〇 ふたりで気持ち良くなるために

セックスをするとき、いつも決まった体位しかしない人は案外多いようだ。
四十八手という言葉があるように、体位には多くのバリエーションが存在する。
女性をもっと喜ばせたい人、性のマンネリ化を打破したい人はぜひ本文を読んで参考にしてほしい。
きっと新たな歓びのヒントが見つかるはずだから。


〇 様々な体位を試すメリット

多くの体位を試すのには、メリットが沢山ある。
ひとつは、セックスのマンネリ化を防止できること。
体位によって挿入の深さや視覚的興奮度が異なるため、それが新鮮なドキドキを味わう手助けとなる。
ふたつめは、ふたりで気持ち良さを追求できること。
いろいろな体位を試してくれる=お互いの気持ちいいところを探そうとしてくれている、と感じる女性も多いのだ。
もちろんセックス自体が楽しくなるというのが最大のメリットである。


〇 一度のセックスでの体位の種類は?

平均すると、一度のセックスで3~4回ほど体位を変える人が多いようだ。
正常位、騎乗位、後背位などが一般的。
一種類だと物足りなく感じてしまう女性もおり、カップルのマンネリ化の一因になるかもしれない。
とはいっても、コロコロと頻繁に体位を変えればいいというものではない。
せっかく盛り上がってきたのに……と、がっかりする女性がいるかもしれない。
雰囲気がないと感じられてしまう可能性がある。
彼女の好みを探りながら、どのくらい変えるべきか見極めるのが良いだろう。
場の空気を読むことも大事なことといえる。


〇 体位の種類

48手すべて覚える必要はない。基本体位は8種類で、あとはバリエーションで増えていくだけだから。
では基本形とはどのようなものなのか。


① 正常位

最もノーマルな体位。男性が女性に覆いかぶさるようにしておこなう。
女性から人気ナンバー1でそのおもな理由は、「相手の顔を見ることができ、繋がりを感じる、安心感がある」といった点があげられる。
また、精神的な結びつきを大事にしたものや、「彼が積極的に動いてくれて興奮する」「攻められている感じがドキドキする」といった、Mっ気のあるものも見られる。
キスをすることができる体位なので、よりムードを高めることが可能。




② 後背位

一般的にバックと呼ばれている。女性が四つん這いになり、背後から男性が挿入する。
この体位は男性の征服欲を満たすことができると同時に、女性も「支配されているようでたまらない」と感じることができる。
後背位のメリットは、なんといっても深い挿入が可能なこと。
子宮手前にあると言われている性感帯・ポルチオへの刺激もしやすいため、女性を存分に気持ちよくさせることができる。




③ 座位

座位とは、男性が座り、その上に女性が向かい合いまたがって座る体位。
男女が向き合う「対面座位」と、男性が後ろから挿入する「背面座位」の2種類がある。

正常位よりも深い挿入が可能になるため、女性が中イキしやすくなったり、女性が普段よりも大胆になりやすかったりと、メリットが多いのがこの体位。
密着度も高いため、男女ともに愛情を感じやすい体位であると言うことができる。
また、ペニスへの刺激が最小限に抑えられるので、長い時間挿入を保つことができるのも嬉しいポイント。
お互いが興奮しやすく、女性からの人気も高い体位。




④ 騎乗位

仰向けになった男性の腹部に、女性がまたがって乗り主導権を握る体位。
日頃のセックスに取り入れているカップルも多いのではないだろうか。
騎乗位は女性が感度に応じて動きをコントロールしやすく、クリトリスへの刺激も得られるので、女性がイキやすい体位といえる。
気持ちよさそうにしている姿や、揺れているおっぱいを見ることができるので、男性としても視覚的に興奮する体位といえる。
ただし、「疲れる、恥ずかしい」などの理由で騎乗位があまり好きでない女性も一定数おられるように聞く。
そういった女性の場合、男性は女性の身体を支えて動きをサポートしてあげるとよいだろう。
また、乳首をいじってあげたり、自分も感じていることを伝えてあげたりすると、彼女も興奮してきて恥ずかしさが薄まっていくだろう。




⑤ 横位(後側位ともいう)

お互いが横になり、男性が女性を後ろから抱きしめる形で挿入を楽しむことができる。
腰を激しく動かすような体位ではないため、体力的にも負担がかかりにくく、長時間楽しみたいときにはもってこいの体位。
この体位の特徴は、普段当たらないような箇所にペニスが当たるため、マンネリ化解消にオススメ。
注意点はペニスが抜けてしまいやすいこと。ちなみに抜けにくいコツとしては、お互いの脚を交差させた体勢で挿入を行うとよいだろう。




⑥ 屈曲位

正常位の親戚のような体位。女性が身体を丸くし、男性は通常の正常位より前かがみの体勢で挿入する体位。
この体位だと、女性の膣は上向きになるため、より奥深くまでの挿入が可能にな利、深い結合感が得られる。
また、女性にとって大胆な格好になるため、羞恥心から快感に繋げることも可能。
激しいセックスをしたい方向きの体位といえるだろう。
ただ、若干無理のある体勢になるため、女性に負担がかかりやすいのが難点。長時間は避けたほうが良い。




⑦ 立位

立ったまま行う体位。男女が向き合う「対面立位」と、立ちバックとも呼ばれる「背面立位」がある。
上記の①~⑥がベッド等で行うのに対して、ゆいいつベッドで行わない体位の登場だ。
ベッドがあるのになぜわざわざ立ってするのか?とおっしゃる方がいるかもしれないが、思い切って考えを切り替えてみよう。
立位は気分転換には最適の体位なのだ。一晩に3ラウンドするカップルには必ずそのうちに1つには取り入れてもらいたい。
室内であれば、鏡の前に移動しふたりの姿を見ながらセックスをすると、普段は見れない相手の姿を見ることができる。浴室でしたいカップルにも最適。
身長差がある場合は、しっかりした段差などをうまく利用してみるとよい。
屋外でセックスしたいカップルには最適の体位といえるが、屋外での行為は推奨できない。




⑧ 交差位

カップルが足を交差させ、互いの足の間で性器を結合させる体位。
最も代表的なものが「松葉くずし」である。
この体位で膣壁に亀頭をこすりつける快感はたとえがたく、女性もまたこの角度で膣壁をこすられると宙に舞うようだといわれている。
未経験の方はとにかく一度試してもらいたい。
交差位の詳細はこちらをどうぞ。 




⑨ 番外

ほかにも「駅弁」など個性的な体位はいろいろとあるが、それは別のコーナーで紹介することとしたい。















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