官能小説

『ありさ コウアーション』

Shyrock 作



 
野々宮ありさ



第6話「3人プレイ」

全裸になり1人の上に私から乗っかりました。
 S主任とNさんに調教されているうちに普通のことをしているように感じました。
 パイパンの私を見て取引先の2人はもう止まりませんでした……。25歳年上の人とセックスするのも初めてで優しくエロいセックスに私も感じてしまい、いつのまにか濡れていました。

 恥じらいながら全裸になると、二人はありさがパイパンであることに驚き「なぜパンパンにしているの?」と矢継ぎ早に尋ねてきた。
 塩原主任たちに強要されてパイパンにしているなどとは言えるはずもなく、ありさは「水着を着るときに楽なので」とささやいた。
 二人はありさの言葉に疑いも見せず「冬でもパイパンにしているのはスイミングとかジムに通ってるのかな。陰毛がはみ出るとやばいものね」などと歩調を合わせてきた。

 ありさがパイパンであることで鼻息が荒くなった二人は、彼女の両脇に立ち早速愛撫を始めた。
 七ツ森課長がありさの顔を抑え、激しくキスをする。
 一方、山岡係長は乳房を強く吸ったり噛んだりしてきた。
 同時に数カ所を刺激されて、頭がぼんやりしてきたありさは、早くも感じ始めた。

「んっ……あっ……だめです……」
「なぁ、山岡係長、俺から入れてもいいか?」
「えっ!? こういう場合、仕事の上下関係は関係ないと思うんですけどねえ。こういう場合は若い僕が先に」
「いいや、ふつうは年上からだろう?」

 どっちが先にありさに挿入するかで揉めている。

(「ふつうは」と、のたまっているけど、そもそもこの状況に普通なんてあるの?)

 ありさはふと思った。

「どっちがいい!?」

 なんと優柔不断な男たちであろうか。こともあろうにありさに振ってきた。
 そんなことをありさが決めれるはずがない。

「私には決められません……お二人にお任せします……」

 結局、役職の上下関係で落ち着いた。

「じゃあ、俺から入れるぞ」

 七ツ森が肉柱にゴムを装着し、準備が整うとありさの中に挿し込んだ。
 焦らすこともなくググッと一気に奥へ。

「あっ……ああ…やっ……んっ」

 七ツ森は激しくそれでいてガラス細工を扱うかのように丁寧に腰を動かす。
 待機中の山岡はじっくりと舐めるように二人が交わり合うのを見つめている。

「野々宮さんは名前がありさって言うんだね、可愛いね。僕も早く入れたいよ。それから声を我慢しなくていいからね」

「いやっ、恥ずかしい……そんなに見ないでください……あんっ……」
「ありさ、ねぇ、俺に集中して? 山岡なんか気にしなくていいからさ……」

 七ツ森が独占欲を剥き出しにしてありさに告げると、さらに激しく腰を振った。
 七ツ森はかなりのテクニシャンのようで、Gスポットを見つけ出すとそこばかり集中的に擦りつづけ、ありさは早くもイキそうになっている。

「や……だめ……そこそんなに擦っちゃ……イッちゃいそう……んん……」
「イッていいよ……ん…俺でかなり気持ちよくなって……俺もイキそう……」
「あっ……だめだめ……もう……あっ……イクッ……」

 ありさと七ツ森は正常位だけで同時に到達してしまった。
 七ツ森との性交が終わった直後、かつて感じたことない快感や疲れがありさを襲い、そのままぐったりと真綿のように崩れた。
 すると山岡がありさの腕を引っ張って身体を起こす。

「何、休んでるの? 僕ともしてよ」
「待ってください……今イッたばっか……あぁっ!」

 ありさの言葉を遮った山岡は、さきほどの七ツ森と同じ正常位でがちがちに硬くなった肉柱を一気に挿しこんできた。
 ガラス細工を扱うようにやさしかった七ツ森とは異なり、山岡はありさの腰をエビのように折り曲げると無我夢中で激しく抽送を繰り返してきた。

「あっあっ……山岡係長……痛い……あうっ……んっ」
「でもこんなのが本当は気持ちいいんでしょ?」

 山岡は腰の動きを止めようとしない。
 確かに痛いだけではなく、七ツ森とは異なる快感があるのも事実だ、とありさは思った。

「や……だ……もっとやさしくしてくださいっ……あぁ……」
「……っ嫌だね……七ツ森課長と同じじゃ嫌なの……。このほうが僕のこと……忘れないでしょ……?」

 山岡は体勢を変えて、今度はありさを四つ這いにさせると後背位で激しく突きまくった。

「んん……うしろ……やだぁ……あっ……あん……」
「そんなこと言ってるけど自分から動いてるじゃん」

 あまりにも気持ちが良くて、ありさがみずから腰を振っていたことを、自身全く気がついていなかった。
 羞恥心も何もかなぐり捨て、ただ快楽の波間を泳ぎ続けている。

「あっ……ありさ……僕そろそろいきそうっ……!」

 奥の方まで突き入れられたありさは、山岡の肉柱がピクピクと魚が跳ねるような感覚を覚えた。
 さっきまではやめてと頼んでもやめてくれない山岡だったが、自身が果てた後は一転してやさしくなり、背中からギュッと強くありさを抱きしめるのであった。
 その力強さから山岡の真心が伝わってきたように思えた。

 人生初の3人での性交を終えたありさは気絶するように倒れ込んだ。



前頁/次頁

































自作官能小説

トップページ


inserted by FC2 system inserted by FC2 system