第1話 ~ベーシック~


 ラブホテル・・・直訳すると「愛をはぐくむ宿」になるのだろうか。
 最近では「ラブホテル」以外「ブティックホテル」「ファッションホテル」等と呼んでいるところも少なくないが、ここではそれらを総称して「ラブホテル」略して「ラブホ」ということにしよう。

 ところでラブホって一体どんなホテルを言うのだろう?
 Hが出来るスペース・環境を備えていれば基本的にラブホテルということになるのだが、もう少し詳しく説明すると、シャワー・バス完備、ダブルベッドあり、枕元にコンドーム装備、テレビはアダルト放映あり、大人のおもちゃは自販機か電話で可能、等の基本装備があればラブホテルということになるだろう。

 最近では女の子同士でラブホテルに行くというのもよく聞く。別にレズというわけではなく、正しくは「女の子大勢で」というのが多いらしく、パーティールームとしてホテルの一室を借りているという。これが男同士となればちょっと洒落にならないが(笑)
 リッツカールトンやホテルオークラ等の一流ホテルだとかなり値段が張るので頻繁に利用は出来ず、お誕生日等イベントの時ぐらいになるだろうし、ビジネスホテルとなるとあまりにも色気が無さ過ぎる。その点、ラブホテルであればアミューズメント性もあるし、なおかつ料金も基本的には部屋単位であり、そこそこリーズナブルといえる。
 なお、住宅が混在している地域にたまに見かける「シティホテル」。大半はビジネスホテルとしての用途だろうが、中には、近隣を配慮して名前だけは「シティホテル」と称しているが、中身は歴然としたラブホテルといえるものもある。

 余談だが、大昔、ラブホが生まれる前から「連れ込み宿」と呼ばれるカップル用の宿泊施設があった。(昭和50年代頃まで?)「連れ込む」という表現が実にいかがわしく淫靡さを感じさせる。半ば強引に女性を部屋に引き込むというイメージから察するに基本的には目立たないところにあったと思われる。そして、昔の映画などから察すると、ベッドではなく布団を2つ並べてあるという風情が想像できる。今でも旧の繁華街の片隅等に一部残っているようだが、果たして客があるのだろうか。

 ここで皆さんに、ホテルの外見だけで「ラブホかどうか」の見分け方をお教えしよう。知っておられる方も多いだろうが、ホテルの入り口のところに、「ご休憩・ご宿泊」ってプレートがあれば、ほとんどそれがラブホと思えば先ず間違いない。

 このようにカップルにとっては大変ありがたいラブホだが、ひとつだけ大きな欠点がある。ラブホは予約ができない。キャンセルされても顧客からキャンセル料は取れないし、稼働率を考えた場合予約を取ると落ちてしまう。経営面から考えて当然のことだろう。(ただし稀に予約可能なラブホもあるのでよく調べておくこと。)



第2話 ~チェックイン~


 カップルのチェックイン・ルートとしては、クルマ、徒歩(自転車含む)、タクシー乗りつけが考えられるわけだが、ホテルタイプは大きく分けて、『フロント形式』と『モーテル形式』の2種類ある。都心型はほとんどが『フロント形式』と考えてよく、逆に郊外に行くと『フロント形式』が多いが、まれに『モーテル形式』に出くわすことがある。


■フロント形式

▼ クルマで入る場合

 ホテル駐車場に止めたら、忘れずにナンバー隠しを行うこと。ホテルによっては係の人が立ててくれる場合もあるが、自分で立てた方がより確実。

▼ さあ、チェックイン!(クルマ・徒歩共通)

