ありさ 忘れじの整骨院先生

Shyrock 作








前編

 5年の月日が流れましたが、今でもあの日のことを忘れることができません。
 当時私は高校一年生で野球部のマネージャーをしていましたが、生理不順と冷え性がひどく、極度の肩こりにも悩まされていました。

「駅の向こう側に腕のよい鍼灸整骨院があるらしいよ? 一度行ってみたら?」

 母親の薦めもあって鍼とマッサージを受けるため鍼灸整骨院に通うことになりました。以降『整骨院』と呼ぶことにします。
 整骨院は自宅を改良しただけのシンプルな造りで、30歳くらいの先生が一人で運営していました。
 先生は車野という名前で、175センチぐらいと中背で、ショートヘアと精悍な顔立ちが印象的な人でした。

 治療のときはショーツ1枚に大きなタオルをかけて処置してもらいます。ちなみにブラジャーは外さないといけません。
 最初は少し恥ずかしかったけど、好感の持てる先生だったので、数回通って慣れてきた頃からは、ちょっと大人っぽいTバックショーツを穿いていったり、あそこの毛が隠れるか隠れないかくらいの小さめのショーツを穿いていくようになっていました。
 先生は何事もないかのようにたんたんとマッサージをしていましたが、それとなく確認すると視線は明らかにショーツに集中していました。
 そして、上下ぴったりフィットした白衣を見てると、前をもっこりさせて大きくさせているのが分かりました。
 先生が私のことを見て興奮しているのかなと思うと、こちらまで興奮してしまいました。

◇◇◇

 夏休みのある日、治療に行ったときのことです。
 胸だけをタオルで隠して、鍼をうった状態で腹部をマッサージしてもらっていました。
 いつもよりも下の方まで手が伸びてきて脚の付け根を揉まれました。
 小さめのパンツだし、感じる箇所の附近を指圧するので、すごく気持ちがよくなっていました。
 危うく声が出そうになったので、押し殺してごまかそうとしました。

「先生、なんか変な感じがするよ……」
「ここは鼠径部というんだけどね、ここを刺激すると脚全体のリンパの流れが良くなるんだ」
「そうなの?」
「鼠径部はとても凝りやすい場所でね、ここが凝ると、足が冷えたり、むくんだり、足が太くなったり。まあ、ありさちゃんは足が美しいから関係ないけどね」
「先生、お世辞じょうずだね」
「お世辞じゃないよ、本心だよ」
「あは」
「できれば、おうちでもエクササイズで簡単にできる方法をがあるので、後から教えるよ。すっきりリンパを流して美ボディを保とうよ」
「は~い」
「どう?ポカポカしてきた?」
「う気持ちがいいし、身体がポカポカしてきた」
「じゃあ、もうちょっと刺激してみようか?」

 私はうなずきました。
 先生はそのまま円を描くようにお腹のマッサージをつづけ、やがて小指がパンツの上からだけどふっくらと膨らんだ恥丘にも円を描きつづけました。
 次第に大事なところが熱を持ったみたい火照ってきて、正直いってすごく感じてきました。

「じゃあ、ちょっとだけ下着をずらすから、ちょっと腰をあげてね」

 少し驚いたけど、指示どおりにちゃんと腰を浮かせました。
 陰毛の端っこが見えるまででパンツをずらされて、恥丘の上からソフトタッチでマッサージがはじまりました。
 すごく胸が高鳴ってしまって、気持ちもすごくよくて、偶然だと思うのですが、先生の小指がパンツの上からクリトリスに当たるんです。
 顔が火照っているところからたぶん真っ赤になっていたんだと思います。でも気持ちが良すぎておかしくなりそうで、今まで経験したことがないくらい奇妙な感覚に陥りました。
 先生は真面目な顔で言うんです。

「ありささんは、肩こりがひどくて、生理痛もあるでしょう? これもホルモンバランスの関係で、一番効くのはバストマッサージなんだけど、受けてみる? ちょっと恥ずかしいかもしれないけど、身体が楽になるよ」

