男性が好きな女性の体型、黄金比率とは?








◎ 恋のメカニズム

 脳には恋のメカニズムがあることをご存知だろうか?
 恋をすると快楽を司るドーパミンという物質が脳内で大量に分泌され、物事の“批判”や“判断”という客観的判断を司る場所の活動が抑えられる。これが恋をした脳のメカニズムなのだ。

 その結果、恋をすると集中力が高まり気力に満ち溢れ、幸せ感で心が満たされる一方、恋人に対する客観的判断ができなくなり“恋は盲目”と呼ばれる状態に陥ってしまう。

 また恋のメカニズムには男性、女性特有のものがある。深層心理の範疇だが、結婚について古来より男性は“子孫を残すために健康な女性”(外見重視)を望み、女性は“良き父親になってくれる男性であるかどうか”(記憶からの内面重視)の判断を重視するといわれている。

 この男女の脳の恋のメカニズムの違いが、男女の理想の体型が生じてしまったともいえる。


◎ 男性における女性の理想体型は“ウエストとヒップの黄金比7対10”

 ウエストとヒップの黄金比率は7対10だというおもしろい医学的データがある。このような医学的データが発表されるずっと古来より、男性は潜在意識下で健康な子どもを生んでくれる女性かどうかの判断を女性の“腰のくびれ”に見ているといわれている。腰のくびれは妊娠していない女性の特徴でもあるそうだ。ちなみに世界的に世の男性を魅したマリリンモンローやオードリーヘップバーンのウエストとヒップサイズの比率もこの黄金比に匹敵するそうだ。

 世界各地の絵画や彫刻の美女や女神像に、ぽっちゃりした体型が多いのもこの黄金比率に関係しているのかもしれない。


◎ 女性が憧れるスタイル

 ところが、現在の女性たちは、世界各国の有名絵画や彫刻の女性像を、筆者が感じたのと同様に『ポッチャリ体型の女性』だと感じているのが現状だ。この美術品のモデルの女性の体型に憧れる女性は少ないだろう。彼女たちが憧れる理想の体型は、女性誌に載っているパリコレモデルや有名モデルたちや女優さんのスリーサイズなのだ。

 そのため世の女性たちはウエストサイズと体重に重点を置き、ダイエットに励む。ダイエットをし過ぎて健康を害してもやせ細って頬がコケルほどになっても、不健康に見えてもお化粧でごまかし、細いお洒落な服装を身にまとうことに憧れを持つ。女性は異性にモテるためにスタイルの良い女性になりたいというのがダイエットの大きな動機だろう。しかし、女性は女性同士の評判も重要なのだ。さらに、ダイエットが成功すると、さらにスタイルが良くなりたくて、もっと痩せたいと思う女性も多いようだ。

 女性の“モテる女性”の基準は、男性心理ではなく、女性心理の生み出した“モテる女性”の基準が支配しているので、女性の目が気になってしまうのだ。


□ まとめ

 いかがだろうか?
 理想体型を目標に現在ダイエット中の女性は、あなたのダイエット目標が男性の理想とする“ウエストとヒップの黄金比”からかけ離れたものになっているのではないか、無理なダイエットで健康を害しているのではないか、振り返ってみてほしい。
 健康的な女性が一番魅力的だということを忘れてはならない。





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