<副題>


第一話 「女中奉公」

第二話 「五客の茶碗」

第三話 「卑劣な罠」

第四話 「生娘初縄」

第五話「窮屈な孔」

第六話「青竹開脚縛り」

第七話「はまぐり啜陰」

第八話「未通の秘孔」

第九話「破瓜の血」

第十話「悲愁の夜明け」

第十一話「男子便所のありさ」

第十二話「ふみの密告」

第十三話「御虎子」

第十四話「変態九左衛門」

第十五話「羞恥の石清水」

第十六話「騎乗のありさ」

第十七話「碁盤攻め」

第十八話「濡れ人形」 
<登場人物>


ありさ……十六歳。瀬戸内海のとある寒村に生まれ育つ。気立ても器量もよく村では大変評判のよい娘だったが、貧しさから口べらしのため奉公に出されてしまう。彼女を待ち受ける過酷な運命とは……。

霧島九左衛門……五十三歳。大阪の船場で呉服問屋を営む。妻は結核のため高石の別宅で療養中。大の女好きだが並みの女好きではなく倒錯した性的嗜好を持つ。

庄吉……四十五歳。番頭。仕事はよくできるが、頭が固く融通が利かないところがある。だが本当は……

よね……五十八歳。上女中。炊事、掃除、その他家事一切を仕切っている。

ふみ……二十歳。下女中。上の者におべっかを使う。ありさを妬み時々意地悪をする。

音松……十九歳。丁稚。密かにありさに心を寄せている。優しい人柄だが少々そそっかしい。

利松……十八歳。丁稚。ありさに好意的。素直で人当たりがよく番頭や女中たちからも好かれている。








※本作品では、基本的に喜劇の吉本等が使用している『現代大阪弁』ではなく、
昔のなにわあきんどが使用していた『古典大阪弁(船場言葉)』を使用しています。


















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