妖精ルミ ダブルローリング



Shyrock作


以前、山口智子と良く似た顔立ちの女性がいた。
ハンドル名を妖精ルミと言った。
すでに結婚していたが夫だけでは満足できなかったのか、結婚後も夫以外の彼氏を欠かしたことがないと言っていた。
ただし家庭を壊すつもりはなく、夫のことは大事にしていたし、離婚をして他の男性になびく気などさらさらなかった。
そんな彼女とは、彼女がくれた1通のメールからいつしか交流が始まり、やがて深い付き合いへと進展していった。


突然話を変えて申し訳ないが、女性の“床”には、大きく分けて2種類のタイプがある。

1つは、マグロタイプ。

マグロって何だって?マグロってまな板の上で横たわって動かないだろう?
つまり、ベッドインしても自分から行動を起こそうとしないで、男性に委ねようとするタイプ。
愛撫などは全般に男性に任せ、男性の行動に従うタイプ。
「脚をもう少し開いて」って言えば、恥じらいながらも結局は開いてくれる。
でも自らエッチを楽しむための工夫とかはあまりしたがらない。
だけど、男性に任せながらも、それなりに楽しんでいる。

もう1つは、アクティブタイプ。

男性とベッドインすると、積極的にフェラチオなどの愛撫を行い、体位も自分から選んだり変えたりしたがるタイプ。
さらにグレードアップすると、自ら体位などの創意工夫をして積極的に性を楽しもうとする。

過去付合ってきた女性は不思議なことに、どういう訳かこちらのタイプが多かった。
その中でも、上記の妖精ルミという女性は筆頭株といえた。
20歳頃極道のスケになったほどのツワモノだが、外見は明るく上品な人妻さんだった。


当時、妖精ルミは自分のホームページにエッチに関するエッセイを綴っていた。
その中に、『攻撃的正常位』という耳慣れない体位の記述があった。
もちろん彼女のオリジナルであり、いまだかつてそんな体位は聞いたことがない。
通常、正常位というものは、男性が上になって女性をリードするのが一般的である。
いかにアクティブな女性であっても、正常位で自ら派手に立ち回ることは難しく、この体位になった時は大体男性中心に進行していく。

だが彼女は全く違っていた。
こちらが正常位でピストンを続けていると、まもなく彼女は膝を立て腰を少し浮かし(ブリッジするように)、腰をくるくると廻し始めたのだ。
つまりこちらの肉棒を軸にして円周を描く要領である。
これには僕も度肝を抜かれてしまった。
こちらも負けじとトルネード技(回転技)で対抗したのを憶えている。(笑)

ふたつの輪が回転する……ダブルローリング。
同じ方向に……そして逆方向にも……
しばらく回転を続けていると、かつて味わった事のない不思議な快感が襲ってきた。
ルミもそのまま喘ぎに喘ぎ、ついには絶頂に達してしまった。
絶頂時には、まるで断末魔とも言えるほどの凄まじい声を発し、僕の身体にしがみ付いてきたのを憶えている。
僕自身も情けないことに短時間で発射してしまった。
そう、他に体位を変えず、正常位だけで……

2人は結局短時間で桃源郷をさまようことになってしまった。
ローリングをする女……
今でもその時の光景は鮮烈な記憶として残っている。


もしも機会があれば、あなたも一度試してみてはいかがだろうか?
今までイケなかった人ももしかしたらこの技でイケるかも知れない。
また、既に性に長けた人であっても、新たな快感を味わえるかも知れない。
相手もきっと喜こんでくれるはず。
ただし、「どこで覚えて来たの?」と聞かれた時の答えは用意をしておかなければならない(笑)

すでに別れて久しい女性妖精ルミだが、彼女との出会いは現在のShyrockを形成するうえで貴重な存在となった。



















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