チル 流れ星



Shyrock作










8 愛の意味

「ごめん、ごめん、怒らないで。ところで、気分はちょっとマシになったようだね。それじゃ、僕も寝るよ。お休み……」
「あぁ、シャロック…ちょっと待って」
「何かようかい?」
「うん、今度は私からひとつ聞いてもいい?」
「うん、なんだい?」
「愛される……ってどんなことなの?教えて?」
「えっ?なんだって?愛される……こと?」
「うん」
「う~ん、難しい質問だな……、そうだね、大事に思われて、誰よりも可愛がってもらうことかな?」
「そうなんだ。じゃあ、結婚式の夜って、どんなことをするの?」
「えええ~っ!なんでそんなことを聞くの?」
「あなたも教えてくれないのね? いいよ、もう……」

 チルはいじけた。

「いや、あの、その~…、説明できないことはないけど、それはちょっと……」

 チルはシャロックの手を握って囁いた。

「口で言いにくければ、私にやってみて。結婚式の夜に男性が女性にどんなことをするのかを……」
「チルチル……」

 シャロックは驚きを隠せない。
 次の瞬間、シャロックはチルの真上に乗り、強く抱きしめた。

「あぁ、チルチル、僕は君が好きになってしまった」

 チルは抱きしめられたことがすごく嬉しかった。

「それじゃ、私を愛してくれるの? 結婚式の夜と同じことをしてくれるの?」
「うん、そうだよ、チルチル。君を愛するとも」
「嬉しい……」

 二人は何度も何度も嘴を合せる小鳥のように、唇を重ねあった。
 シャロックは、チルの白いワンピースの胸元を開くと、ビスチェが覗いた。
 肩紐を降ろすと美しい胸の隆起が現われた。
 乳房にそっとくちづける。
 やがて衣擦れの音が、物音ひとつない部屋の中に響く。
 白いワンピース、ペチコート、シュミーズ、ビスチェ、コルセット、すべては取り除かれて行く。
 今まで脱衣はすべて侍女に任せていたチルであったが、今は男の手に委ねている。
 身体を覆うものは真っ白なドロワース一枚にあった。
 チルの緊張はどんどんと高まっていく。
 突然、チルがシャロックに言った。

「シャロック、喉が渇いた。水を……」
「え?水が飲みたいの?全く、こんなタイミングで……ぷっ……」
「いけなかったのか?」
「ふふふ、いいよ~」

 シャロックは苦笑いしながら、水瓶から水を汲んだ。



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