第9章 小陰唇を唇にはさみこみ 軽く左右にふる

女性の小陰唇は、大陰唇の内側にそった、小さなたてひだ状の部分だが、男性でいえばペニスの先端に近いほうの包皮に当たり、ひじょうに敏感な部分である。 

小陰唇は色素を多く含み、その内側にはバルトリン氏腺という分泌腺があって粘液を分泌する。この小陰唇にさまざまな舌技を行なえば、性感はおおいに高まるのは確実だが、ここへの舌技には一つだけ禁じ手がある。 

舌を使い、口唇を当てたりするのは自由だが、あまり強く吸いすぎないことである。吸いすぎると、女性は小陰唇の形が崩れるのではないかと心配になつてくる。例えば、ひだ状の肉の塊が伸びて、ピラピラになってしまうのではないかと恐れたりもするらしい。女性に不安を与えてしまうと、女性は舌技の感触に集中できず、歓びも半減してしまう。

  小陰唇は千差万別、さまざまな形があるが、おもに突出形と半月状形に分けられる。特に突出形はひだが大きく、このような小陰唇を持っている女性は、とりわけ吸われることを気にする。この場合には、舌先で軽く転がしたりするのにとどめた方がいい。また、半月形は突出が少なく、こうした小陰唇を持っている女性なら、吸われることはあまり気にならず、むしろマゾ的な気分になる。 

小陰唇へのオーソドックスな舌技の方法としては、口唇にはさみ込み、軽くもむようにしたり、左右に軽くふってやることである。この時、唇は唾液で十分に濡らしておくことが大切で、女性がまだあまり濡れていない時に、乾いた唇ではさむと、パサパサした刺激となり、快感とはなりにくい。

あるいは、舌で最初に舐めて唾液を陰唇につけてから、唇ではさむことだ。膣口から愛液がわき出て、小陰唇も愛液にまみれるようになったら、ハーモニカをふくように小陰唇をふくみ、口唇で左右にこすることである。 

女性は、小陰唇の無数のひだのひとつひとつの奥にまで口唇の刺激が伝わるように感じ、快感をさらに追い求めて、小陰唇に感覚を集中させる。右の小陰唇をふくんだら、左の小陰唇に移り、左右交互にしだいに快感を高めてやることが大切である。 

また、小陰唇に舌技を行なつている時は、膣口やクリトリスがそれこそ目と鼻の先どころか、唇と鼻の先にある。ときおり、唇や鼻が腱口やクリトリスに軽く当たるようにすれば、快感はより増幅される。



第10章につづく












夜学問

トップページ







inserted by FC2 system