 私は頭が真っ白になっていたので自分で判断もできず、好奇心もあったので黙ってうなずきました。
 まもなく先生がそっとタオルを外すと、恥ずかしくて目をつぶってしまいました。
 でも私の裸を見ている先生の反応も知りたくて、薄目を開けてみると、先生は今までに見たことのないいやらしい視線を私のおっぱいに向けていました。
 私の乳首はおそらく硬くなっていたと思います。

 先生はお腹にうった鍼を1本ずつゆっくりと外していきます。



後編

 ふんわりと温かなフローラルな香りが漂ってきました。それはラベンダーの香りでした。
 先生は温かいオイルをたっぷりとおっぱいに垂らすと、両手でやさしく円を描くようにマッサージしてくれました。
 あまりの気持ちよさにうっとりとして、身体の芯からゆっくりと熱くなっていくのを感じました。
 おなかが時々キュルキュルって音がして、子宮が伸び縮みしている感じがしました。
 上半身全体をオイルまみれにされて、肩、おっぱい、おなかを繰り返し丁寧に揉んでくれました。
 すると先生はやさしい声でそっとささやきました。

「だんだん気持ちよくなってきたでしょ。ホルモンバランスが変化してきているからだよ。その証拠に女性の大事なところである膣から分泌液がいっぱい出てきてるね」

 私は、パンツに染みができてしまって、それがばれてしまったと思い込み、恥ずかしさを通り越してもうどうなっても構わないと思いました。

 先生は「せっかくのかわいい下着を汚しちゃ大変だから」とかいいながら、パンツを足首から剥ぎ取ってしまいました。
 身体を覆うものはもう何もありません。
 アソコを見られているんだって思っただけで、中からじっとりとお汁が溢れ出してくるのが分かりました。

 先生は太股にも温かいオイルをいっぱい垂らして、やさしく揉みほぐしてくれました。
 手は次第に股間の方に上がってきました。
 デリケートな場所に接近してくる感覚が何ともたまりません。
 鼠径部をマッサージするとき、手の甲がさりげなくクリトリスに当たるんです。
 偶然なのか、わざとなのかは分かりません。
 最初は堪えていたのですが、初めて「あああっ……あぁんあぁん」と自分でも驚くほどの声を上げてしまったのです。

「嫌じゃなければ、もっと直接効くマッサージがあるんだけど、どうする? やってみる?」

 先生の大胆な提案に、私は口から心臓が飛び出そうなほど驚きましたが、黙ってうなづきました。

 先生は、両足を持って広げ、アソコにたっぷりとオイルを垂らしました。
 人肌ぐらいのほどよい温かさがデリケートゾーンを刺激し、それだけでイッてしまいそうになりました。

 クリトリスの皮をゆっくりと剥くと、オイルまみれの指で、触れるか触れないくらいの微妙な感触で塗ると、つづいてクイッとクリトリスを押す感じで、繰り返し触ってきました。

(もう、どうして私が気持ちよくなるところややり方を知っているんだろう、この人……)

 そう思うと、急に先生に親近感が湧き起こり、すごく好きになっちゃいそうになりました。
 私は「いっ……あぁっ……や……いいっ……あ~ん……」といったようなバ喘ぎ声をあげてしまい、自身の声に興奮する自分がいました。

 先生はアソコにも指を入れてきたり、お尻の穴もオイルの指で刺激したりして、もう上手過ぎて私はメロメロになってしまいました。
 そんなことを繰り返されて数回イッた頃、先生はホットタオルを取り出すと目の上にあてがいました。
 目を温めると副交感神経が優位になり血流を改善し疲労回復に効果的などと、まことしやかなことを言っていましたが、本音は目隠ししたかったからだとすぐに気づきました。
 案の定、先生の太くて硬いモノが挿入されて20分間ほど攻められました。

「あっ……あぁ~ん……あはっ……いいぃっ……はあっ~……」

 その間体位は3、4回変換したと思います。
 マッサージなど一連の治療が終わった後、やけに恥ずかしくて、先生と目を合わせることができませんでした。

 それ以来、その整骨院へは行けなくなってしまいました。
 でも、そのときのことを想い出すと、身体が熱く火照り、自然に指が動いてしまうことがあるんです。
























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