 フロントに入ると、まず目に入るのがパネルボード。各部屋がパネルに表示されているので、部屋の感じ・料金・設備などを見比べて好みにあった部屋を選ぼう。
 ただし、カップルの間で話題のホテル・出来て間のないピカピカホテルなどは選ぶほど部屋が空いてないので、あてがいぶちは覚悟しよう。(ほとんど順番待ちと考えてよい。)
 パネルボード上のボタンを押すと部屋が決定される。
 基本的には「設備と広さ」に比例して、値段が上がるのは当然。
 パッと見が同じなのに料金が違う場合は風呂の差と考えてほぼ間違いない。
 値段優先で部屋が埋まっていくようなので、混んでる時間にくると、外の看板より結構高い部屋しか空いてなかったりする。
 よく見かけるのが、彼女に「どれがいい?」とか聞いている男の光景。散々ホテル通いした仲ならともかく、まだ数えるほどしか通っていない仲なら、男の方でさっさと選ぼうね。(なかなか部屋をよう決めない優柔不断な男はここで早くも減点。)次のカップルが来やしないかと、ドキドキしている彼女の気持ちを察してあげようね。まぁ、中には、「これでいいわ。高い部屋もったいないから」などと言ってくれる天使のような子も希にはいるね。(爆)

 最近ではルームキーが必要なところは少なくなったが、フロント有人型ならフロントで鍵を受け取り、フロント無人型ならパネルボードから自動的にキーが出て来るので、鍵をとって部屋へ向かおう。
 サービス券などある場合は、先に提出するところもあるので要チェック。

 あ!それから大事なことをひとつ。ふつうスキンは枕元に1~2個置いてある場合が多いけど、たまに自販機で買うシステムになっている場合もあるので、念のため小銭は用意しておこう。ホテルに何度か来て、勝手を知ってる場合はいいだろうけど。


■モーテル形式

▼ 各ガレージにその部屋の写真や料金が表示してあるので、建物の周りを徐行しながら、車中からパネルを見て回る。(部屋の写真に関してはない場合が多い。)
 気に入った部屋があれば、おもむろにガレージにクルマを突っ込もう。
 この時、『入室』『空室』の表示にはくれぐれも注意すること。  徒歩利用の人もいるから。
 ガレージが空いているからといって、空室とは限らないのだ。(汗)
 クルマ以外の場合はガレージを通り抜けて行こう。

▼ ガレージに車を入れたら、内部を見回すと、目につくところに入室のボタンがあるはず。
 それを押す。
 それすらないような場合、焦らずにガレージ内を見回そう。
 手懸りは必ずあるはず。
 入室のボタンを押すとシャッターが自動で閉まるが、自動でない場合は自分で下ろすように。

▼ ガレージからそのまま部屋へ入室できるようになっているので、入室すると、利用確認(サービス券の有無)のため、フロントから電話がかかってくる。もし持っているサービス券が入室後連絡が必要ならばすぐに電話すること。







第3話 ~部屋に向かう~


▼ さあ、部屋を選んだらいよいよ部屋に向かおう。
 ワクワクするよね~、この場面って(笑)
 え?ホテル内で迷子にならないかって?そんな心配はいらない。
 ホテルマンが部屋まで案内してくれるってことは無いけれど、その代わり、ラブホではカップルがちゃんと迷わずに部屋まで行けるようシステム化されているんだ。
 部屋にたどり着くまで、途中途中で、ふたりの行先を示すランプが点滅している。
 つまり案内に従って進めば、自分達の部屋に自然にたどり着けるようになているわけだ。
 自分達の部屋のランプが点滅していたら、そこがふたりの部屋。
 キーを渡された場合を除いて、錠は開いているのでそのまま入室しよう。
 最近では、入室すると自動的に施錠されるオートロックシステムが多くなったけど、手動の場合、しっかりと施錠するのを忘れないようにしよう。

▼ 入室すると、利用確認(サービス券の有無)のため、フロントから電話がかかってくる。(だいたいがそう)
 もし持っているサービス券が入室後連絡が必要な場合、こちらからすぐに電話しよう。

 部屋へ行くには、たいていエレベーターを使うことになる。
 嬉しくなって、廊下やエレベーター内でキスとかするのはまだ良いとして、それ以上の無茶なことは控えよう。
 だってラブホ内共用部分には、ほとんどの場所に監視カメラが設置されていると考えておいた方が無難。

