皆さんは『500メートルの恋』って言葉を聞いたことがありますか。
 人間は半径500メートルの範囲内に生活している異性と恋に陥りやすい、と昔からよく言われています。
 即ち500メートルと言うのが、人間が行動する場合の一般的なテリトリーだと思われます。

 例えば、社会人であれば、同じ会社(職場)、自分の仕事と関係のある得意先の人、出向先、カルチャークラブ内、近所の企業またはテナントで働く異性など。
 学生であれば、同じ学校の生徒同士、先生と生徒、同じクラブ、アルバイト先、等が該当するでしょう。

 つまり、日々頻繁に顔を合わせている相手とは気心も通じ合いやすく、会話を交わす機会が少々遅くなってもいつしか親近感が生まれやすく、また惹かれやすい傾向があります。
 遠い親戚よりも近くの他人という諺は少し意味が異なりますが、近くにいる人に対して好意を抱きやすいことを示唆しているのではないでしょうか。

 さて、この例に当て填めてみて、皆さんはいかがでしょうか?
 多かれ少なかれ、過去の恋愛のいくつかはそれに該当するのではないでしょうか。

 では僕の場合はどうでしょうか?
 5人前から遡って検証してみたいと思います(汗)
(ただし行きずりの恋は除外します)

A子……コンパで知り合った後、偶然某飲食店で再会して一気に深まる。
B子……某サイト関連でメールをもらう。雑談から急速に進展。
C子……ネットで知り合う。相談を受け次第に親交深まる。
D子……ネットで知り合う。ネット仲間からあるきっかけで一気に進展。
E子……サイト運営に関して相談を受ける。相談を受けているうちに進展。

(注:ネットの場合、出会いサイトのような意図的出会いは一切ありません)

 いかがでしょうか。
 僕の場合は、見事に『500メートルの恋』は当て嵌まりません。
『500メートルの恋』の経験となると、A子の時まで遡らなければなりません。

 ではどうして僕には該当しないのでしょうか。
 これにははっきりとした理由があります。
 僕の場合、自身のポリシーとして以前から仕事と恋愛とは完全に切り離します。
 公私は分別すべきと言うのが僕の基本的な考えなんです。
 仮に仕事で「あの人いいな~」と思ってもブレーキをかけ恋に落ちないように努めています。

 一般的に『500メートルの恋』は成立すると考えてよいと思いますが、PCやスマホなど情報通信の発達した現在、恋の形も変わりつつあるのかも知れませんね。





















エッセイ集

トップページ




inserted by FC2 system