第12章(最終章) 舌先だけで女性を絶頂感へ導くのが究極の舌技

 舌先だけで女性を絶頂感へ導くのが、究極の舌技である。これは決してむずかしいことではなく、膣ロヘ舌先を当てただけで、もはやその目的の八割には達している。あとは、女性一人ひとりの性感帯の個所や経験の差、それにこれまで行なってきた舌技の効果が左右する。 

 ただ、腰内で舌先をやみくもに動かして、女性を絶頂感に導こうとしても、無理や無駄が出てくる。舌先を当てるポイントさえつかめば、比較的簡単に絶頂感を与えられる。

 そのためには、膣内でもっとも敏感なGスポットに手技を行なってみることだ。ペニスのもっとも敏感な部分といえば、亀頭の裏のあたり、つまり尿道の裏側がそれにあたる。尿道の裏側が敏感であるのは、じつは女性の場合も同じことなのだが、女性の場合、この部分は表から隠れている。膣内でこれを探ると、膣の前壁がその部分にあたることがわかる。 

 Gスポットは、その表面がザラザラしているため、指で確認することもできるが、舌技を行なう場合、まず舌を尖らして脛内に舌を差し入れる。これができたら、舌のザラザラした部分で、Gスポットのザラザラをこするように刺激する。

 舌の長い人、短い人で差はあるが、なんとかGスポットに届くはずだ。舌先の粘膜のザラザラとGスポット粘膜のザラザラがたがいにこすれあう感覚は、女惟にとって、男性の想像を超えて強烈で、この刺激で失神する女性もいるほどである。

 また名器とされる女性器のなかに、俗に〝潮吹き″と呼ばれるものがあるが、潮吹きは、このGスポットの強烈な刺激によって生まれ、Gスポットへの舌技しだいで、女性に〝潮″を吹かせ、絶頂感を味わわせることができる。 

 ただし、この舌技を行なうには、体位にも十分な工夫が必要になってくる。たとえばシックスナインの体位では、膣内に舌を挿入できても、舌のザラザラは脛の後壁しか刺激できない。極端にいうなら、仰向けになった女性の脚を肩にかつぎあげ、あらわになった性器に、がぶり寄りの体位で顔を埋めるようにする。

 男性が仰向けになって、顔の上で女性に騎乗位の姿勢をとらせるといいだろう。夜学問2で紹介している『石清水』がこれにあたる。

 鼻先をクリトリスのほうへ向かせ、顔と密着させて、初めて舌がGスポットに届くのである。
















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