1 対面座位とは

対面座位は、セックスの体位のひとつである。
男女が向き合い、女性が男性の上にまたがって行う。
正常位などに比べて深く挿入できるため、女性にとって中イキしやすい体位だと言える。
その一方、ペニスへの刺激はあまり強くないため、男性側は長持ちさせることができる体位と言える。
ベッドの上だけでなく、椅子を使ってもできるので、場所を選ばないというのも魅力のひとつだ。


2 対面座位のやり方

対面座位は、布団、ベッド、椅子、ソファ等の上で座って行う。
男女が向き合い、女性が男性の上にまたがって挿入を行なう。
女性上位の体位だが、女性に任せきりにするのではなく、男性側もペニスの角度を調整したり、両脚やお尻を持ったりして挿入しやすいように調節してあげてほしい。
いきなり奥を刺激されると痛みを感じる女性もいるため、ゆっくりと挿入することを心掛けるとよいだろう。
騎乗位から男性が身体を起こす形で対面座位に体位変換をするのも良い方法である。
対面座位は若干体勢が崩れやすい体位と言える。
挿入を終えたら、重心を少し後ろにして、女性を支えてあげよう。


3 対面座位の種類

男性に対して女性の座り方によって、大きく分けて「対面座位」と「背面座位」があるが、ここでは「対面座位」のみの説明とする。


① 正座前座位 (四十八手名:男性が正座だと「忍び居茶臼」男性が胡坐だと「座り茶臼」)

男性が正座して、女性が男性の膝の上にまたがる体位。
正座することのメリットは、足を折りたたんだ分だけ男の股間の位置が高くなり、またがった女性を男が抱きしめて持ち上げるのに好都合なこと。
男は正座していることで、足が疲労したり、しびれてしまうこともあるので、長時間には不向きな体位ではある。

<ポイント1> 密着感が高く、抱擁したりキスしたりもできる。
<ポイント2> 男性は女性のお尻に手を当て、引き寄せたり持ち上げたりして、女性の動きをサポートしてあげよう。

    



② 伸脚前座位 (四十八手名:「抱き地蔵」)

男性が足を伸ばして座り、女性が彼の足の上にまたがる体位。騎乗位の変形でもある。
男が両足を伸ばした姿勢では、やや踏ん張りが効かないため、彼女を持ち上げるというアクションを起こしにくいのが欠点。
その分、女性が活発に動くことができる。

<ポイント1> 男が足を伸ばして座ると、正座に比べて股間の位置が下がる。その分、女性は腰を落とすために、股を広げる必要がある。
<ポイント2> 正座の場合と同様に、男は彼女のお尻に手を当て、動きをサポートしてあげる。

    



③ 椅子前座位 (四十八手名:なし)

男性が股を閉じてイスに腰掛け、女性は対面で男性の膝をまたぐ体位。
使用する椅子は、肘掛けのないもので、座面の幅が狭いものが適している。
座面が広いと、女性がまたぐのにじゃまになってしまう。また、座面の高さは、女性がまたがって足が着く程度のものがよい。
男女二人の体重がかかるので頑丈な椅子を選ぶこと。

<ポイント1> 男性は椅子に浅くかけて、ペニスの位置を前に出すようにする。そうすることで女性はまたがりやすくなる。男性は乳房の愛撫が可能。
<ポイント2> 横から見ると、この体位の特徴がわかりやすい。女性はこの姿勢で屈伸または腰を前後に振る。

    



④ 対面前座位 (四十八手名:「鏡茶臼」)

男女が対面で座って結合する体位。
男性が股を開き、女性は彼の股の間に座る。両者とも後方に両手を着き、股間を寄せあう。女性の足は、彼の足をまたぐようにして、股間を密着させる。

<ポイント1> あまり激しい動きはできないが、男が股間を前後するようにしてペニスを動かす。
<ポイント2> 女性はほとんど動けない体勢なので、男がどれだけ腰を動かせるかがポイント。
<ポイント3> お互い結合部分を見つめ合い、淫語をささやくのがGOOD。

    



⑤ 片足抱え込み前座位 (四十八手名:「帆かけ茶臼」)※残念ながら実写画像はありません

まずは通常の騎乗位の状態から始める。騎乗位は仰向けになった男性のペニスの上に、女性がしゃがむようにして挿入する体位である。ここから男性が身体を起こし、女性の片足を肩に担ぐような形になれば『帆かけ茶臼』の完成。高くあげた女性の足を船の帆にみたてたネーミングはとてもしゃれている。男性も女性も腰を動かし合って、快感を追求しよう。

<ポイント1> ④以上にお互い結合部分が丸見えになるので、いやらしさが半端ない。女性の羞恥心を煽るのが好きなS嗜好の男性にも人気の体位。挿入感は深くないが、見た目のエロさは48手中ピカイチ。
<ポイント2> 女性の胸やクリトリスを愛撫しながらのセックスにも最適な体位なので、覚えておいて損はない。
<ポイント2> 女性は男性の肩に足を上げなければならないので、ある程度の柔軟性が必要。身体が硬いと足がつったり、背中や腰を痛める可能性があるので要注意。また、少々動きにくさがあるため、オーガズムを得るのはむつかしいかもしれない。

    



⑥ 変則座位

  


4 一般的に女性が対面座位を好む理由

女性雑誌では対面座位が女性が好きな体位としてよくあげられている。
では、なぜ女性は対面座位が好きなのか? 女性の皆様からのいくつかのご意見を紹介したい。

① 安心感が得られる

「対面座位の魅力は何と言っても密着感にあります。対面座位ではお互いの顔が見え、キスやハグなど挿入以外の愛情表現がしやすくなります。女性はセックスに対し、肉体的な気持ちよさだけではなく、精神的な満足も求めています。そのため、安心感が得られる対面座位は魅力的な体位なのです」

② 恥ずかしさが快感に

「対面座位は女性が上になる体位のため、『自ら動いているのが恥ずかしい』と女性に思わせ、その羞恥心が気持ちよさを引き起こします。また、お互いが後ろに手をついて行う形の対面座位の場合、結合部分がはっきりと見えます。結合部分を見ると興奮してしまうのは女性も一緒。恥ずかしさと気持ちよさでとろんとした顔になる彼女を見ることができるはず」

③ 中イキしやすい

「対面座位では、女性は快感のために自分のペースで動きやすくなります。また、騎乗位に比べてペニスが抜けづらく、難易度が低いので、快感に集中しやすくなるのです。さらに、この体位だと、クリトリスに男性自身の体が擦れるため、中と外の両方の性感帯が同時に刺激されます。中イキが難しいという女性でも、クリトリスも同時に刺激されるとイケるという女性は多いものです」

●一部好まないとの意見も……

① 大好きない人以外とはしたくない体位。例えばセフレとエッチするとき視線が真正面に来るから嫌。
② 最近少し太ってきたので、おなかのたるみを見られるのが辛い。→ 少しうしろに反ればごまかせるのでは?(笑)


















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