

車山はその夜、さらに丁寧なイヴ看護婦の治療を受けることとなった。
が・・・
結果、いつしか立場は逆転していた。
イヴはその夜、患者となって、車山医師の太い注射の洗礼を何本も受けることになってしまった。
女性をより蠱惑的(こわくてき)に、そして、美しくするセックスという名の注射を。





イヴさんはコスプレではなく本物のナースさんです














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