

第3話「三匹の餓狼たち」
殴られて顔を腫らした俊介が懇願する。
「や、やめてくれ!」
「へへへ、まだ何もしてねえし。この先どうなるかは約束できねえけどな」
殿井と崎野が舐め回すような目でありさを見つめ、ごくりと唾をのみこんだ。
まるで今にも襲いかかろうとする野獣さながらだ。
「へへっ、肌がピチピチして、めちゃくちゃきれいな身体をしてるじゃねえか」
「こりゃたまらないな。旦那は幸せ者だな~?」
「……」
殿井がありさに尋ねた。
「奥さん、歳はいくつだ?」
沈黙するありさ。
殿井がありさの頤(おとがい)を摘まんで威嚇する。
「おい、聞こえねえのか? 歳はいくつだって聞いてるんだよ」
「24です……」
消え入りそうな声で答えるありさ。心なしか肩先が小刻みに震えている。
「崎野、聞いたか? 24だってさ。俺たちと変わらねえじゃねえか」
「しかし歳の割に色気があるな。どうしてだ?」
「……」
「野暮なことを聞くんじゃねえよ。毎晩旦那に愛されてりゃ色っぽくもなるさ」
「どういう風に愛されてるのかな? 実演してみせてよ、奥さん」
投げかけられた問いに返答する気にもなれず、ありさはただ無言を貫くしかなかった。
次の瞬間、床に正座しているありさの膝を 突然殿井が割り拡げてきた。
「きゃっ!」
「奥さん、オマンコを見せろよ」
「冗談はやめてくださいっ! 服を、早く服を返してください!」
殿井の手を払い除け、なんとか急難を逃れたありさ。
たまりかねた俊介が感情をあらわにする。
「君たち、いい加減にしろ! ありさに手を出すな!」
「ほう、奥さんの名前は“ありさ”か。これから“ありさ”と呼ばせてもらうぜ」
殿井がニタリと淫靡な笑みを浮かべると、ふたたび膝をこじ開けてきた。
不意を食らったありさは逃れようとしてバランスを崩し後ろに倒れ込んでしまう。
「おっと、危ない危ない」
空かさず崎野が後方に回り込み、ありさを羽交い絞めにする。
動きを封じられたありさは殿井の思うがままだ。
足を広げられ薄い陰毛に覆われた恥部があらわになってしまった。
殿井が恥部に顔を近づける。
「陰毛がめちゃ薄いじゃねえか!」
ありさがふだんから気にしていることを、殿井はぶしつけに指摘してきた。
陰毛が濃いことをコンプレックスに感じる女性はいるが、逆に、ありさの場合は、陰毛の範囲が狭く毛量が少ないため、小陰唇など外性器があらわになってしまいいささかのコンプレックスを持っていた。
殿井がなおも顔を接近させ覗きこんできた。
「どれどれ」
「見ないでください!」
恥丘が丸みを帯び、恥丘の盛り上がった少し下から割れ目の上半分を取り囲むように薄めの陰毛が生えているが面積が少なく、割れ目の中ほどでは陰毛はなく、割れ目がしっかりと見えている。
割れ目に寄り添うように小さめの小陰唇が実につつましやかだ。
小陰唇の上端から突き出た陰核の少し下に膣口がある。
「オマンコの色艶もなかなかいいじゃん。味もよさそうだ」
無遠慮な言葉が棘となってありさの心を突き刺す。
「おい、ビールはあるのか?」
冷蔵庫に冷やしていることをありさが伝えると、富成が取りにいった。
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淫らな言葉をかわしつつ、男たちはありさの裸体を酒の肴にしてビールを酌みかわす。
崎野が不意に、ありさの背後から、両膝裏に腕をかけると持ち上げた。
ありさが宙で大開脚にされてしまった。
そのため割れ目の中のピンク色まで覗けている。
「いや、なにをするの」
「ははは、何でも味わってみないと、本当の味は分からないだろう? おい、殿井」
「おお、こりゃ旨そうだ、どれ」
俊介が叫ぶ。
「やめてくれ! 酷いことはしないでくれ!」
「酷いことなどしてませんよ~。ちょっと味見をするだけで~す」
殿井が開脚した中心部に唇を近づける。
「やめて! お願い、やめてっ!」
ありさは宙で激しく腕をねじり、上体をのけぞらせた。
「おとなしくしやがれ!」
殿井が平手打ちを浴びせた。
「いたいっ!」
「ありさに乱暴はやめろ!」
俊介はありさへの凌辱を阻止しようとあがくが、拘束されている身ではどうにもならない。
「富成、うざい旦那の口にガムテープを貼ってやれ」
いつも陰気くさい富成だが、殿井の指示には機敏に動く。
崎野が殿井に早くしゃぶれと催促をする。
殿井がありさを威圧する。
「今度は大人しくしてろよ。逃れようとしたらもっと強いパンチを見舞うからな」
殿井は、M字開脚の中心部にいきなりむしゃぶりついた。
「んっんっああ! ひぃぃぃぃぃぃ~~~~!!」
強い刺激にありさがのけぞり、端整な顔が歪んだ。
殿井はありさの心情など意に介することなく、舌を花芯に差し入れ、顔を左右に振りながらありさの肉裂を舐めまくる激烈なクンニリングスの火蓋が切って落とされた。
「あふっ! あふっ、あっあっあっ……やっ……やめっ……てぇぇぇぇぇっ!」
のけぞる喉の奥から、振り絞るようなありさの悲鳴がほとばしる。
殿井は鼻先をありさの恥丘に突っ伏し、口は肉裂全体にかぶりつくように密着させ、その中で高速で舌を動かし続ける。
「やるじゃん、殿井。この前の女子大生をナンパした時はそこまで激しくなかったぞ。よほど、ありさが気に入ったのだな。これほどの女なら仕方がないけどさ」
背後からありさをM字で抱えながら崎野が笑った。
それほどに殿井のありさへの意欲はすさまじかった。
横合いから固唾を呑んで殿井の猛烈な舌技を覗き込む富成も、虎視眈々と出番を狙っていた。
それは、飢えた狼たちが美肉を漁る光景と酷似していた。
