セックスの際、前戯の中心はクリトリス。
男性たちは乳房を少々見くびってはいないだろうか？
乳房には「揉んで吸っておけばいいんだろう」というような無神経さが感じられてならないが、乳房も立派な性感帯だ。

とくに乳首は、“乳房のＧスポット”と呼ばれる敏感な箇所。
乳頭から乳輪にかけては、クリトリスにあるのと同じ感覚受容器「パチニ小体」が分布している。
やさしく慈しむように愛撫したいものだ。

また、乳房のふもとの脇の下に近いあたりに、「スペンスの乳腺尾部」と呼ばれる感度のいい部分もあるので、ぜひ愛撫の対象に。
軽く触れるだけで、全身に電気が走る女性もいるのを知ってる？

喘ぎ声は女だけのものだろうか？
部屋に響く女性の喘ぎ声は、なんともいえぬ色気があるものだ。
これは絶頂に達すると血液中の酸素が急激に減り、逆に炭酸ガスが増えるため、一種の酸欠状態を脱しようとして呼吸数が増えるために起こる。

ただ、声の大きさが快感度に比例するとは一概には言えず、その人の性格や性体験の数によっても違ってくる。
しかし、喘ぎ声がセックスの調味料的な役割を果たすのも事実。
女性だけではなく、男性も発することで相乗効果が期待できよう。
愛撫が気持ちよかったら、制御することなしに男性も喘げばいい。

女性は自分の愛撫に自信がつき、セックスに新たな悦びを見出すはずである。