少し季節外れですが、成人式のお話です。
 成人を迎えた女の子たちがその日、振袖姿でそのままホテルに直行するってケースは結構多いようです。
 あるホテルコンシェルジュの話によると、成人式の日とその翌日は、必ずと言って良いほど、フロントに「着物が着れないので困ってるんです……」という泣きそうな声の電話が掛かってくるそうです。
 ホテル側でも手馴れたもので、直ぐに出張美容師さんや着付の先生を手配するそうです。
 最近ではラブホでもシティホテルと同様に、フロントにそういった電話が多いため、予め、美容師さん等と契約を結んでいるようです。
 つまり成人式の夜と翌日午前中は、美容師さんや着付けの先生方は大忙しのようですね。

 男性の皆さん、和服の女性とエッチを楽しむ時は、相手が自分で着れるか、着れないかをさりげなくチェックしてくださいね。
 着物は洋服より不自由ですが、その不自由さがかえって良い場合もありまして。
 では、どのような長所があるのか、ちょっとご説明しましょう。

 一般的に世の男性は和服の女性とデートをしても、上で述べたような理由もあって、最初からエッチなことを諦めている人も多いようです。二十歳頃の僕も同様でした。
 でも、ちょっと待ってください!
 もう少し着物について考えてみませんか?
 洋服というのは女性の場合、その種類はすごく沢山有ります。
 でも着物の型ってある程度決まっているじゃありませんか?
 若者向きでも、年配向きでも基本的にはいっしょです。
 せいぜい色や柄が違うだけですよね。

 女性が着物を着る時ってパンストは穿きません。
 ガードルや締めつける下着類もふつうは着けないですよね。
 つまり、洋服と違ってそれを脱がす手間はないわけです。
 これって早く『いいこと』をしたい男性にとっては大変ありがたいことですよね。

 着物の特徴に、袖の付け根に「身八つ口」という開きがあります。
 およそ20センチ弱くらい開いています。
 ここから手を入れると、柔らかくて暖かいふくらみに触れるはずです。
 ブラジャーのホックが前だ後だなんて気にする必要なんか全然ありません。
 ブラジャーを外さなくても、ふくらみに触れるなんて何と幸せな!
 オッパイを触る方法はまだあります。
 ストレートに胸元からそっと手を滑り込ませる方法です。
 まれに日本映画などでそんなシーンがありますね。

◇◇◇

 さて、次は二人きりになれたら……という条件でご説明します。
 彼女をやさしく横にしましょう。
 帯が……とおっしゃるかも知れませんが、そんな心配はいりません。
 着物の裾は簡単にいえば、2~3枚の布が巻かれているだけですから、外から順番に本をめくるみたいにめくっていって、少し上に辿っていくとそこはもう『恥じらいの丘』です。
 ね?簡単でしょう?

 さて、ここで一つの岐路に差し掛かります。
 どういうことかというと、彼女が自分で着付けできる子か、できない子かでこの後の男性の行動は変えなければならないからです。
 彼女が自分で着付けができる場合は、その気になっても、後は何ら心配もいりません。
 いくら乱れたって元に戻せるわけですから。
 でも考えてみてください。
 今時、着付けが自分でできる女性がどれだけいるでしょうか。
 女性の皆さまには大変失礼ですが。
 僕が過去、和服を着た女性とデートして帰りにホテルに寄って自分で着付けをした女性はたった一人だけでした。(僕でも着付け可能な浴衣は例外として)
 あとは、予め、ホテルフロントに依頼しておいて着付けの先生に来てもらいました。(ちょっと恥ずかしかったけど)
 もちろん数えられるほどの経験しかありませんが。

 では、「着付けはできないけど、かといって着付けの先生を呼ぶのも嫌だ」という方、ここで諦めないでくださいね。
 もし着付けはできなくても、着崩れくらい直せる方なら、「柔らかい動きで」という制限付きで、上に述べた方法で『恥じらいの丘』から『花園』へお散歩くださいませ。
ジョギングやマラソンはだめですよ。あくまでもお散歩ですよ。これは絶対のお約束ってことで。

 もし、着付けができない相手が振り袖の場合を考えてみましょう。
 振り袖の着付けは、自分で帯が結べません。
 帯結びが飾り結びと言って複雑なのです。(詳しくは知りませんが、あるおっしょはんがそう言ってました)
 それに髪だって豪華にセットしてあって、簡単に横にはなれません。
 だから、何にもできない……なんてことはありません。
 何しろ昔の日本女性はみんな着物を着て生活していたわけですから。
 さあ、そこで!どうしても気持ちが盛り上がって、天高くテントを張りそうな場合は、ひとつだけ方法があります。
 難しくありません。簡単です。
 つまり、後ろから……いたせばいいんです。
 これは、皆さんのほとんどがご存じですよね。
 ただ、着物が邪魔なので外側から順番にめくり上げてください。
 彼女の腕が疲れるでしょうが、そこは、優しく言葉掛けを忘れないでくださいね。
 腕立て伏せ途中でストップして頑張っているんですから。
 これは、昔から花街で旦那衆が贔屓の芸者と堪能する時に使っていた体位なんですよ。
 ご存知でした?
 着物の裾をまくり上げて、開いた形から『孔雀』という名前が付いています。
 ただし正確な体位名ではなくあくまで通称です。
 以前『失楽園』という映画で、喪服姿の黒〇瞳さんに役〇広司さんが使っていた技です。
 かなり前の映画ですが有名な映画なので見られた方は結構多いかも知れません。

 さあ、これであなたも着物でエッチができますね。
 え?成人式を迎える女性とはもう縁がないな~って?
 そんな人はぜひお正月に彼女とチャレンジしてみてくださいね!



















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