夜学問 『キスを軽くみてませんか?』




フレンチキス、ライトキス、ディープキス、スマックキス、バードキス、スメルキス、プレッシャーキス、スライドキス、スウィングキス、バインドキス、チョコキス・キャンディキス、ピクニックキス、インサートキス、カクテルキス、カウンティングキスなど、一口にキスと言っても実に多い。キスは男と女の最高のボディーランゲージと言える。
人は、なぜキスをするようになったのだろうか?

フロイトによると、キスは赤ん坊が母親から口唇愛を奪われた名残りだといわれている。【口唇愛……唇を愛する気持ち】
なぜかというと、赤ちゃんの頃から、唇で愛情を感じていたから。
赤ちゃんの頃は、母親の乳房を吸っていたし、乳離れをしても母親の口の中で細かく噛み砕いた食べものを口移し(キス)でもらっていたからなんだって(最近はしないようになったが)。
母親と赤ちゃんの愛情の名残りがキス。
すなわち、キスは愛することの証という訳なんだよね。
文豪フィッツジェラルドも「赤い唇の口もとが歪むとき、それは微笑みというよりむしろ、接吻への誘いのようであった」と語っている。

話が急に飛ぶけど、セックスといえば、性器と性器の結合だけだと思っている人が意外と多い。
女性を愛する時に、性器や乳房だけに片寄る男性はちょっと心が貧困。
唇を忘れてもらっちゃ困るよね。
スイスのある教授が、恋人同士にディープキスをしてもらい脳波を調べたところ、セックスでエクスタシーに達したときに得られるような、快感脳波「θ波」が、前頭部から出ていたという結果が出ている。
つまり、唇は性器そのものといってもいい。
クリトリスと同じように粘膜でできており敏感。
しかも唾液は膣粘液と同じで、興奮すると分泌量が増えるところも愛液そっくりである。
すなわち、キスはセックスと同義ともいえる訳。

さて、上に書いたキス中でも、気持ちが昂ぶった時に交わすのがやはりディープキス。
そのテクニック……ちょっと教えよう。難しくなんかないよ。

★舌をからませ合う
★舌をソフトに噛み合う
★上下の唇を舌で舐める
★強弱をつけ舌を吸い合う
★舌先で歯茎を刺激し合う
★舌先で上あごを刺激し合う

さらりと書けばこんな感じ。後は君が実践であれこれと工夫をしてね。
二人だけのキスの形を作ればいいのだから。

◇◇◇

余談だけど、風俗関係の女性(主としてソープ嬢)は客とのキスを最も嫌うという。
身体を与えても心までは売らない……というその道で働く女のささやかな抵抗なのかも知れないね。
絶対に守りたい「最後の砦」のようなものかも知れない。















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