(第27話)



野々宮ありさ




第27話「夫の目前、全身愛撫の果てに待つものは」

 スマホを覗きながら殿井が淫靡な笑みを浮かべる。それほどまでの崎野の奮闘振りだ。
 富成がありさの両肩を押さえつけながら、固唾を呑んで崎野の激烈なクンニリングスを覗き込んでいる。

 スマホを操作中の殿井が、ベッドのそばでうずくまっている俊介に尋ねた。

「おい、この別荘はWi-Fiを取り付けているのか?」

 猿轡をされ言葉を発することができない俊介はつらそうに首を縦に振った。
 富成が助言する。

「一階のリビングにルーターがあったよ」
「おい、富成、ありさの腕を押さえているだけじゃつまらねえだろう。せっかく上半身が空いてるんだ、そっちもたっぷりと可愛がってやれ」

 富成は嬉々としてありさの乳房に張り付いた。
 水を得た魚のように徹底的に乳房を揉み砕き、乳首を吸い、舐め、甘噛みする。

「あうっ、い、いやっ、いやぁぁぁ! も……もういやっ……! 俊介さん、助けてっ!」

 殿井も突如撮影を中断しありさの身体にまとわりついてきた。

「撮影している場合じゃねえな!」

 ありさは夫の名を呼び、蹂躙の魔手から逃れようと必死に身をくねらせ身悶えするが、三人にがっちりと固められた身体はオオカミに襲われた子羊同然、逃れるすべなどあるはずがない。
 こうしてありさに群がる三匹の淫獣たちによる忌まわしい新みところ責めが始まった。
 崎野のクンニリングスは苛烈を極めた。
 恥丘に鼻を突っ伏しながら花裂にしゃぶりつき、その中に舌を侵入させて肉襞を容赦なく蹂躙する。
 さらに舌先で肉の真珠をくびり出し、集中的に責め立てたかと思うと、性器全体を一気に舐め上げ、そして舐め下す。
 そうしてありさの意識とは無関係に蜜壷の奥から滾々と湧き出してきた愛液を、ジュルジュルと下衆な音を立てて吸いあげる。
 殿井と富成の責めも濃厚だった。
 その手で荒々しく乳房を揉み砕いて蹂躙し、指先で乳首を摘み、弾き、捏ねまわす。
 さらに脇腹や首筋、果ては耳殻やその裏に至るまで、上半身のありとあらゆる部分に舌を這わせて舐め回し、彼女自身さえ未知だった敏感なスポットを探り出してはここぞとばかりに集中的に責め立てる。
 秘部と上半身を3人がかりで蹂躙され続けるありさの肢体。いくらヨガで心身を鍛え上げていようと淫惨非道な性戯の前にはひとたまりもない。
 いや、逆にその鍛え上げられて引き締まった美しい肉体こそが、ケダモノたちの征服欲と加虐心によりいっそう拍車を掛け、凌辱をより激しいものへといざなっていた。

「マジでラッキーだな。こんなぴちぴち女と巡り合えるとはな~」
「まったくだ。色白で肌がすべすべしててつきたての餅みたいだ」
「身体もいいが、顔が俺が好みだ。初恋の小学校の先生にちょっと似ててめちゃ興奮する」

 三人がかりの猛烈な愛撫地獄が十分近くつづくと、ありさの白い肌は次第に薄紅色へと変化し、息遣いが荒くなっていた。
 初めは悲鳴ばかりだったが、徐々に喘ぎの甘い響きが混じり始めていた。

「あうっ…… あっ、あっ、ああっん……い、いやっ、もうっ、もぅ……やっ、やめぇ……っ!」

 その変化に気づいた崎野が蜜まみれの顔を上げ、嘲笑した。

「ふふふ……いい声で鳴いてくれるじゃん。感じてるんだろう? そろそろ欲しいか?」
「だめっ……やめてっ……」
「『あなたの太いチンポが欲しい』と旦那に聞こえるように、俺に頼みなよ」
「冗談はやめて、誰があなたなんかに」
「頼まなければ俺のボクサーパンチが旦那の顔にさく裂するけど、いいんだな?」
「あうっ……あああっ……ああんっ……」

 崎野がありさの花裂に指をねじり込みながら、凄んで見せた。

(この男、本気で殴る気だわ……)

 ありさは崎野の眼光の鋭さに彼の本気度を感じ取った。

「言うから……夫を殴らないでください」
「そうか、じゃあ俺に頼んでみろ」

 屈辱に耐えながら、ありさの口から心にもない言葉が零れ落ちた。

「あなたの太いオチンポを挿れて……」
「はっはっは~、オチンポだって!」

 殿井が爆笑するが、まもなく実行する崎野は笑わない。真顔だ。

「じゃあ望みどおり挿れてやるから」

 ありさの両脚を持ち上げた崎野は、怒張した肉柱を花裂に当てがった。
 ありさは涙を流しながら、もう抗う力もなく、それでもわずかにかぶりを振って「やめて……」とつぶやいた。
 しかし、崎野は唇を横一文字にしてぐっと腰に力をこめた。
 ズブズブと太い肉柱がありさの中に入っていく。

「はぅんっ……!」

 と、その白い女体をのけ反らせて悲鳴をあげるありさ。

 そのさなか、間髪入れず、殿井が横合いから肉柱をありさの顔に突き出してきた。
 崎野に挿入された直後だけに、戸惑いが隠せないありさ。
 ありさは顔を振って拒絶しようとしたが、それで許してくれるほど甘い連中ではない。

「黙って咥えろ!」

 殿井に一喝され、ありさは、仰向けのまま顔を横向きにして、小さく口を開いた。
 半開きにもなっていなかったが、殿井が強引に肉柱を押し込んでくると、一気に侵入を許す結果になった。

「う、うぐ……」

 ありさは呻いた。
 口内奥深くまで肉柱を咥えさせられては、泣き言を吐くことすら不可能だった。
 見知らぬ男の性器を口に含むことへの嫌悪感よりも、ありさを悩ませたのは、鼻に当たっている陰毛の不快感だった。
 やむを得ずありさは鼻での呼吸を止めた。しかし口を塞がれているため、長く鼻呼吸を止めるわけにはいかない。膣に挿入されて呼吸が荒くなっていることもあり、わずか数秒で、鼻から強く息を吸う羽目に陥った。
 そして吐き出す。ありさの鼻息で、殿井の陰毛が大きくなびいた。
 傾いた陰毛は、すぐに元の位置に戻り、またありさの鼻に当たった。
 それが不快で顔を顰めたが、その直前、殿井が左右からありさの顔を掴み、口内の肉柱を出し入れし始めた。
 まるで、口を性器に見立てているかのように、腰を突き出してくる。



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