

第18話「シャワー・ユア・クリトリス」
「残念だったな~、タイムオーバーだ」
制限時間内に果たせなかったありさに、ほくそ笑む崎野。
ありさの表情に落胆の色がありありとうかがえた。
おもむろに殿井がシャワーの栓を捻る。
シャワーヘッドをありさの顔面に向け、湯を放った。
「せっかくの美人が精液で汚れちまったから、きれいにしてやるぜ、ほらっ、こっちを向けよ」
「ぶほっ!」
目と鼻と口にシャワーの湯が入りこみ、おもいきり噎せ返る。
顔に付着した精液をシャワーの湯で洗い流されたのはよかったが、髪が濡れぼとぼとになってしまった。
執拗に湯をかけつづける殿井に、ありさは「もう十分だ」と拒んだ。
にやにやといやらしく笑いながら、殿井はありさの陰毛を失った秘所を覗きむ。
シャワーヘッドの矛先が、顔から上半身へと、上半身から下半身へと移動していく。
照準を秘所に合わせると、花裂を指で拡げクリトリスに水流を当てる。
集中的な水圧の刺激によって、ありさのクリトリスは赤く充血し勃起していった。
正確にクリトリスを刺激する水流に、敏感な身体は耐えがたい快感を甦らせる。
「あっ……あぁっ……あはっ……ダメっ……」
全身をよじらせて必死に水流から逃れようとするが、援護する崎野に脚を割り広げられ水流から逃れることができない。
混乱に乗じて崎野に秘所をこすられ、さらに富成に乳房を揉みしだかれ、ありさの官能の炎はふたたび燃え上がっていた。
すでに限界に近づいていたありさは、シャワーの刺激で達しようとしていたが、腰の動きから気配を察した殿井は、わざと水圧を弱めたり、シャワーヘッドを逸らしたりしながら、ありさの絶頂を妨げた。
「イキそうか? だけどイカせてやらねえぞ。クリシャワーはほんの余興さ。後で腰が抜けるほどたっぷりとイかせてやるから楽しみにしてろ」
そう吐き捨てるようにささやくと、殿井はシャワーをありさだけでなく、崎野と富成、そして俊介にまで、シャワーの水流を巻き散らした。
「おお、身体がローション、愛液、精液まみれでベトベトになってたから、ちょうどいい具合だ! もっとかけてくれ!」
シャワーを浴びせられて笑顔の崎野と富成。
俊介は表情を変えることなくうずくまっている。
殿井がありさに問いかけた。
「おい、ありさ、バスタオルはどこに置いている?」
「脱衣室の棚にあります。取って来ましょうか?」
「いいや、おまえは行かなくてよい。 富成、おまえがとって来い」
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風呂場から戻ってきたありさは汗を拭いながらペットボトルの水を飲んでいる。
風呂場で殿井たちに散々弄ばれた後、わずかな時間だがようやくまともな入浴の機会が与えられ、疲れ果てた身体を癒すことができた。
それもつかの間、そんなありさを待ち受けていたのは罰ゲームだった。
俊介をフェラチオで三分以内に射精させられなかった罰だという。
全くもって理不尽な罰といえる。
しかもどんな罰ゲームなのか、何も聞かされていない。
不安がありさを恐怖へと駆り立てる。
崎野と富成が、屋外に設置していたハンモックをリビングに持ち込み組み立てを始めている。
(いったい何をするつもりだろう……)
その光景をソファで眺めていたありさはいぶかしく思った。
相変わらず上着着用を許されなかったが、さすがに夜も更けてきて、ようやくショーツの上にガウン着用だけは許可された。
ハンモック設置の様子を眺めていると、隣に殿井がやってきてドシンと乱暴に座った。
ソファがギシギシとうめき声をあげて、ありさは前より深く沈み込んだ。
「外に置いてあった自立式ハンモックを室内で使おうと思ってな」
「どうぞご自由に……」
「えらく素っ気ないな~。ありさが使うのに」
「私が? 私は必要ありません……」
「ははははは~、いや、必要なんだよ。なぜかと言うとな、あのハンモックは罰ゲーム用なんだ」
「えっ……!?」
ありさは驚愕した。
殿井たちはハンモックを使って、どんな罰ゲームをしようというのか。
「何をする気……?」
怯えながら尋ねるありさに、殿井は笑みを浮かべる。
「それはまだ言えない。まあ、楽しみにしていろ」
「……」
「支度はできたか?」
殿井が崎野に問いかける。
「準備はオーケー!」
「よし、いいだろう。ありさ、目を閉じろ」
指示に従い目を閉じるありさ。
背後から殿井がスカーフで目隠しをした。
「目隠しはいやっ」
「つべこべ言うな。黙って従え」
「……」
ありさは殿井に導かれハンモック附近まで歩くと、担ぎ上げられてハンモックに乗せられた。
さらにガウンを脱がされシームレスショーツだけの姿になった。
震えるありさ。目隠しは恐怖を増幅させる効果がある。
ゆっくりと美しい脚からシームレスショーツが外されていく。
