

第9話「栗の皮めくり、栗の吸いいじめ」
崎野からお墨付きをもらった富成は、空腹の野良猫のように舌なめずりをしながらありさの前に立った。
彼が手にしているのは寝室で掠めてきたクリトリス吸引器だ。
ソファのありさは剃毛後、頑なに膝を閉じている。
膝を閉じても亀裂の端がかすかに顔を覗かせている。
富成が小声でポツリとつぶやく。
「膝を拡げてくれよ……」
ありさは応じようとしない。
気弱な富成は女性に強要を強いることが得意ではなさそうだ。
富成がもたもたしていると、彼を押しのけるように殿井が威嚇してきた。
「おい、ありさ、富成の頼みが聞こえねえのか? 聞こえねえなら、縛ってむりやり強制M字にして言わせるが、いいのだな?」
「それは……」
殿井に脅され従わざるを得なくなったありさは、ためらいながら膝を開く。
ツルツルになった恥部が露わになってしまう。
富成が恥部を覗きこむ。
「見ないで……」
富成は肉裂を指で拡げ、陰核の位置を確認する。
気味の悪い微笑を浮かべる富成。
「ぐふふふ……うまそうな豆だ……」
陰核を人差し指で軽く弾く。
軽く弾かれただけなのに、ビリッと電流のような刺激がありさを襲う。
「あっあっ、ぃやっ……そこはっ……ダメっ!」
「先っぽが顔を出してるじゃないか、すごいエッチだ。もっと皮を剥いてあげるよ」
富成は親指と人差し指を陰核の両側に置き、クニュッと左右に拡げた。
陰核を包んでいる皮が左右に伸び、痺れるような快感に腰をひくつかせる。
「やめてっ……あうっ……あっ……んぁっ……!」
「まだ拡げただけじゃん」
「そ、こ……っ……んぁ! だっめ……だっめぇ!」
富成は数回左右にゆっくりと皮を拡げると、今度は拡げた状態のままゆっくりと腹部側に指をスライドさせた。
むりゅ……むりゅ……と、包皮がめくれる。
「ひゃあぁぁぁっ……それはダメっ……やめ……あんっ……!」
「皮が剥けたところで、この器具を使うとしよう」
富成は手のひらサイズのピンク色の性具をありさの陰核に近づける。
ツルリとした細長い楕円に、シリコン素材の丸い吸引口が付いている。
「やめてっ! 変な物を使うのはやめてっ! いやぁ~~~~!」
「変な物って酷いなあ。あんたの旦那が持って来たのだろう?」
富成が接近させた物は、クリトリス吸引器だった。
シリコンの吸引口でクリを吸いとる、クリ攻めに特化した玩具である。
陰核を覆いかぶせるように、吸引口を当てる。
電源はまだ入れていない。
「やめて! お願い、やめてっ!」
富成は、クリトリス吸引器のボタンを押した。
まずは弱設定から始める。
富成は、ありさの顔を見つめながら、スイッチに手をかけた。
「……ひゃあぁぁぁ! やッ! まっでぇ!……っひぃっ!……これぇだめっ! だめえぇぇぇ!」
ありさが暴れて膝を閉じてしまった。
「足を閉じるなよ」
富成が不満を漏らす。
「閉じられないようにしてやるから」
すぐさま崎野がありさの背後に廻り込み、両脚を持ち上げでんぐり返しの体勢にしてしまった。
「きゃ~~~~~~!」
「崎野、ありがとう。これ、まんぐり返しって言うんだろう?」
「そうそう、女の子が一番恥ずかしがるやつ。聞き分けのない奥様にはうってつけだよな。もう足は閉じられないぞ! 富成、思う存分クリを責めてやれ!」
「うん」
クリトリス吸引器が再び稼働する。
バイブに比べる静かなので、いささか物足りなさはあるが、効果は甚大な模様。
その証拠にありさの様子が尋常ではない。
クリトリス吸引器が稼働し、ありさは腰をわなわな震わせ淫声をあげる。
俊介はありさの痴態をとても見てられなくて顔を背けている。
富成は、快楽に歪んだありさの顔を鑑賞しながら、クリトリス吸引器をコントロールする。
「んぅっ、あっ!……んぐ、ん!……ふぅっ、ん!」
びくんっ!
ありさは嬌声を上げて、不自由な体勢をびくつかせる。
クリトリス吸引器を当てて30秒も経っていないうちに、呆気なく達してしまったようだ。
クリトリス吸引器を一旦外し、顔をこわばらせたありさに富成は声をかける。
「もうイったの? そんなに気持ちよかったの?」
荒くなった息を整えながら、ありさは首を横に振る。
「イッてません……気持ちよくなんかありません……」
「旦那の前だからといって嘘言わなくていいよ、正直に言わないと」
「本当です……イッてなんかいません……」
「嘘はよくないよ。嘘を付いた罰だ、もう1回吸引してあげるよ」
「もうやめてっ!」
吸引口をふたたび陰核にあてがった。
今度は強度をひとつ上げてみる。
吸引力が強くなったせいで、吸引器がはしたない音を立てて、クリトリスに吸いつく。
吸引口の中では、陰核がぷるんぷるんと踊っていた。
「やっ……! まっでぇ! ……っひぃっ! ……っ、これ……きづぃっ!」
