

第22話「抗いきれない快楽に堕ちて」
いつも根暗な富成が珍しく饒舌になり、困惑するありさに追い打ちをかける。
「俺のような男とやってこれだけ悶えるってことは、旦那は奥さんをあんまり可愛がってあげてなかったんじゃないの? ほら、奥さんのおまんこときたら、もう、きつくて、きつくて、とても人妻とは、思えないよ」
「おい、冨成、きついってだけじゃ分かりにくいからもっとちゃんと説明しろよ」
富成が続ける。
「ビラビラもピンクだし、今時女子高生だって、こんなきれいなおまんこしてる子は少ないよ。名器な奥さんをもって幸せだね、旦那さん」
さらに殿井が脅威を与える。
「だけど、俺たちはやり始めると鬼畜ようなセックスをするからな。たいていの女は、おまんこ穴という穴がガバガバになっちまうんだよ。ありさもいつまでこんなきれいなおまんこでいられることやら」
言いながら、冨成と性交中のありさの両の乳房をわしづかみにして、感触を楽しむように揉みしだいていく。
その間も富成は腰の動きを止めようとせずありさを犯し続ける。
「も、もう嫌っ……ううっ……やめてぇ……」
必死に拒否し続けるありさだったが、言葉とは逆に白い肌はじっとりと汗ばんで朱に染まり、声には次第に甘い嗚咽の響きが含まれるようになっていた。
「あれえ、やだなあ奥さん、俺に恥をかかせないでよ。ほら、こんなに感じまくっているくせに。おら、これでどうだ。おら、奥さんのおまんこ狭いから、奥まで当たっちゃうの分かるでしょ。さあ、さっきみたいにいい声で泣かせてあげるよ」
「だ、ダメぇ、嫌よっ……あっ、ダメぇ、もう止めてっ……あうっ、お願いもう許してえ……」
必死に耐え続けるありさを追い落とすかのように、冨成の腰の動きは暴力的なまでに激しくなり、その度に部屋の中にピチャピチャという濡れた音色とありさの喘ぎが響きわたる。
「『もっとやって?』の間違いじゃないの? 旦那さんの前で嘘ついちゃいけないなあ。ほら、クリちゃんはこんなに正直じゃないか」
崎野が冨成の動きを一時中断させると、愛液でぐっしょりと濡れそぼったありさの花裂に指を差し入れ、陰唇を広げる。
すると、大人の小指の頭ほどにも肥大した肉芽が、今にも弾けそうに顔を出した。
それは、今まで俊介が見たことのない、ありさの肉体の変化だった。
いや、そこまでつぶさに観察しなかったと言っても過言ではないだろう。
崎野が嫌味な笑みを浮かべ俊介を挑発する。
「旦那さん、知ってました? ありささんって、おまんこして興奮するとクリトリスが人一倍肥大することを。俺も今気が付いたんですけどね。今まで知らなかったなら、旦那失格だよな~。がははははは~」
そう悪態をつくと、俊介の顔を覗き込みにやりと笑った。
「富成、ちょっと休んでろ。さ、奥さん、今度は俺がいい気持ちにしてやるよ」
とつぶやきながら、ハンモック越しにありさの股間に顔を埋めた。
「あっ、っや、やめてぇ……もうやめて……だめよ、だめ……」
揺れるハンモックの上で、狂った様に首を振り、懸命の抵抗を見せたありさだったが、次の瞬間、崎野がクリトリスを口に含み、千切れるばかりに吸い付くと、
「あ~、ひぃひえ~~~~!」
という獣のような叫びを上げ、両脚をピンとつっぱらせて、足の指を反り返らせた。
次の瞬間、全身をビクンビクンと大きく痙攣させるありさ。
「うっ……あうっ……あああっ……」
焦点の合わなくなった視線を宙にさまよわせ、半開きの唇から数滴のよだれを垂らせた。
四肢は、力なくぐったりと投げ出し、舌の動きに従って腰をくねくねと悩ましげに動かし続けていた。
「おやおや、もうフィニッシュなの? 俺はもっと吸いたいんだけどなあ。スケベな奥さんは先にイっちゃたのかな?」
憎々しい言葉を口にした崎野は、半ば気を失っているありさを強引に抱き起こすと、再び富成にバトンを渡した。
待ちぼうけを食らった富成だったが、勢いは衰えることなく、今度はありさを仰向けに寝かせるとその美しい裸身の上にのしかかっていった。
「ああっ……あんっ……」
休む気配もなく責め立てる男たちの激しさに、もはや抗う気力もなくしているのか、ありさは富成に操られるままに大きく股を広げていく。
「俺のチンポを待ちわびたか。おら、どうだ、もう感じまくってんだろ」
夫の前でありさを思いどおりにしている。
征服感からか、男たちの言葉遣いが露骨になり、ありさに対する責めがいっそう激しさを増していった。
再び別荘内に響く音。
パン、パン、パン
激しく肉のぶつかり合う音と、
クチュ、クチュ、クチュ
という淫らな湿った音が響きわたる。
「あっあああおっあおおっ……!」
というありさの雌獣のような喘ぎが、俊介の耳をつんざいた。
「あ、はぁダメっ、うぐっ、ダメよっ!」
時折、自分に言い聞かせているのか、うわごとのようにつぶやくありさだったが、冨成が腰を大きくくねらせると、そのたびに抗しきれなくなったかのように、自分から富成の腰に白い太股を絡みつけていくありあの浅ましい姿が、否応なく俊介の目に飛び込んできた。