 このカメラだけど、一応監視用として設置してあって、精度はそんな高くはないけど、たいがい従業員の誰かが見ているので注意しよう。(これは某情報筋からのコメント)
 カメラ設置の目的は、決して経営者や従業員の趣味でついているのじゃないよ。(笑)
(こんなもん、毎日見てたら3日で飽きるらしい。)
 基本的に従業員は客と顔を合わせてはいけないことになっているから、客がどこにいるかを把握する必要があるためなんだ。
 カップルが入室すればランプが灯るようになっているんだって。
 逆にランプが消えたら清掃に入るんだけど、部屋にすぐに飛び込むわけにはいかない。(顔を合わせる危険性があるから)
 エレベーターに乗ってから清掃に入ることになっているので、部屋のランプ点灯はそれが目的のようだ。

 また、客同士廊下でばったりってケースは先ず無いように設計されている。(絶対ではないが)
 簡単に言うと、一方通行になるように設計されているんだ。

 なお、少数だが、部屋を選べない(均一料金)ところもある。
 そんなホテルであれば、出された鍵を持って素直に上がろうね。
 ごく一部には、フロントのおばさんが、ポットを持って部屋まで案内してくれるところもまだ生き残っている。
 こんな場合、恥ずかしがることはないので(向こうは慣れてるんだから)、「今日は混んでます?」とか軽く会話して、気まずい雰囲気を解消するようにね。(これはだいたいが彼氏の役目と覚えておくべし)



第4話 ~部屋に入って~


 部屋に入ったら、まず鍵を掛けようね。
 そしたら、いきなり襲いかかって・・・は趣味の問題だから(爆笑)、とやかく言わないけど、一応順を追って説明するね。
 いきなりする気じゃない場合、部屋の灯りは明るめにしよう。
 慣れていない女の子の場合、”いかがわしい場所”というイメージが抜けないもの。
 なるべく明るい部屋を装うように心掛けること。
 ベランダ付きの部屋の場合は、外からは見られないのを確認のうえでカーテンを開けること。
(ただし昼間の場合のみ)

 彼女をソファなどに腰掛けさせて、クローゼットからハンガーを取り出し、上着だけでも掛けてあげるのが紳士だと思うよ。女の子によっては、先に、君の上着を掛けようとする奇特な子もいるが、ここは彼氏に任せておく方がベターかも。
 その流れで、「何か飲む?」とか聞いて、冷蔵庫を開けるといいだろう。
 コイン式、フロント直結式、後で申告式など色々あるけど、ビジネスホテルなどと変わらないから普通に使えばいい。
 ただし値段は約2倍と考えておくこと。
 お泊りのカップルは水分を沢山補給しないといけないだろうから(なぜかって?分かってるくせに~。笑)、ドリンクは出来るだけコンビニか自販機で事前に買っておくのが賢明だよ。

 さ~て、その後のシナリオというか、時間の使い方は君次第だよ。
 カラオケに誘ってもいいし、リクエストビデオを一緒に眺めるのもいいし、備え付けのゲームに興じるのもいいだろう。
 ただし、一つ忘れちゃいけないのは、何をしてもいいけど”熱くならない”こと。
 何しに入ったのか、目的を忘れないように(笑)

 休憩だと2時間が基本だからね。(関西は1時間が基本)
 新作映画なんか見てたら、それで終わっちゃうぞ!(爆笑)
 ただし、お泊りの場合は、料金が時間単位ではないのであまり気にしなくていい。

 カラオケだって、好きな人なら2時間くらいすぐに過ぎてしまう(笑)
 会話の合間をみて、バスにお湯を張っておくと良い。
 ラブホによっては、水量の少ないところもあって、案外時間が掛かるもの。
 入浴剤やバスバブルは、お好みによって使おうね。
 ムードは高まるけど、あの香りって消えにくいので要注意。(特に不倫の方は。笑)
 水量の少ないとこは、まずホテル自体の質が悪いと覚悟すること。
 バスバブルは市販のと変わんないはずなんだけど、どういう訳か香りが妙にきついんだよね~。
 ちなみに風呂場にスポットライト・ブラックライトがあると反射がきれいだから、点けてみようね♪
 中には風呂場にテレビが設置してあるホテルもあるけど、じっくり見ているとのぼせてしまうので注意しようね(笑)



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