オーガズム(絶頂)を迎えることをよく「イク」と表現するが、それでは「イク」ってどんな感覚なんだろうか。
オーガズムは人それぞれ違う感覚だといわれている。
ある女性は「頭の中が真っ白になって失神するような……」とか、またある女性は「手と足がピクピクしてきてだんだんと全身に広がってそのあとはわからないくらい気持ちよくなって……」など、10人いれば10人が微妙に違う感覚を味わうようだ。
セックスのたびに毎回必ずオーガズムを経験する人もいれば、たまに感じる人、感じたことがない人などさまざまのようだ。
また男性の射精と同時に「イク」という女性もいれば、前戯でしかイケない女性も多くいる。
オーガズムは次の4段階の体の変化を経過するといわれている。
興奮期
性的刺激に反応して、クリトリスが充血して勃起して来る。呼吸も激しくなり、膣が濡れてきて膨張し、ヒダが伸びてペニスを迎えられるよう大きくなって来る。
高平期
興奮は益々続き、呼吸数は増加して来る。膣口は普段の大きさの半分程度に収縮し、ペニスを離さないようになる。興奮と緊張がさらに高まり、身体が緊張をほぐすための性器の筋肉収縮を始めてオーガズムへ向かう。
オーガズム期
この段階がオーガズムそのものになる。子宮の上端から伝わってくるリズミカルな筋肉の収縮によって、強烈な快感を味わう。収縮の回数はオーガズムの激しさにより異なる。
分解期
快感が次第におさまり、身体が平常に向かっていく段階である。硬直していた乳首は柔らかくなり、全身が熱くなるようなほてりも徐々におさまっていく。身体が刺激を受ける前の状態に戻るまで、女性は緩やかに時間をかけて戻っていく。
セックスでオーガズムを迎えられるようになるまでのセックス経験もまちまちで、少ない女性は初体験から4~5回程度のセックスでオーガズムを経験できるケースもある。
多くの女性が、一度オーガズムを経験すると次からもイキやすくなるようだ。また、前戯(ペッティング,オーラル)でのオーガズムとインサートしてのオーガズムでは、感覚も違うと言われている。どちらが気持ち良いか……それは人それぞれのようだ。
また、「イク」という感覚が分かれば、次からもイケるという女性が非常に多いようだ。
女性のオーガズムのメカニズムを知っている男性は、女性の身体の変化でオーガズムが分かるという。
恋人が偶然そんな男性であれば、「ラッキー」と考えた方がいいかもしれない。
また、女性のオーガズムを含め感度が研ぎ澄まされるかどうかは、その女性が10代から30代の間に出会う男性によって大きく変わってくる……と言っても過言ではないだろう。
終
エッセイ集
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