(第25話)



野々宮ありさ




第25話「ツインベッド開脚大橋と激烈バイブ責め」

 寝室に入ると、いきなりアイマスクを装着された。

「えっ、待って、どうして? どうして目隠しをするの?」
「つべこべ言うんじゃねえよ、旦那が痛い目に遭っても構わねえのか」
「……」

 この部屋に俊介もいるようだ。視界を遮られているので確認はできないが、ありさはそう確信した。
 俊介への暴力を仄めかされ、ありさは沈黙するしかなかった。
 目隠しをするとは男たちはいったい何を企んでいるのか……霧深い森の中へ踏み込むような不安がありさを包み込んだ。
 
「そのままゆっくり歩け。ベッドがある」
「……」

 おそるおそる歩を進めるありさ。

「止まれ。今、おまえの左右にベッドがある。左のベッドに乗れ」

 ベッドの位置を手探りで確認するありさを、手助けしてやる崎野。
 下心が見え見えだ。
 手助けするついでにTバックの尻を撫で回す。

「きゃっ、やめてください」
「キャミなんていらないだろう?」

 ベッドに上がるや否や乱暴にキャミソールを脱がしにかかる崎野。

「ひぃ! やめて!」

 キャミソールを剥ぎとられ黒いTバック一枚になったありさの美しい姿態を、舌なめずりをしながら鑑賞する男たち。

「何度見ても、マジでいい身体してやがるぜ、たまんねえな」
「見てるだけで起ってきやがった」

 突然、殿井が奇妙な命令をありさに下した。

「ベッドをまたげ」
「えっ……?」
「隣のベッドに足を掛けろと言ってるんだ」

 ありさが戸惑っていると、富成が足首を持ち上げ強引に広げる。

「きゃっ!」

 バランスを崩し倒れそうになるありさを、分厚い筋肉の崎野が支え、ありさにツインベッドを跨ぐ体勢をとらせた。
 二つのベッドをつなぐ『ツインベッド開脚大橋』が完成した。
 ベッドとベッドの間隔は五十センチメートルある。
 日頃ヨガで鍛え股関節が柔らかいありさにとって、全然きつくない開脚幅だが、ベッドをまたぐという体勢はあまりにも恥ずかしい。
 当然抗議するが、受け入れてもらえるはずがない。

「何をするつもりですか? こんな格好は嫌です」
「ふふふふ、すぐに分かるぜ」

 まもなく静かな寝室に、かすかなモーター音がありさの耳に届いた。
 さきほどの白いバイブレーターとは明らかに異なる。
 音源が何か分からず、不安を感じるありさ。

「何の音なの……!? 変なこと、やめてください!」

 悪い予感が脳裏をよぎる。

(もしかしたら、こっそりとバッグに忍ばせていたクリ吸引バイブではないかしら……)

「さあ、ありさ、パンツも脱ごうか~」
「やめてっ!」

 強引に黒いTバックに指をかけ、引きずり下ろしてしまう殿井。
 くっきりと美しい花裂が露出した。
 足を開いているため内部の肉色がちょっぴり顔を覗かせている。

「あっ……!」

 殿井は陰唇を指で広げ、クリトリスを剥き出しにした。
 クリトリス吸引バイブレーター(以下『クリバイブ』と表示)のヘッドにある吸引口をクリトリスを覆うようにあてがう。

「ダメっ……」

 殿井がスイッチを入れると、次の瞬間ありさの身体が反射的にびくりとした。
 衝撃が走り身をよじる。
 クリバイブは、吸引口の奥にある膜が動くことで空気圧を発生させ、クリトリスを直接触れずに吸ったり吐いたりして刺激する仕組みになっている。

「ああっ……! ダメっ! 止めてs……!」

 静かな寝室にクリバイブの機械音が小さく響く。
 聞こえる低い音にあわせて、ありさの顔が赤くなっていく。
 クリバイブの刺激は強烈で可愛い見た目とは裏腹だ。

「あうっ! あぁぁぁぁっ!」

 思考が真っ白になってしまう。
 拒絶し身をよじりつつも、ありさは悦ぶところにクリバイブを当てる。
 それは快楽を求める生き物の性なのだろうか。
 ありさは細かな振動に抗えず、息が乱れていく。
 顔だけでなく全体が、熱を帯びていくのが分かる。
 もはや羞恥心はどこかに飛んで行ってしまった。

(いやっ! き、きちゃうっ!)

 優しく触り続け、そして衝撃が身体をかけめぐる。
 目隠しで視界を遮られているだけに、神経が余計に研ぎ澄まされ、刺激を受けている部分に集中してしまう。

「あぁ……っ!」

 びくんと腰が跳ね、ありさは切ない声をあげた。
 白い閃光が花火のように頭の中で弾けた。
 まともな思考ができなくなってしまった。
 花裂から愛液がしたたり落ちる。

「こりゃ想像以上の効果じゃねえか。崎野、マンコにバイブをぶちこんでやれ」
「ダブル攻撃か、すごいいいじゃん。奥さんの泣くところが楽しみだ」

 クリバイブをあてがったまま、花芯にも白バイブを挿入していく。

「あぁぁぁぁ~~~~~~~っ!」

 中に入るにつれて、身体の芯をふるふると震わせるような気持ちよさが背筋を走る。
 肉壁を擦られているうちに抗えない快感がありさを満たしていく。

(俊介さん、ごめんなさい……私はもう……)



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野々宮ありさ













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