(第10話)



野々宮ありさ




第10話「エビのような体勢で犯されて」

 陰核に吸引器をあてがいながら、ありさの顔を確かめる富成。

「クリ気持ちいいんだろう?」
「はぅ……よく……なんかなひ……っ……ぁ……きつい……や、やめ……っ……」

 富成は吸引のレベルを上げたが、早くイカせたいわけではなかった。
 ありさの様子をうかがいながら、吸引器を少し浮かせたりして手加減をして楽しんでいる。
 イク寸前の必死の表情から、焦らされて苦悶する表情に変化するのが、富成にとっては堪らないのだ。
 おそらく『S』としての素質があるのだろう。

「……ぃあ……っ……お願い、止めて……っ!」
「ダメダ、今、一番いいところじゃん」
「……あっ……あぁぁっ……ぁ……ぁ……もうゆるして……っ……」

 陰核を責められているだけなのに、花裂からはトロリとした透明の液体が溢れ出している。
 気をよくした富成は液体を指ですくってぺろりと舐めた。

 ズボンの向こう側で富成の肉柱ははち切れんばかりに膨れあがっている。
 ありさへの淫猥な行為で、すでに我慢の限界に達しているのだろう。
 ズボンを一気に引き下ろすと、蒸れたペニスがバネのように弾んで跳び出した。
 殿井や崎野と比べると、長さでは見劣りするが、硬さではむしろ富成の方が勝っている。
 隆々とそそり立った富成の肉柱を見て、ありさの目に怯えの色が浮かんだ。

「やめてっ……挿れないで……」
「殿井や崎野とやったくせに、俺だけダメなんてそんなの不公平じゃん」

 富成が不満を漏らしても、まともに対応する気にはなれない。

「いやぁ……もう許してぇ……」

 涙をにじませながら首を横にふるありさに、富成は容赦なく襲いかかる。
 ソファの上で、二つ折りに屈曲したエビのような不自由なありさの上に覆い被さる富成。
 屈曲位でしかも崎野に両足を確保されていては、脚を閉じることができない。

 最高潮の興奮で、限界までギンギンに怒張した肉柱を無毛の花裂にあてがう。
 
「や……やめてっ!」
「いやだ、やめない」

 まんぐり返りで無防備な女体にズブズブっと腰を沈めていく。
 性具による陰核責めの効果もあって多少の潤いは残っており肉柱はどうにか入ったが、一気に挿入したせいもありありさは痛みに顔を歪めた。

「ひ……いっ……あぐぅ……あうううっ……!」

 ありさは意味不明な言葉を発する。
 肉柱をグイグイと締め付けてくる肉の快感は、富成がかつて交わった過去の女性たちをはるかに上回る強烈な快感を彼に与えた。
 さらに夫の眼前で彼の妻を犯しているという興奮で、富成の脳内は黄金色の火花が飛び散っていた。

 富成は欲望のおもむくまま腰を突き動かす。
 ぬちゃぬちゃと淫猥な水音を立て、結合部が泡立つほど腰を振り、突き入れていく。
 涙を流して首を振り、苦悶の表情を浮かべるありさ。

「出すぞ、ありさ!……おまえのマンコにぶち撒くぞ!」
「いや、いや、出さないで! お願い、抜いて!」

 ありさの痴態を見つめる俊介も悲壮な表情で中止を訴えている。
 激しい律動を続けたせいで、強い射精感が込み上げてきた富成。
 これ以上は限界と……と思った刹那、一番深くまで肉柱を挿し入れた。

「いやぁぁぁぁぁ~~~~~~!」

 苦痛か快感かよく分からない感覚の中で、エビのような不自由な体勢のありさは目を見開き首をのけぞらせガクガクと全身を震わせた。

 どぴゅぅ~~~~どぴゅぅぅぅ~~~~ん!!

 膣内で肉柱が震え、大きく二回精が吐き出される。

「あ……っ! ひぐっ……ひゃあぁっ! ……っ!」

 涙とよだれでビショビショになったありさはようやくソファ屈曲位から解放された。
 
⌂⌂⌂⌂⌂

「おい、飯はないのか?」
 
 一戦交えて空腹を感じたのか、殿井がありさに食事をねだった。

「材料はありますが、あなたたちのために作る気にはなれません。ご自分でどうぞ」

 ありさは冷淡に言い放つ。
 憎らしい強姦魔のために食事を作るお人よしが、どこの世界にいるだろうか。

「ふん、そうかい」

 殿井はふてくされながら冷蔵庫を開けた。

「へえ、今夜はバーベキューの予定だったのか? 俺たちにも食わせろよ」
「屋外で……?」
「いいや、室内だ」
「室内でバーベキューなんて無茶です。部屋中煙りだらけになるし、下手すれば一酸化炭素中毒で死にますよ」
「じゃあいい。バーベキューの材料で何か作れよ」
「私に調理の命令をするなら、先ず夫の縄を解いてください。それと私に衣服を着せてください」
「旦那の縄か……解いて暴れられても困るからな。まあ、いいだろう、全部解くわけにはいかねえが、縛りを少し楽にしてやるぜ。それから、おまえの着衣は許可できねえが、エプロンとパンツなら許可してやるぜ」

 ありさはエプロンとショーツの着用を許可されると、すぐに身につけ料理の準備に取りかかった。
 ただし包丁の使用は認められなかったので、仕方なく料理鋏を使うことにした。

「料理鋏で歯向かおうなんて考えるなよ。もし反抗したらただでは済まさねえからな」
「分かってるわ」

 一方、俊介への拘束は後ろ手縛りだけとなった。相変わらず猿ぐつわはされたままだ。
 相当尿意を我慢していたらしく、富成に連行され便所へと急いだ。
 俊介のズボンの上げ下げは富成が行なってやり、用便中は便所の外で待機した。

 ありさは手のかからないアヒージョを作ることにした。
 エビ、ホタテ、ブロッコリー、マッシュルームをニンニクとオリーブオイルで煮込むだけだ。
 
 調理中のありさの背後から忍び寄ってきたのは崎野だった。
 裸エプロン姿のありさの後ろ姿を見て催してきたのだろう。
 後ろから抱きしめながら胸の辺りをそっと触る。

「やめてください。料理ができません」
「ちょっと触るだけだから、気にしないでつづけなよ」
「そんなの無理です……やめてください……」

 崎野はエプロンの隙間から手を挿し込んで、わざと敏感な乳首を摘まんでくる。

「……困ります……やめて……」
「ちょっとだけだって」

 崎野はしつこく迫りながら、今度はしりたぶを撫でてきた。

「やめて……邪魔すると料理が遅れるわ。お願い……」



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